July 15, 2020 / 6:59 AM / 25 days ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル107円前半、FRBは米景気回復に慎重な見方

[東京 15日 ロイター] -

<15:52> ドル107円前半、FRBは米景気回復に慎重な見方

ドルは107.18円付近できょうの安値圏。ユーロは1.1412ドル付近で4カ月ぶり高値圏での取引となっている。

市場では、米連邦準備理事会(FRB)で、米景気回復に慎重な見方が広がっていることが話題を呼んでいる。

ブレイナード理事は14日、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が経済動向の鍵を握る。依然として不確実性という濃い霧に覆われており、下方リスクが目立つ」と指摘。FRBはフォワードガイダンス(将来の政策方針)に加え、大規模な資産購入策を持続的に活用すべきという考えを示した。

さらに、最初の感染拡大を受けて導入された政府の景気支援策が近く期限を迎えることを踏まえ、追加の財政支援策が力強い回復に「不可欠」だとした。 リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は14日、コロナ禍による景気後退が予想よりも長期化する可能性に備え企業がリストラを実施し、政府による「給与保護プログラム(PPP)」など一連の支援策が終了すれば、失業者が再度増加に転じる可能性があるとの認識を示した。

市場では「FRBの悲観的な見方を反映して、長短金利とも一時的に上昇してもすぐにもとの低水準に戻る傾向がある」(外国銀)とされ、ドルにとって、米金利動向はネガティブな材料になりやすい。

米10年国債利回りは現在0.6300%付近だが、10日には0.5690%まで低下し、4月22日以来の低水準となった。

短期金融市場では、3カ月物LIBORが14日、0.27088%と、2015年3月以来の低水準にある。

他方、FRB当局者らによる財政支出拡大の要請は、米国債の供給増による悪い金利上昇をもたらす可能性があるほか、米国でのインフレの萌芽も注視されている。

米労働省が14日発表した6月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.6%上昇と、伸び率は2012年8月以来の大きさとなった。ガソリン価格と食品価格の上昇が寄与した。

<14:30> 値幅狭まるドル/円相場、実需と個人が流動性の主役

ドルは107.25円付近で一進一退。

朝方からの取引レンジは107.19―107.31円と極めて狭いものにとどまっている。前日ニューヨーク時間も107.16―107.41円と値幅が出なかった。

この日は商業決済が集中する五・十日に当るため、仲値公示にかけてはドル高気味となった。

しかし、それ以降は方向感に乏しい値動きとなっており、正午前に日銀決定会合の内容が伝わった際には、「5銭も動かなかった。ほぼ無反応だったといえる」(アナリスト)という。

「実需と個人の証拠金取引(FX)が東京時間のメインプレーヤーとなっているが、個人のFXは6月に比べてボリュームが落ちている。一方、ファンドなどの短期筋は流動性が低下しているドル/円に手を出したがらない」(FX会社)とされる。

ファンドなどの短期筋に蚊帳の外に置かれたドル/円は動きが鈍くなり、値幅がでないことで、短期筋が一段と近寄らなくなり取引高が落ち込む、という悪循環に陥っているもようだ。

日銀の集計データによると、ドル/円スポット取引の出来高は6月30日に70億1800万ドルと3カ月ぶりの高水準となったが、7月に入って、20―30億ドル台の出来高で低迷している。

<13:33> ユーロ4カ月ぶり高値圏で伸び悩み、中国の対米報復措置を嫌気

ユーロは1.1401ドル付近。

朝方に一時1.1423ドルと3月10日以来、4カ月ぶり高値を付けたが、香港を巡る米国の新たな措置に対して中国が報復措置を講じる方針との報道を手掛かりに利益確定売りが出て現在は伸び悩んでいる。

市場では「足元でユーロはさすがに買われ過ぎだったので、いったん利食いが入った。ただ、リスク選好下でユーロが買われドルと円が売られる状況は今後も続きそうだ」(アナリスト)という。

中国政府は15日、トランプ米大統領が「香港国家安全維持法(国安法)」に関与している中国の当局者らと取引のある銀行に制裁を科す法案に署名したことを受け、米国の個人と団体に報復措置を講じると表明した。

トランプ大統領は14日、中国が香港への統制を強める「国家安全維持法(国安法)」を巡り、中国の「抑圧的な行動」への対抗措置として、米国が香港に対し認めてきた優遇措置を廃止する大統領令に署名した。

<12:09> 正午のドルは107円前半、ユーロ/ドル4カ月ぶり高値

正午のドルは前日NY市場終盤と変わらずの107円前半。前日海外に続きユーロ買いが優勢で、対ドルで一時1.1423ドルと3月10日以来、4カ月ぶり高値を更新した。

日経平均が1カ月ぶり高値を更新するなどアジア株堅調の下、ドルと円がともに弱含みとなった。ユーロは対円でも122円半ばと1カ月ぶり高値をつけた。

市場では「新型コロナ感染者の増加で株がいつか崩れるとみて、円を買い込んだ向きが売り戻しを迫られている」(FX関係者)との声が出ていた。

ドルと円は、売りがぶつかり合う形でもみあい。107円前半の狭いレンジ内を推移した。

日銀は正午前、金融政策の据え置きを発表。円相場に目立った反応はなかった。

<09:15> ユーロ122円前半、1カ月ぶり高値 対ドルも4カ月ぶり高値

ドルと円が広範に売られるとともに、ユーロの上昇が勢いづいてきた。対円では122円前半と1カ月ぶり高値を更新。対ドルでも4カ月ぶり高値をつけた。

ユーロ高の原動力はドルや円の下げだが「テクニカル的な上抜けが明確となってきたことで、買いが勢いづいてきた」(トレーダー)面もあるという。

一方、メルケル独首相は14日、新型コロナウイルスの復興基金について「迅速な合意が望ましいが(EU首脳会談が行われる)17─18日に達成できるかは分からない」との見通しを示した。今回合意できなければ、2回目の首脳会談を開く可能性を示唆している。

<07:54> ドル107.00─107.60円の見通し、ワクチン期待でリスクオン

きょうの予想レンジはドル/円が107.00―107.60円、ユーロ/ドルが1.1380─1.1450ドル、ユーロ/円が121.80―122.80円付近。

米国株先物が取引終了後に一段高。 米バイオ医薬大手モデルナが開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、米国の研究者チームが14日、初期段階の研究で安全性が示されたほか、健康なボランティア45人全員に免疫反応が見られたとする報告書を公表したことが手掛かり。

外為市場は海外時間の流れがさらに強まる形で、ドルと円が同時に下落。朝方からクロス円が軒並み高となっている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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