[東京 20日 ロイター] -
<10:24> ドル106円前半でもみあい、米中の貿易摩擦を警戒
ドルは106.10円付近。祝日前の五・十日ということもあり、仲値に向かって輸入企業のドル買い/円売りが出た。一時106.14円まで上昇。その後はもみあいとなっている。
トランプ政権は中国からの輸入品のうち最大600億ドルに相当する製品に関税を課すことを23日までに公表する。テクノロジーや通信、知的財産分野が対象という。
「トランプ大統領は中間選挙を意識して中国に対する圧力を一段と強めてくるだろう。米国の通商政策による米中関係の悪化が想起される以上、ドル買い圧力は強まりにくい」(外資系証券)との見方が出ていた。
チャートでは短期的に3月16日安値105.60円が下値の重要ポイントとして意識されている。
<09:26> 英ポンドが上昇基調、EU離脱後の「移行期間」合意で
英ポンド/円は148円後半。前日は英ポンドの強さが目立ち、一時149円半ばまで上昇した。
英国と欧州連合(EU)が、ブレグジット後の経済混乱を避けるための措置である「移行期間」導入で合意。英国はひとまず2020年末までEUの単一市場との関税同盟を維持する見通しとなった。
きょうは英国で消費者物価指数が発表される。市場予想を上回れば「英国の5月利上げ期待が高まる」(IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト)といい、注目されている。
<07:53> ドル105.50─106.50円の見通し、株安を警戒しつつ様子見
ドル/円は106.05円付近、ユーロ/ドルは1.2337ドル付近、ユーロ/円は130.86円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が105.50―106.50円、ユーロ/ドルが1.2280─1.2380ドル、ユーロ/円が130.20―131.20円とみられている。
日本は祝日前、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表前ということもあり、様子見ムードが強くなりそうだ。海外時間の流れを引き継ぐ形で日本株は売りが先行でスタートするとみられ、想定以上に大きな下げとなれば、ドル/円も連れ安となりそうだ。
きょうは20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の最終日となるが、今のところ為替市場への影響はないとみられている。
そのほか、雨宮正佳、若田部昌澄両氏が日銀副総裁に就任。オーストラリア中銀理事会議事要旨や英2月消費者物価指数、独3月ZEW景気期待指数などの発表もある。
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