July 27, 2020 / 3:13 AM / 18 days ago

〔マーケットアイ〕外為:正午のドルは105円半ばで4カ月ぶり安値、ドル全面安が進行

[東京 27日 ロイター] - <12:00> 正午のドルは105円半ばで4カ月ぶり安値、ドル全面安が進行

正午のドル/円は、24日のニューヨーク市場午後5時時点(106.12/15円)に比べ、ドル安/円高の105円半ば。

ドルは早朝4時台の取引で高値106.20円付けたあと105円後半に下落。仲値にかけていったんは106円台を回復したものの、仲値通過後にじり安となり、一時105.55円と4カ月ぶり安値を更新した。

米中両国の領事館の閉鎖に伴う米中対立の激化が懸念されるなか、ドルの全面安が続き、ユーロは一時1.1716ドルまで上昇して、2018年9月以来1年10カ月ぶりの高値を更新した。

東京市場が休場だった前週後半からのドル安の進行について「ドル/円の下落は一見、リスク回避の円買いのようにもみえるが、米国では10年の実質金利がマイナス1%に迫るような『ドル売りのインセンティブ』が生じていることを見落とすべきではない」とSMBC日興証券のチーフ為替・外債ストラテジスト、野地慎氏は言う。

最近の外為市場では、リスクオンが円安を導きリスクオフが円高を導くという明確な関係はなくなっている。しかし、かつてはリスクオフで円高になったという「残像」と、そもそも強いドル売りのインセンティブの中で、ドル/円がさらなる下値を模索する可能性は高まっていると同氏はみている。

<10:52> ドル105円後半で軟調、4カ月ぶり安値更新

ドルは105.65円まで下落し、24日につけた4カ月ぶり安値105.68円を下回り、安値を更新した。

ユーロは一時1.1699ドルまで上昇し、2018年9月以来、1年10カ月ぶりの高値を更新した。

市場では、「前週末からのドル全面安の流れが止まらないため、ドル/円が4カ月ぶり安値まで下がっても、値ごろ感からの買いが出づらい」(アナリスト)という。

市場では、米中対立の激化、及び、米国でコロナ感染拡大に終息のめどが立たないことが懸念されている。

FXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は、「米中両国は、貿易交渉についてはできるだけ穏便に事を運ぼうという意識があったもようだが、両国の領事館の閉鎖を巡る最近の対立は政治的な立ち位置に関わるものであり、国交断絶にもつながりかねない深刻な対立に発展している」と述べ、こうした変化を市場がかぎ取ったことによるドル全面安だと分析する。

<09:47> ユーロが1.17ドルに迫り、1年10カ月ぶり高値更新

ユーロ/ドルは一時1.1699ドルまで上昇し、2018年9月以来、1年10カ月ぶりの高値を更新した。

前週後半から海外市場で強まったドル売りの流れを引き継いで、短期筋を中心とするユーロ買い/ドル売りが広がっている。

対ユーロでのドルの弱さは、ドル/円に波及し、ドルは一時105.86円と4カ月ぶりのドル安/円高水準となった。24日のニューヨーク市場の安値は105.68円だった。

新型コロナの米国での感染拡大に終息のめどが立たないことで、米景気回復には悲観的な見方が広がっている。こうした見方を反映して、米国株が下落、米長期金利は低下していることに加えて、米中対立の激化懸念もドルを巡るセンチメントを悪化させており、「ドル売り材料が出そろった」(外国銀)という。

<08:27> ドル106円付近に小幅反発、ドル指数は1年10カ月ぶり安値更新

ドルは106.03円付近。一時105.88円まで下落し、3月半ば以来約4カ月ぶりの安値をつけた。

ドルが対円で若干反発する一方で、対ユーロでのドル安は続いている。

早朝の取引でユーロは一時1.1659ドルまで上昇し、2018年9月以来の高値を付けた。

ドル指数の構成通貨で最大シェアのユーロが上昇していることで、ドル指数は一時94.321まで下落し、1年10カ月ぶりの安値を更新した。

米国でのコロナ感染拡大が米経済活動へ悪影響を及ぼすとの懸念や米中対立の激化を背景に、米長期金利は続落している。

米10年国債利回りは現在0.5860%付近と、24日のニューヨーク市場午後5時05分時点の0.5872%から低下。東京市場が4連休に入る前の22日に同利回りは0.60%付近だった。

「米中対立の激化は、ドル安をあおる一方で、リスク回避の債券買いと株売りを促している」(国内銀)という。

中国外務省は、24日午前に米国大使館に対し、四川省成都市にある総領事館の閉鎖を通知したと発表した。米政府がテキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じたことへの対抗措置となる。

発表を受け、中国株式市場や人民元は下落。世界の株式市場にも波及した。

ポンペオ米国務長官は23日の演説で、米国と同盟国が「より創造的で積極的な手段」を行使して中国共産党に対して対応を改めるよう促す必要があると主張した。

<07:40> ドル105.50─106.50円の見通し、円高ではなくドル安

ドル/円は105.88円付近、ユーロ/ドルは1.1654ドル付近、ユーロ/円は123.40円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が105.50―106.50円、ユーロ/ドルが1.1590─1.1690ドル、ユーロ/円が122.90―123.90円とみられている。

24日のニューヨーク市場ではドル安が顕著となり、対ユーロでは1年10カ月ぶりの安値となる1.16ドル半ば、対円でも105円後半と4カ月ぶり安値を付けた。

背景には米中対立の激化懸念や上海株の下落、米長期金利の低下などがある。

現在のドル相場について「円高というよりは、米中対立の激化や米国内でのコロナ感染拡大、米国株安などを原因とするドル安が進行している。今朝は7時過ぎから通常みられる国内勢の買いもみられていない」(外為アナリスト)され、ドルの地合いが引き続き弱い可能性を指摘した。

この日は、株価の動向や米長期金利の動向が鍵を握るという。また、日本でのコロナ感染者の拡大もリスク回避の円買いに結び付く可能性があるという。

中国外務省は、24日午前に米国大使館に対し、四川省成都市にある総領事館の閉鎖を通知したと発表した。米政府が今週、テキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じたことへの対抗措置となる。

一方、トランプ米政権と上院共和党指導部が策定作業をしていた追加の新型コロナウイルス経済対策法案がほぼ固まり、共和党のマコネル上院院内総務によると、今週発表する見通しとなった。追加策では、現金の支給を拡充し、月末に失効する失業保険給付の増額措置は制度の見直しを進めつつ一部継続する。トランプ大統領が主張していた給与税減税は見送られた。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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