[東京 22日 ロイター] -
<15:02> トルコリラ一段安、日本の個人は買い向かい
トルコリラ/円は一段安。一時28.14円まで下落し、過去最安値を更新した。米国との外交関係悪化やインフレリスク、金融政策の不透明感などが重荷となり、対ドルでトルコリラ売りが強まっている。
一方、日本の個人投資家は値ごろ感からトルコリラ買いが優勢という。「日本の個人の買いがトルコリラのクラッシュを押しとどめていると言えなくもない」(外為アナリスト)との声も出ていた。
<14:11> ドル112円前半で上値重い、日米休日前に持ち高調整
ドルは112.23円付近。午前の安値を下回り、一時112.15円をつけた。23日は日本が勤労感謝の日、米国が感謝祭休暇となるため、持ち高調整が行われているとみられる。
きょうは10月31日、11月1日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公開される予定。低インフレの継続性を巡る議論について注目されるが、12月利上げが織り込まれる中、相場を大きく動かす材料にはなりづらいとみられている。
テクニカル的には112円ちょうど付近にある日足一目均衡表の雲上限などが下値サポートとして意識されているもよう。
<12:10> 正午のドルは112円前半、株高には反応薄で軟調
正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル安/円高の112.28/30円。
感謝祭休暇とファンド勢の決算を目前に控えて参加者が細る中、ドル/円は日米の株高には反応せず、低迷する米長期金利を眺めながら、軟調な足取りとなった。
ドルは早朝の取引で112.50円と午前の高値を付けたものの、米10年国債利回りが一時2.34%台とニューヨーク終盤から続落して東京の取引を開始したことなどを受け、一時112.19円まで軟化した。
朝方には、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の発言が伝わったが、為替市場は特段の反応を示さなかった。
イエレン議長は21日、ニューヨーク大学での討論会で、バランスシートの縮小は「これまでのところ順調」と述べた上で、経済が加速も減速もしない金利水準である「均衡金利」について「近年は、市場が、われわれより若干早く(均衡金利の水準を)下方修正している」との見方を示した。
インフレは目標にそれなりに近いとの見解を示し、目標を下回るインフレ率でも徐々に金利を上昇させるのが適切であると指摘。
さらに、利上げは将来のネガティブなショックへの対応で鍵となるとの見解を示した。
<10:30> ドル112円前半、米10年債利回り続落への反応も
ドルは112.27円付近。
決算期と感謝祭休暇を控えたファンド勢の調整的な売買が主流となるなか、ドル/円は株高には連動しない一方で、米長期金利の低下にはある程度の反応(ドル売り)を示している。
米10年国債利回りは2.3471/3453%の気配で、前日ニューヨーク市場終盤の2.3577%から続落して東京の取引を開始。
ニューヨーク市場で同利回りは一時2.3346%まで低下。その後2.3737%まで切り返したが、ニューヨーク時間の午後はほぼ下げ一色だった。
米国債市場では、2―10年債の利回り格差が60ベーシスポイント(bp)を割り込んで2007年10月以来の58bp台まで低下し、話題を呼んでいる。
高齢化や潜在成長率の低下による均衡金利水準の低下で米長期金利が下げ基調にあることが利回り格差縮小の要因。
<09:36> ドル112円前半で軟調、投機筋は円売りポジションを部分的に圧縮
ドルは112.24円付近で軟調。朝方の高値は112.50円だった。
米国からテロ支援国家として再認定された北朝鮮を巡る不透明感がくすぶる中、投機筋は感謝祭休暇前に、円ショートのポジションを一部圧縮、または圧縮中とされ、ドル/円の上値の重さとして現れている。
ファンドなどの海外投機筋は、「ドル買い/円売りのストラテジーを諦めたわけではないが、決算や感謝祭休暇を控え、いったん、ポジションを軽くして、12月から仕切り直して、改めて円売りを仕掛けるスタンスが多そうだ」(国内金融機関)という。
<08:24> ドル112円前半、FRB議長「均衡金利の下方修正、市場やや早かった」
ドルは112.42円付近で小幅安。
ユーロは132円付近と早朝の高値132.12円から小幅下落。
イエレン議長は21日、ニューヨーク大学での討論会にで、バランスシートの縮小は「これまでのところ順調」と述べたうえで、経済が加速も減速もしない金利水準である「均衡金利」について「近年は、市場が、われわれより若干早く(均衡金利の水準を)下方修正している」との見方を示した。
インフレは目標にそれなりに近いとの見解を示し、目標を下回るインフレ率でも徐々に金利を上昇させるのが適切であると指摘。
さらに、利上げは将来のネガティブなショックへの対応で鍵となるとの見解を示した。
労働市場については、4.1%の失業率は「ゴールかゴールを下回る水準」まで低下したとしたうえで、利上げペースが遅すぎると、労働市場が過度にタイト化するリスクがあるとした。
ドルはイエレン氏の発言を挟んで112.34円まで軟化したが、現在は小幅に反発している。
<07:35> ドル111.90─112.90円の見通し、感謝祭休暇前で持ち高調整が主体
ドル/円は112.48円付近、ユーロ/ドルは1.1735ドル付近、ユーロ/円は132.12円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が111.90―112.90円、ユーロ/ドルが1.1690─1.1790ドル、ユーロ/円が131.50―132.50円とみられている。
感謝祭休暇を明日からに控え「持ち高調整主体の動きとなりそうだ。また、ドル112.70円から113円にかけて相応の売りがあるとされ、参加者が低迷する中で、113円を上抜けるエネルギーはなさそうだ」(外為アナリスト)とみられる。
米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長がニューヨーク大学での討論会に参加する予定で、その内容が今朝の午前8時以降に伝わると予想される。
また、10月31日、11月1日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公開される予定で、注目されている。
独連立協議決裂後のユーロについては、先行き不透明感があるものの、前日は安値が1.1713ドルとそれほど大きくは売られず、きょうも1.17ドルを下回る局面ではショートカバーや調整的なユーロの買戻しが予想される。
ドイツのメルケル首相は20日、少数政権を率いるより、再選挙実施が好ましいとの考えを示している。
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