[東京 9日 ロイター] -
<07:34> ドル106.60─107.60円の見通し、株価動向とシリア情勢に注目
ドル/円は106.94円付近、ユーロ/ドルは1.2277ドル付近、ユーロ/円は131.55円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が106.60―107.60円、ユーロ/ドルが1.2260─1.2340ドル、ユーロ/円が130.80―131.80円とみられている。
前週末6日のニューヨーク市場では。米中貿易摩擦への懸念や、3月の米雇用統計で雇用の伸びが鈍かったことなどからドルが下落した。中国商務省の高峰報道官6日の記者会見で、中国は米国の追加関税措置に躊躇なく対応すると述べた事を受け、ドルの下落が加速した。ダウ平均株価は570ドル強値下がりしたほか、主要株価指数が軒並み2%を超える下げとなった。
きょうの東京市場は米雇用統計の内容などの消化に集中し、方向感が出にくいとみられている。引き続き「トランプ氏の不規則発言やシリアでの軍事的な緊張などにも注意が必要だ」(外為アナリスト)という。
米国防総省は5日、シリアにおける過激派組織イスラム国(IS)との戦いについて、トランプ大統領と協議したが、米国の軍事政策に変更はなく、撤退の日程などの指示も受けていないと明らかにした。
政府高官が4日明かしたところによると、大統領は国家安全保障会議(NSC)でISを駆逐するため米軍の派遣期間を多少延長することに同意したが、比較的早期の撤退を望んでいる。米軍はシリアで空爆を行い、特殊部隊を含め2000人前後が駐留している。
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