October 2, 2019 / 1:37 AM / 20 days ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル107円後半、習主席の演説は建国当時を想起させるとの声

[東京 2日 ロイター] -

<10:28> ドル107円後半、習主席の演説は建国当時を想起させるとの声

ドルは107.70円付近で狭い取引レンジの中を一進一退。

ユーロは1.0937ドルと前日つけた2年5カ月ぶり安値から反発した。

市場では、中国建国70周年に当たる1日、香港で展開された反政府デモとの衝突で警察が実弾を発砲し、デモ参加者が負傷したことが話題となっているが、今のところ為替相場に直接的な影響は出ていない。

約4カ月にわたる抗議運動で、実弾による負傷者が出たのは初めてとなる。

一方、中国が建国70周年を迎えた1日、習近平国家主席は記念式典で演説し、「どの勢力も、中国の地位を揺るがしたり、中国の人民と国家が前進するのを止めることはできない」と述べた。また大規模な軍事パレードが行われ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など、最新兵器が公開された。

市場では「習主席はきのうの演説で『偉大な中華人民共和国万歳』としたが、イントネーションを含めてその話し方は、1949年の毛沢東氏の演説に酷似している」(中国専門家)との見方が出ている。

演説と同日に香港の大規模なデモで負傷者が出たことは皮肉だが、中国がその権威を誇示しようとしている事実の表裏(おもてうら)であると同氏はみている。

習主席はまた、香港とマカオの持続的な繁栄と安定を維持するとともに、「完全な統一」に向けた努力を続け、中台関係の平和的発展を促進する必要があるとの考えも示した。

<08:50> ドル107円後半、弱いISM受け10月米追加利下げに現実味

ドルは107.73円付近で小動き。ユーロは117.73円付近で同じく小動き。

前日のニューヨーク市場では、米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が47.8と、前月の49.1から悪化し、2009年6月以来約10年ぶりの低水準を記録したことや、同指数が2カ月連続で景気拡大・縮小の節目となる50を下回ったことで、ドルが全般に売られた。

市場では、「10月は利下げ見送りだと思っていたが、トランプ氏の『口撃』もあり、今までのパターンが踏襲されるとすれば、FOMCは利下げせざるをえなくなるのではないか」(国内金融機関)との声が聞かれた。

「(投機筋が保有していた)ドルのにわかロングは、前日ドルが108円を割り込んだ時点で切らされたとみている。今はドル/円のポジションの積み上がりがないため、ドル安が進むとしても、一進一退の緩やかなペースになりそうだ」(FX会社)

当面のドルの下値めどは107.50円(同)。

エバンズ米シカゴ地区連銀総裁は10日、金融政策が達成できることには限界があるとしたうえで、FRBは利下げ後は政策を「当面」据え置くべきとの見解を示した。一方、エバンス氏は、FRBが2%のインフレ目標などの責務達成に「必要なことは何でもやる」という姿勢が必要との見解を示した。

1日、香港で展開された反政府デモとの衝突で警察が実弾を発砲し、デモ参加者が負傷した件については、「中国は、景気減速に伴う国内政治の不安定化もあり、香港に100%関われる状況ではないのではないか。米国にとっては、中国の弱みに付け込んで、米中協議を米国有利に好転させる好機だとも考えられる」(前出のFX会社)との意見が出ていた。

<07:30> ドル107.20─108.20円の見通し、米ISMや香港デモで下値リスク

ドル/円は107.71円付近、ユーロ/ドルは1.0931ドル付近、ユーロ/円は117.75円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が107.20―108.20円、ユーロ/ドルが1.0880─1.0980ドル、ユーロ/円が117.30―118.30円とみられている。

前日のニューヨーク市場ではドルが主要通貨に対し下落。米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が47.8と、前月の49.1から悪化し、2009年6月以来約10年ぶりの低水準を記録した。

指数の低下は6カ月連続で、景気拡大・縮小の節目となる50を2カ月連続で下回ったことで、ドル売りが加速し、10月の利下げ観測が一気に高まった。

「これまでは指数が50を下回っても短期で持ち直していたが、2カ月連続の50割れで、一気に心配が広がっている。きょうは株安も予想され、ドルの下値リスクが意識されるだろう」(外為アナリスト)という。

ISMの低下を受けて、トランプ米大統領は1日、米政策金利は「高過ぎ」で強いドルは米製造業に打撃を与えていると述べ、連邦準備理事会(FRB)の政策を改めて批判した。 トランプ大統領はツイッターへの投稿で「予想通りパウエルFRB議長とFRBはドルが他の全ての通貨に対し上昇することを容認した。米国の製造業者は悪影響を被っている。FRBの金利は高過ぎる。FRBは何も分かっておらず、FRBの最大の敵はFRBだ。お粗末なことだ!」と述べた。 為替市場では、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが見送られるとの見方が多かったが、「ISMの結果を受けて、年末までに予想される利下げ回数を増やすメンバーも出てくるのではないか」(前出のアナリスト)という。

一方、中国建国70周年に当たる1日、香港で展開された反政府デモとの衝突で警察が実弾を発砲し、デモ参加者が負傷した。約4カ月にわたる抗議運動で、実弾による負傷者が出たのは初めて。

香港でのデモ悪化は、市場におけるリスク回避のムードを助長しそうだ。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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