[東京 16日 ロイター] -
<16:33> ユーロ下落、ドイツの連立協議に不透明感
午後4時過ぎにユーロは下押しが強まり、一時、ユーロ/ドルは1.22ドル後半から1.2216ドル、ユーロ/円は136円付近から135.34円までそれぞれ下落した。
ドイツの第2党、社会民主党(SPD)がメルケル首相との連立協議を拒否したとのニュースが出て、ユーロ売りで反応したという。これまで楽観的な見方が先行し、ドイツの政権が安定するとの思惑が出ていたが、先行き不透明感が強まった。
今週ユーロの堅調地合いが続いており、利益確定やポジション調整のきっかけに使われたとの指摘もあった。
<13:25> ドル110円後半、実需筋の買い一服
ドルは110.91円付近。短期筋主導の取引となっている。
前日海外時間に110.32円をつけた後、ほぼ一本調子で上昇。午後1時前に110.98円をつけた。市場では「日銀短観で示された2017年度の大企業・製造業の想定為替レート110.18円に近づき、輸入勢が外貨を手当てする絶好の機会としてとらえた」(国内金融機関)との声が出ていた。機関投資家からの大きなドル買いはみられなかったという。
<12:00> 正午のドルは110円後半、買い戻し先行で一時111円に迫る
正午のドル/円は、前日ロンドン市場の午後3時時点に比べ、小幅にドル高/円安の110.89/91円。15日のニューヨーク市場はキング牧師生誕記念日で休場。
早朝の取引で110円半ばを推移していたドルは、仲値にかけて徐々に買い進まれ、仲値公示後に110.94円まで上昇した。その後いったん軟化したものの、午前11時過ぎに再び110.95円まで上昇した。目先の上値めどは111円ちょうど、111.20円とされる。前日の海外市場でドルは4カ月ぶり安値となる110.32円付近まで下落した。
「極端な円高にはならないだろうが、ドル安局面であることは確かだ」(FX会社)とのべ、下値めどは110.15円、110円ちょうどという。
ドル/円については、米長期金利や株価との相関も薄れ、投機筋のポジション繰りに左右されやすい環境が続いている。
<10:14> ドル110円後半で堅調、米長期金利は2.55%台に小幅上昇
ドルは110.85円付近で堅調。
仲値にかけて徐々に買い進まれ、仲値通過後も110円の後半を維持している。
目先、上値のめどは111円ちょうど、111.20円とされている。
米10年国債利回りは2.5535/2.5498%付近で、前週末のニューヨーク市場終盤に比べ、若干上昇している。
ドル指数は90.543付近で前日比で0.47%低下。
<09:12> ドル110.70円付近で買戻しが優勢、上値めどは111円ちょうど
ドルは110.70円付近。前日一時110.32円付近まで下落し約4カ月ぶり安値をつけたが、今朝は買い戻しが優勢となっている。
目先の上値めどは111円ちょうど。
最近の外為市場では「ドル/円相場と米金利や株価は相関を失い、トランプリスクが意識され、ドル安トレンドになっている」(FX会社)という。
トランプリスクには、ロシアゲート問題や地政学リスクのみならず、認知症の可能性など本人の健康問題も含まれるという。
<08:20> 英ポンド152円半ば、賃金の伸びは英利上げに不十分と英政策委員
英ポンド/円は152.48円付近、英ポンド/ドルは1.3795ドル付近。
前日の欧州市場では、投機筋主導のユーロ高に、英ポンドが連れ高となり1.3819ドルとブレグジット決定直後の水準まで上値を伸ばした。
一方、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のテンレイロ金融政策委員は15日、賃金の伸びのみでは追加利上げの根拠としては不十分であり、生産性の動向や他の要因も合わせて見極める必要があるとの見解を示した。
また、英経済の規模を見極めるには「大きな」問題が存在するとし、とりわけ金融危機以降増加した自営業者の生産性を判断することは困難との認識を示した。
市場では「利上げして上がらないドルよりも、金融政策の変更のある通貨を物色する動きが目立っている」(トウキョウフォレックス上田ハーロー、阪井勇蔵氏)との意見も出ている。
また、年初からのユーロ高、欧州通貨高は投機筋の主導であり、年金などの機関投資家が本格的に動いている兆候は見られない、との指摘も聞かれている。
<07:40> ドル110─111円の見通し、110円前半ではドルの押し目買いも
ドル/円は110.50円付近、ユーロ/ドルは1.2267ドル付近、ユーロ/円は135.53円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が110.00―111.00円、ユーロ/ドルが1.2210─1.2310ドル、ユーロ/円が135.10―136.10円とみられている。
前日の欧州市場ではユーロが1.2296ドルまで急伸し、2014年12月以来約3年ぶりの高値を付けた。市場では依然、12月のECB理事会の議事要旨でタカ派的な内容が確認されたことを手がかりに、投機筋を中心としたユーロ買いが続いている。
他方、ドルは、前日休場だったニューヨーク時間の終盤に110.32円付近まで下落し、2017年9月15日以来4カ月ぶりの安値をつけた。
「東京時間には110円前半でドルの押し目買いも入りそうだが、前日は株価が上昇した割にはドル/円の上値が重く、戻りが鈍いという印象だ」(外為アナリスト)とされる。
きょうも、投機筋の興味が集まっている欧州通貨の動向が注目される。
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