December 28, 2018 / 6:26 AM / 6 months ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル110円後半、来週も円高リスクを意識

[東京 28日 ロイター] - <15:23> ドル110円後半、来週も円高リスクを意識

ドルは110.60円付近。

今年最後の営業日となる東京市場でドルは伸び悩んだ。米国株の乱高下が収束しない中、一部の米政府機関閉鎖の越年懸念もあり、ドルの上値は重かった。

さえないドルの値動きを横目に、ユーロは1.1467ドルと約1週間ぶりの高値をつけた。市場では「ユーロ圏で特に好材料があるわけではなく、ドル安の裏側で他律的なユーロ高となっている」(国内銀)という。

東京市場の正月休み中、また、休み明けには重要イベントが予定されるが、東京市場参加者の間では来週も円高リスクが意識されている。

3日には、米12月ISM製造業景気指数の発表が予定される。

11月の景気指数は59.3と前月から1.6ポイント上昇し、予想を上回ったが、調査対象18業種のうち、成長を示したのは13業種にとどまり、改善の広がりは見られなかった。

4日には、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長、前議長のイエレン氏、元議長のバーナンキ氏が米経済協会(AEA)年次総会で発言する機会があるが、金融政策に関連するコメントをするかは現時点では不明。

同じく4日には、12月の米雇用統計の公表が予定される。11月の雇用統計では平均時給が伸び悩んでおり、今回も時給の伸びの強さが注目される。

<13:57> ドル110.60円付近、米株の急落で米消費の冷え込みも

ドルは110.60円付近で伸び悩んでいる。正午前後に110.82円まで一時上昇したが、まもなく反落した。「薄商いで、値が飛びやすい状況が続いている。東京市場は正月休みが長いので、休み前の調整的なドル売りがみられる」(外為アナリスト)という。

外為市場では、米国株の急落を受けた逆資産効果による米国の消費へのマイナスの影響が懸念されている。

米商務省が21日に発表した11月の個人消費支出は前月比0.4%増だったが、賃金の伸びは緩やかなままで、現在の消費の拡大ペースは持続的でないことが示された。

コンファレンス・ボード(CB)が昨日発表した12月の米消費者信頼感指数は128.1と前月の136.4から大幅に落ち込み、7月以来の低水準となった。低下幅は2015年7月以降で最大。現況指数、期待指数も前月から低下。各指数の低下は、株式相場の急落が背景とみられる。

一方、26日の市場で話題となったマスターカードの利用・決済状況をまとめた調査では、今年の米年末商戦の売り上げは前年比5.1%増加し8500億ドルを超えた。CBデータとの乖離は、マスターカード調査に消費が堅調だった11月分が含まれているために生じているとみられる。

<12:00> 正午のドルは110円半ばに反落、米株に対する警戒感続く

正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の110.59/61円。ユーロは堅調で一時1.1463ドルと1週間ぶり高値を更新した。

前日のニューヨーク市場終盤でドルは、米国株の急反発に足並みを合わせて買い戻されたが、東京市場の正午までに上昇分をほぼ返上した。

仲値公示にかけては110.89円まで上昇したが「思ったより実需のドル買いが少なかった」(国内銀)とされ、その後はジリ安となった。

「米国株の乱高下が続く限り、警戒ムードはぬぐえない」(外為アナリスト)との意見が聞かれた。

市場では「米中IT戦争」とも呼ばれるIT分野での両国のつばぜり合いの行方が懸念されており、ドル相場にはマイナス要素となっている。

複数の関係筋は、トランプ大統領が国内企業に対し、中国のファーウェイとZTEが製造した通信機器の利用を禁止する大統領令を来年に発令することを検討していることを明らかにした。

<11:37> ユーロ1.14ドル半ば、仏財政赤字拡大予想は材料視されず

ユーロは1.1450ドル付近で堅調。

ユーロ/円は126.66円付近ときょうの安値圏。ドル/円で円高が進んでいるため、ユーロ/円の上値を重くしている。

フランスは前週、来年の財政赤字が対GDP比3.2%と、当初計画の2.8%から増大する可能性があるとの見方を示した。

欧州委員会のエッティンガー委員(予算・人事担当)は27日、フランスの財政赤字が2019年に欧州連合(EU)の上限である対国内総生産(GDP)比3%を上回ることは、1回限りなら例外的に容認するとの立場を示した。

