October 16, 2019 / 2:41 AM / a month ago

〔マーケットアイ〕外為:人民元が7.101元まで下落、人民元建て融資増で債務問題悪化も

[東京 16日 ロイター] -

<11:28> 人民元が7.101元まで下落、人民元建て融資増で債務問題悪化も

オンショア人民元は午前11時前に1ドル=7.1010元まで下落し、3営業日ぶりに7.1元に乗せた。人民元は14日に7.0494元と約1カ月ぶりの高値をつけたばかりだった。

市場の期待とは裏腹に米中貿易協議に具体的な進展が見られない中、人民元安には、輸出強化と景気立て直しを狙う当局の意図がうかがえる。

一方、通貨政策と両輪で景気回復を主眼とする金融政策には債務問題がつきまとう。

中国人民銀行(中央銀行)が前日発表した9月の新規人民元建て融資は1兆6900億元(2389億2000万ドル)で、8月(1兆2100億元)から増加し、ロイターがまとめたアナリスト予想(1兆4000億元)を上回った。

中国はここ1年、銀行融資拡大や企業の資金調達コスト低下を目指している。

人民元建て融資の増加について市場では「景気刺激策として融資を促進して企業の設備投資を促そうとの考えだと思われるが、輸出も生産も低迷する中の融資拡大は、非効率な設備投資を誘発し、最終的に銀行の不良債権となるリスクがある」(国内調査機関)との意見があった。

さらに、こうした融資の一部はいわゆるゾンビ企業に対する「資金繰り融資」に相当するもので、「中国の債務問題を一段と悪化させるものだ」(同)とみられている。

<10:50> ドル108.60円まで下落、クロス円での円売りの巻き戻しが影響

ドルは108.67円付近。仲値公示の前後で2度、108.60円の安値をつけた。前日の海外時間に大幅に上昇したクロス円で、円売りの巻き戻し(円買い戻し)が活発化し、その影響でドル/円も下押ししているもようだ。

ユーロ/円は朝方の高値120.13円から119.73円まで下落。英ポンド/円は139.17円から138.42円まで下落した。

前日の欧州時間にはヤマ場を迎えている英国の欧州連合(EU)離脱を巡る協議で、新たな離脱協定文書の合意が近づいているとの期待を背景に英ポンド/円が約3円上昇した。しかし、この日は英ポンド/円をはじめ他のクロス円でも戻り売りや利益確定売りが先行している。

<09:24> 英ポンドは138円後半、ポンド高一服でドル/円も伸び悩み

英ポンド/円は138.65円付近でじり安。

前日の為替市場のけん引役となった英ポンドの上昇は一服し、目下、利益確定売りに押されている。

他のクロス円での円売りも一巡したため、株高にもかかわらず、ドル/円は108.76円付近で伸び悩んでいる。

前日の取引で英ポンドは136.43円から139.30円まで約3円幅で上昇し、5月27日以来の高値をつけた。英ポンド/円での円の急落はドル/円にも波及し、ドルは前日一時108.90円と2カ月半ぶりの高値をつけた。

英ポンド高の背景は、ヤマ場を迎えている英国の欧州連合(EU)離脱を巡る協議で、新たな離脱協定文書の合意が近づいているとの期待感だ。

英国とEUは17─18日に開かれるEU首脳会議での同文書の承認を目指して協議を行っている。

あるEU高官は「(合意は)近いが、100%というわけではない」とし、「まだ詰める必要のある箇所が残されている」と述べた。別の高官は合意が近いと結論付けるのは「時期尚早」とした。

<08:19> ドル108.83円付近、米中協議の継続が中国の最善策

ドルは108.83円付近。前日のニューヨーク時間に一時108.90円まで上昇し、8月1日以来2カ月半ぶりの高値をつけた。109.07円にテクニカルな抵抗線があるとされる。

しかし、ロンドン時間には、米国が報復関税を撤廃しなければ、年間500億ドル規模の米国産農産品の輸入が困難になると中国政府がみているとの報道でドルはいったん108.16円まで下落している。

「中国も先の国慶節で大々的な軍事パレードを実施した手前、通商交渉では米国の要求を簡単に受け入れたという形には絶対にしたくないだろう。具体的な合意はせず、話し合いを続けていくという形が今の情勢では中国にとってベストだと思われる」(中国担当エコノミスト)との見方が出ていた。

トランプ米大統領は11日、米中が「第1段階」の通商合意に達したと発表し、前日から2日間の日程で行われていた両国の閣僚級通商協議が部分合意に達したことを明らかにした。トランプ氏は、中国が最大500億ドル分の米農産品購入に合意したとして評価したが、数千億ドル相当の中国製品に対して発動済みの関税はそのままとなった。

ムニューシン米財務長官は14日、12月15日に発動が予定されている対中追加関税について、その時までに中国と通商合意に達しなければ、課される可能性はあるが、合意成立を期待していると述べた。

<07:36> ドル108.30─109.30円の見通し、2ヵ月半ぶり高値から109円試すか

ドル/円は108.86円付近、ユーロ/ドルは1.1034ドル付近、ユーロ/円は120.10円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が108.30―109.30円、ユーロ/ドルが1.0980─1.1080ドル、ユーロ/円が119.60―120.60円とみられている。

前日の海外時間には、英国と欧州連合(EU)双方の交渉担当者がEU離脱の協定文書を巡り、15日中の合意を望んでいるとの報道をきっかけに英ポンドが急伸した。英ポンドの対円での上昇はドル/円に波及し、ドルは一時108.90円と2カ月半ぶりの高値をつけた。

しかし、EU当局者2人はロイターに、離脱協定文書草案で合意に近づいているというのは「時期尚早」とした。

前日発表された米大手金融機関の決算が「まずまずの内容と捉えられた」(外為アナリスト)ことで、米国株と米長期金利が上昇し、ドルの上昇を支えた。

この日は「2カ月半ぶりの高値圏にあるドル/円が109円台まで前進していけるのか、株や金利の動向、および、夕刻以降はブレグジットを巡る報道にも注意したい」(同)という。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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