March 8, 2019 / 5:56 AM / 5 months ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル111円前半に下落、中国の2月輸出急減を嫌気

[東京 8日 ロイター] -

<14:47> ドル111円前半に下落、中国の2月輸出急減を嫌気

ドルは111.12円付近できょうの安値圏。

テクニカルに重要な下値支持線だった111.35/40円を割り込んだことで、下げが加速している。

中国の2月の貿易統計やそれを受けた株価の下げ幅拡大も、リスク回避の円買いに結びついているという。

クロス円も下げ幅を拡大しており、ユーロは現在124円前半と昨日から約2円安となっている。

中国税関総署が先ほど発表した2月の貿易統計によると、ドル建て輸出は前年同月比20.7%減となり、アナリスト予想(4.8%減)を上回る大幅な落ち込みとなった。1月は9.1%増だった。

2月の輸入は5.2%減と、こちらも市場予想(1.4%減)を上回る減少となった。1月は1.5%減少した。

アナリストによると、2月の貿易統計は旧正月の影響で変動が大きくなる傾向があるとされるが、市場では、「昨日のECB、きょうの中国貿易統計と、ネガティブ・サプライズが相次ぎ、市場ではリスク回避のセンチメントを背景に円買いが広がっている」(外為アナリスト)という。

貿易収支は41億2000万ドルの黒字で、黒字幅は1月の391億6000万ドルから急減し、市場予想の263億8000万ドルも下回った。

<13:22> ドル111円前半に軟化、米国の対日赤字巡る懸念も

ドルは111.35円付近できょうこれまでの安値圏。

為替市場では、オプション関連のオーダーが、昨日、一昨日とドル/円のこう着感に寄与していたとされるが、それらのオプションが期日を迎えたことでオプションの重しがとれて、あらためて円買いになっているという。

円買いの材料は、金融市場に広がるリスク回避のセンチメントだ。

こうしたセンチメントの背景には、中国や世界経済の減速懸念に加え、ドル/円に関しては、日米通商交渉を巡る懸念もあるという。

米国の2018年の貿易赤字は前年比12.5%増の6210億3600万ドルと、08年以来10年ぶりの高水準となった。

近く始まる日米通商協議では、為替条項の導入も含め、米国が対日赤字の圧縮を要求してくる可能性がある。

8日付の日経新聞によると、安倍首相はトランプ大統領に、日本企業が米国で3万7000人の雇用創出と2兆円超の投資をすると説明したことが、7日に分かった。

トランプ氏は6日、ホワイトハウスに企業経営者らを集めた会合で、「安倍首相が先日『日本が少なくとも7つの大きな工場を米国に移す』と話していた」と述べた。

「日本からのコミットメントが、米国との貿易交渉で有利に働けばよいが、逆に何でも言うことを聞くと足元を見られ、無理な要求を突きつけられかねない」(国内金融機関)との懸念も示されていた。

<12:12> 正午のドルは111円半ば、円が底堅い

正午のドルは111円半ば。一時111.43円まで下落し、1日以来1週間ぶり安値をつけた。

アジア株が全面安となる中、円の堅調さが目立った。ユーロは124円後半と3週間ぶり、南アフリカランドも7.68円付近と2カ月ぶり安値圏で低迷するなど、前日海外で急落した両通貨とも、切り返しの動きがほとんど見られなかった。

市場ではリスク回避ムードが強まっており、ドル/円はしばらく「下値を試しそう」(外銀)との指摘が出ていた。

<09:38> ユーロ124円後半、成長予測の大幅下方修正に懸念

ユーロは124円後半。海外市場ではECB理事会前の126円前半から124.68円まで急落、2月18日以来3週間ぶり安値をつけたが、その後も戻りはほとんどなく、上値の重さが目立っている。

市場では、ECBが政策金利のフォワードガイダンスを修正、貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の導入を決めたことなどが驚きをもって受け止められているが、注目が集まっているのは、その理由となった成長率の大幅下方修正。今年の域内成長率予測を1.1%と、昨年12月の1.7%から大幅に引き下げた。

「予想以上に大幅な成長見通しの下方修正で、金利市場は年内だけではなく、来年も政策金利を据え置く可能性を織り込み始めたようだ。市場が(ECBの)新たな慎重姿勢を織り込む過程で、ユーロはさらに下落圧力が加わる可能性が高い」(JPモルガン)との声も出ている。

海外市場で1年9カ月ぶり安値をつけたユーロ/ドルも、同様の動き。1.1190ドル付近で上値が重い。

ドル/円は111円半ばで売買が交錯。

<07:57> ドル111.00─112.00円の見通し、円高リスク

きょうの予想レンジはドル/円が111.00―112.00円、ユーロ/ドルが1.1130―1.1250ドル、ユーロ/円が124.20─125.30円。

海外市場では主要国株安を受けて円が全面高。「予想以上に踏み込んだ」(外銀)欧州中央銀行(ECB)理事会の決定とドラギ総裁の発言で、ユーロ/ドルが17年6月以来1年9カ月ぶり安値を更新するなど、ドルも大きく上昇した。

ドルと円が同時に強含んだため、ドル/円は売買が激しく交錯。海外市場では111.48─111.86円と狭いレンジ内をさまよった。きょうは注目の2月米雇用統計の発表を控えて値動きが鈍る可能性もあるが、ドル高に歯止めがかかるような状況となれば、相対的に円が上昇しやすくなるリスクもある。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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