市場では「イタリアの財政赤字の件で食傷気味になっているせいか、フランスの赤字を嫌気してユーロが売られるという展開にはならなかった」(マネー・ブローカー)との指摘がでていた。

前日の海外市場では、米国の弱い経済指標を受けてドル安、米国株安が進んだ局面で、ユーロが買い進まれ、一時1.1454ドルと約1週間ぶりの高値をつけた。きょうも高値圏を推移している。

<10:50> ドル110円後半、NY市場終盤の上昇を打ち消す動き

ドルは110.80円付近。。一時110.76円まで下落し、前日ニューヨーク市場終盤の上昇分を返上する格好となっている。

前日のニューヨーク市場終盤ではドルが110.46円の安値をつけた後、米国株が買い戻されたことに反応して、111.10円まで買い戻された。

米WTI原油先物は46.03ドル付近と前日ニューヨーク終盤から反発している。

米原油先物と相関が高い米長期金利も2.77%半ばと若干持ち直している。

ただ外為市場の関心は、もっぱら株式市場の動向に注がれている。

「前日は、英、仏、独の株価が2016年以来の安値を更新し、上海株も弱く、米国発の株安が、欧州やアジアにも飛び火している」(外為アナリスト)との指摘が聞かれる。

<09:26> ドル110円後半、実需勢はドル売りオーダー残して年越し

ドルは110.91円付近。ユーロは126.91円付近。

実需筋の多くは、最近の円高トレンドに鑑みて、ドル売りのリーブオーダーを残して正月休暇に入るとみられる。

そうしたオーダーが集中しているのが111.50円付近とされ、111円半ばに近づくと、上値が重くなる展開が予想されている。

一方で、110.50円から前半ではドル買い需要もあるとみられ、110円半ばが短期的な下値めどとなりそうだ。

「当面の下値めどは心理的節目の110円で、それを割り込めば108円台までの円高がありうる。108円を下回れば、このところのドル買いの主役だったM&Aに関連するロングポジションのヘッジのかけ直しが予想され、ドル売りを加速させる余地がある」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏はみている。

<08:00> ドル110円後半、米政府機関閉鎖は越年の見込み

ドルは110.91円付近。

前日のニューヨーク市場ではドルが弱い経済統計などを受け一時110.46円まで下落したが、その後は111円台に切り返すなど不安定な値動きを見せた。

12月米CB消費者信頼感指数は128.1と、前月の136.4から大幅に落ち込み、7月以来の低水準となった。市場予想は133.7だった。

こうしたなか、複数の関係筋は、トランプ大統領が国内企業に対し、中国のファーウェイとZTEが製造した通信機器の利用を禁止する大統領令を来年に発令することを検討していることを明らかにした。

同報道が伝わった前日東京市場の終盤ではドルが弱含んだ。

一方、ロイター/イプソスが27日に公表した調査結果によると、米政府機関の一部閉鎖の責任はトランプ大統領にあると考える人が議会民主党員にあると考える人の数を上回った。

政府機関の一部閉鎖の解除に必要なつなぎ予算を巡り、与野党は前日も数分間会談したが、打開策を見出すことはできなかった。閉鎖は来週も続き、年明けまでとなる可能性も高い。

市場では、「米国経済の減速の兆候や、米国株の高ボラティリティ、米政治の不安定さなど、リスク要因が山積したまま越年する可能性が高く、腰の入ったドル買いはできそうもない」(邦銀)との意見が聞かれた。

<07:30> ドル110.50─111.50円の見通し、111円を中心とする小幅な値動き

ドル/円は110.93円付近、ユーロ/ドルは1.1429ドル付近、ユーロ/円は126.74円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が110.50―111.50円、ユーロ/ドルが1.1380─1.1480ドル、ユーロ/円が126.20―127.40円とみられている。

東京市場は今年最後の取引日となるこの日、事業法人などの実需の参加者も減ると予想され、方向感が出にくい。

「米国株の不安定さが続いていることや、英国や中国の株価も安値更新するなど、リスク回避の環境は続いている」(外為アナリスト)とされる。

また、米国の一部の政府機関の閉鎖は、トランプ大統領と議会の歩み寄りが見られないため、越年することが予想され、ドルにとっては「トランプリスク」として、ネガティブな材料となり得る。

この日は「大納会なので、株価が予想以上に大きく上昇するようであれば、円売りの流れもあり得るが、リスク要因がなくなったわけではないことから、111円台前半は上値が重くなりそうだ」(同)という。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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