May 31, 2018 / 6:50 AM / 22 days ago

〔マーケットアイ〕外為:ユーロ1.16ドル後半に上昇、イタリア国債利回り低下で

[東京 31日 ロイター] -

<15:45> ユーロ1.16ドル後半に上昇、イタリア国債利回り低下で

ユーロは1.1679ドル付近。一時1.1688ドルまで上昇し、きょうの高値をつけた。背景はイタリア国債の利回りが急低下したこと。

イタリア国債10年物利回りは現在2.786%付近。欧州序盤の取引で2.967%から2.756%まで低下した。前日の終盤は2.961%付近だった。

イタリア国債の利回り低下に合わせて、ユーロは1.1660ドル付近から1.1688ドルまで上昇した。ユーロ/円も127.20円まで上値を伸ばした。

イタリアの大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」は30日、ユーロ懐疑派エコノミストのパオロ・サボーナ氏の経済相擁立を断念するよう、新政権樹立で連携する極右派の「同盟」に呼びかけた。   五つ星はこれに先立ち、組閣作業を円滑に進めるために、サボーナ氏に指名を辞退するよう申し入れた。

五つ星は同盟と共にサボーナ氏の経済相起用を推していたが、マッタレッラ大統領は先週、同氏の起用を拒否。これを受け、2党が推したジュセッペ・コンテ氏が組閣を断念するなど、イタリアの政局混迷は深まっていた。

<14:40> ドルは108円後半、ユーロは1.16ドル後半に上昇

ドルは108.77円付近。ユーロ/ドルの上昇を受けて、ユーロ/円が127円台を回復し、ドル/円にも追い風となっているとみられる。

一方、ユーロは1.1687ドル付近ときょうの高値圏。

イタリア政局を巡る過度なリスク回避が後退し上値を伸ばしているほか、日経平均の上昇も支援材料となっているもよう。

中国国家統計局が31日発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.9となり、4月の51.4から上昇し、市場予想も上回った。8カ月ぶりの高水準で、景気減速懸念を和らげる内容となった。

業況改善・悪化の節目となる50を22カ月連続で上回った。ロイターがまとめたアナリスト予想は51.3だった。

<13:08> ドル指数は94付近、ユーロの反発で半年ぶり高値から反落

ドル指数は94.045付近。

イタリア政局の混迷で29日には95.025と約半年ぶりの高値をつけたが、前日は市場のリスク回避が後退したことで、ユーロが反発し、結果的にドル指数は1ポイント低下して現在に至っている。

米金利の上昇や欧州経済の減速を背景に、ドル指数は4月から上昇に転じたが、米多国籍企業にとっては、外貨で得た利益をドルに転換した額が目減りすることになる。

キングズビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルト氏は「第2・四半期に影響が表れるとは今はまだ断言できないが、この状態が続けば第3・四半期には表れてくるだろう」と話す。

トムソン・ロイターのデータによると、アナリストはS&P総合500種株価指数を構成する企業の利益の伸びが鈍化すると予想している。   

また、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの推計では、増収に対する為替要因の寄与も2%ポイントと、過去6年間で最も大きかった。同行によると、10%のドル高が続けばS&P500種構成企業の利益は通常3─4%押し下げられる。

<12:08> 正午のドルは108円半ば、上値伸びず

正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅安の108円半ば。前日海外市場ではイタリア情勢の小康を受けて円が売り戻されたが、その動きは早くも一服となった。

市場では、イタリアの政治状況は依然予断を許さないとの見方が大勢。リスク回避姿勢の後退を支えとする追加的な円売りには、慎重姿勢を示す声が出ている。ドルは午前の取引で108.54円まで反落した。

海外で急伸したユーロは1.16ドル半ばでもみあい。前日は「下値で投資家の買いが入ったことが反発を勢いづけた」(外銀)ものの、買いが一巡した後は見送りムードが強かった。

<11:00> あすからMSCI株指数に中国採用、資金流入に関心

米MSCIはあす6月1日から、中国人民元建て株式(A株)の大型株234銘柄をグローバル指数と地域別指数に組み入れる。新興国株指数に占める中国の割合は0.39%となり、9月の追加組み入れで0.78%へ上昇する。

指数採用に伴う資金流入見込み額は、市場推計で150─200億ドル程度。現時点では「額が小さいため直接的なインパクトは限定的だろう」(国内金融機関)との受け止めが多いが、今後A株すべてが組み入れられることになると、4000億ドル超の資金が流入するとの試算もある。人民元の国際化を目指す中国政府は「海外投資家のA株購入をサポートし続けるのではないか」(外銀)と期待する声も出ている。

人民元の対ドル相場は現在6.41元半ば。ドル高が一服となったことから、前日につけた4カ月半ぶり安値からやや切り返している。

<09:30> ドル108.54円まで小幅下落、上値の重さ再確認

ドルは108.54円まで小幅下落。109円台が近づくと戻り売り圧力が強まるとの指摘が出ている。

ドルは29日海外市場で109.11円、30日も109.07円まで一時上昇したが、その後すぐに反落。明確な109円乗せに2度失敗した格好だ。上値は重いとみた短期筋が戻り売りに動いているほか「イタリア情勢の急速な悪化で円が急伸したため、それまでもう一段の円安を期待していた輸出企業が、売り水準を切り下げている」(邦銀)ことも影響しているようだ。

<08:44> ユーロ大幅反発、オプション市場は懐疑的

前日はユーロが大幅反発。大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」と右派「同盟」が経済相候補を差し替え、再び連立政権の樹立を目指している動きが明らかになったことで、ユーロ/円は前日につけた11カ月ぶり安値の124.62円から127.32円まで3円弱急伸。ユーロ/ドルも10カ月ぶり安値の1.15ドル前半から1.16ドル後半へ150ポイント強値を戻した。

急反転をうながしたのはイタリア市場の反発。主要株価指数は2%超上昇し、2年債利回りは再び2%を割り込んだ。文字通り同国の政局の行方に「一喜一憂している」(証券)情勢だ。

一方、オプション市場の反応は鈍さが目立った。ロイターデータによると、ユーロ/円の予想変動率(インプライド・ボラティリティー)は1カ月物で10.1%付近と2月以来の高水準で小幅な調整にとどまり、ユーロ/ドルも一時9%前半と3カ月ぶりぶり高水準に到達。その後は7%台まで低下したものの、リスクリバーサルは依然として1年ぶりの大幅なユーロプットオーバーで、ユーロの先安感が根強いことを示している。

<07:55> ドル108.30─109.30円の見通し、底堅い動き

きょうの予想レンジはドル/円が108.30―109.30円、ユーロ/ドルが1.1610─1.1730ドル、ユーロ/円が126.30―127.60円とみられている。

日中は底堅い動きが続く見込み。イタリア市場の反発や米株高を背景に、リスク回避ムードが和らぐ形で、ドルは前日つけた1カ月ぶり安値の108.11円から109円台へ切り返した。

しかしその実態は「(急落した)ユーロのショートカバー祭り。イタリア情勢そのものはまだ紆余曲折が予想される」(国内金融機関)という。堅調推移となりそうな日本株はドル/円の下支えになるが、一段の買い戻しには慎重な声が出ている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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