February 27, 2019 / 7:30 AM / 7 months ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル110円前半に軟化、インド・パキスタンに緊張

[東京 27日 ロイター] -

<16:20> ドル110円前半に軟化、インド・パキスタンに緊張

ドルは110.37円付近に軟化している。インドとパキスタンの間の地政学リスクの高まりを警戒したドル売り/円買いが出ている。

パキスタン軍報道官は27日、パキスタン領空でインド機2機を撃墜したことを明らかにした。2機のうち1機は、両国が領有権を争うカシミール地方のインド支配地域に墜落。もう1機はパキスタン支配地域に墜落し、パイロットを拘束したという。

インド政府は26日、同国の空軍機が同日、パキスタン国内のイスラム過激派ジェイシモハメドの拠点を狙った空爆を実施し、武装勢力のメンバー多数が死亡したと発表していた。

<14:30> ドル110円後半、ロシア疑惑の捜査報告書を警戒する声も

ドルは110.58円付近で膠着気味。株高でも米長期金利が2.63%台と低水準なため、ドル買いに弾みがつかない。昨日、一昨日と126円台に乗せていたユーロも今日は調整ムードで、現在125.84円付近。

ベトナムのハノイでの米朝首脳会談、来月にもトランプ大統領のフロリダ州の別荘で開催予定の米中首脳会談など、大統領選再選を目指すトランプ氏による「トランプ劇場は佳境を迎えつつある」(エコノミスト)。

一方、米国では米大統領選へのロシア介入疑惑を捜査するモラー特別検査官が、近々捜査報告書を取りまとめる予定で、市場はトランプ氏の刑事訴追の有無に関心を注いでいる。 「このところのドル買いが短命に終わる背景の一つには、ロシアゲートを巡る不透明感もある」(FX会社)という。

米合衆国憲法は「重大な犯罪および非行」を犯した大統領は議会による弾劾で罷免できると定めている。しかし裁判で大統領の刑事責任を問えるかどうかについては記述がなく、最高裁判所もこの問題について見解を示していない。

一方、専門家によると、米司法省は数十年来、現職大統領は刑事訴追できないとの立場をとっている。

<13:13> ドル110円後半、驚くほど悪い米住宅市場で米長期金利は2.63%台

ドルは110.60円付近でこう着気味。午前の取引でドルの値幅はわずか10銭だった。

「昨日、一昨日と111円に乗せたことで、上方向の視界が開けてきたかと思ったが、111円台の滞空時間は、今回も短期で終わってしまい、元の木阿弥となった」(外為アナリスト)という。

ドルが111円に定着できなかった背景には、好調な7年国債入札や12月の米住宅着工件数が「驚くほど悪かった」(同)ことで、米長期金利が一段と低下したことがあるという。

米商務省が26日発表した2018年12月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比11.2%減の107万8000戸と、16年9月以来の低水準に落ち込んだ。市場予想は125万戸だった。一戸建てと集合住宅がともに減少。米経済が昨年第4・四半期に鈍化したことが示された。 11月の数字は当初発表の125万6000戸から121万4000戸に下方改定された。

米財務省によると、米7年国債入札の最高落札利回り2.538%と午後1時時点のWI取引を1ベーシスポイント下回った。 同入札結果を経て、米10年国債利回りは2.6320%まで低下。この日は2.6280%まで一段と低下し、1週間ぶりの低水準となったことで、「ドルがいっそう買いにくくなった」(金融機関)という。現在は2.6375%付近を推移している。

JPモルガンが26日公表した週間調査によると、米長期国債に対する投資家のポジションが過去約2年半で最も強気な水準となった。世界的な景気減速の兆候や米連邦準備理事会(FRB)のバランスシート正常化停止の可能性が背景。

長期債保有がベンチマークより多い「ロング」と、ベンチマークより少ない「ショート」の差は11%と、2016年9月12日以降で差し引きのロングが最も大きい水準となった。前週は5%の差でロングが上回っていた。

<12:12> ドル110円半ば、午前の値幅わずか10銭

正午のドルは前日NY市場終盤の水準と変わらずの110円半ば。きょうも東京市場の主要通貨は目立った動きを見せず、午前の値幅は上下わずか10銭だった。

市場では、米中通商協議や英国の欧州連合(EU)離脱問題など「関心の強いテーマが多いことで、逆に手控えムードも広がりやすい」(トレーダー)との声が出ていた。

通貨オプション市場では、1カ月物の予想変動率が5.2%まで低下。年初来最低水準へ再接近している。

<09:20> 英ポンド146円半ば、3カ月ぶり高値圏

英ポンドは現在146円半ば。海外市場では147円台まで一時上昇し、昨年11月15日以来3カ月ぶり高値を付けた。円は全般に堅調だが、ポンドの買い圧力が上回る形で底堅い動きが続いている。

手掛かりは引き続き、欧州連合(EU)離脱期日延期と「合意なき離脱リスクの後退」(外銀)。メイ首相は26日の議会演説で「3月29日に合意がないままEUを離脱するのは、議会の明確な同意がある場合だけだ」と発言。期日延期を容認する新方針を示した。

EU当局者も「英から期日の延期要請があれば前向きに検討される」としており、市場に台頭していた不安定要素はやや後退した格好だ。

ポンドは前日、全面安となったドルに対しても大きく上昇。1.32ドル後半と昨年9月以来5カ月ぶり高値を更新した。

ドルは110.57円付近で小動き。

<07:53> ドル110.00─110.90円の見通し、上値重い

きょうの予想レンジはドル/円が110.00―110.90円、ユーロ/ドルが1.1360─1.1450ドル、ユーロ/円が125.50―126.30円とみられている。

海外市場ではドルが全面安。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は議会証言で「据え置き姿勢を強調した」(外銀)といい、内容はハト派的と解釈した参加者が多いようだ。米10年債利回りも2.63%付近と年初来の下限に接近しており、ドルは軟調展開になりやすい。

きょうからベトナムの首都ハノイで始まる米中首脳会談では、日本時間午後8時30分から20分間の会合が行われ、その後約1時間半の夕食会が予定されている。過去の会談時はドル/円に大きな影響は見られなかったが、今回は共同声明をまとめる可能性もあるだけに、関連報道には要注目だ。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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