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〔マーケットアイ〕外為:ドル109円後半、インフレ連動債BEIは高止まり

[東京 2日 ロイター] -

<15:48> ドル109円後半、インフレ連動債BEIは高止まり

ドルは109.75円付近で強含み。ユーロが調整売りに押されているため、対ユーロでのドル高が、ドル/円に波及しているとみられる。

米10年国債と米10年物インフレ連動債(TIPS)の利回り格差で、市場のインフレ期待を示す米10年物ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は現在247ベーシスポイント(bp)。

BEIは、5月12日に2013年3月以来の高水準256bpを付けたが、5月26日に242bp付近まで低下。足元では小幅上昇して高止まりしており、インフレは一時的な現象との見解を繰り返す米連邦準備理事会(FRB)当局者らと、市場の見解が乖離した状態が続いていることが分かる。

米供給管理協会(ISM)が1日に発表した5月の製造業景気指数は61.2と、前月の60.7から上昇した。

為替市場の反応は限定的だったが、指数の内訳では、物価上昇圧力が今後も続く可能性が示唆されている。

ISMは、企業やサプライヤーが「高まる需要への対応で苦闘している」と指摘し、広範な主要原材料不足、商品価格の上昇、製品輸送を巡る厳しい状況が引き続き製造業のあらゆる分野に影響しているとした。

金属加工製造分野の企業は「第4・四半期もしくはそれ以降まで」供給網の問題改善は見込めないとの見方を示した。

<14:25> ドル109円後半で強含み、豪ドルやユーロは調整売りで軟化

ドルは109.70円付近で、きょうこれまでの高値圏で推移している。

ドルに関連する新規材料はないものの、朝方に強含んでいた豪ドルが軟化しユーロも戻り売りに押されるなど、欧州通貨や資源国通貨に対するドル高がドル/円に波及しているとみられる。

豪ドルは朝方一時0.7771ドルまで上昇し約1週間ぶりの高値を付けたが、足元では0.7745ドルまで売られた。

豪ドル/円は、朝方の85.16円から84.91円まで下落した。

朝方の豪ドル高の背景には、第1・四半期の実質国内総生産(GDP)が前期比1.8%増となり、市場予想(1.5%増)を上回ったことがある。昨年第4・四半期GDPも3.1%から3.2%に上方改定された。

一方、豪州を巡っては、人口が2番目に多いビクトリア州が2日、州都メルボルンのロックダウン(封鎖措置)を1週間延長すると発表するなど、弱材料も出ている。

ユーロは現在1.2216ドルと、高値1.2226ドルから軟化している。

<12:02> 正午のドルは109円半ばで動意薄、様子見姿勢広がる

正午のドルは朝方から小幅にドル高/円安の109.59円付近。午前中の取引では、仲値にかけてドル買いが進み、109.65円付近まで上昇したが、その後は横ばい圏で推移している。きょうは経済指標の発表など材料が乏しく、動意に欠ける展開が続いている。

米長期金利は上昇の勢いが弱く1.61%台で安定。ドル指数は89.872となり、年初来安値圏で推移している。

市場からは、「今週、注目度が高いのは金曜日に発表される5月の米雇用統計で、それまでは雇用統計の内容を見極めたいとの思惑から、様子見姿勢が続きそうだ」(バンク・オブ・アメリカのチーフ為替・金利ストラテジスト、山田修輔氏)との声が聞かれた。

他の通貨では、前日の海外時間にトルコリラが対ドルで一時過去最安値に下落。同国のエルドアン大統領が1日、利下げが必要との見解を示し、この問題について同日に中央銀行総裁と協議したと明らかにしたことが材料視された。

リラは過去1週間にすでに圧迫されていたが、エルドアン氏の発言を受けて4%超下落し、1ドル=8.88リラの最安値を付けた。

東京時間に入ってからはやや持ち直し、現在トルコリラは1ドル=8.61リラ付近となっている。

バンク・オブ・アメリカの山田氏は、「足元のトルコリラ安は、現時点ではトルコ単体の動きなので、為替市場全体に大きなインプリケーションはないとみている」と指摘した。

<11:16> 資源国通貨が堅調、原油高を好感

資源国通貨が堅調で、豪ドル、NZドルが対米ドル、対円で上昇している。現在、豪ドルは0.7760米ドル、NZドルは0.7263米ドルで推移。

原油先物の上昇が材料視されているとの見方のほか、「ニュージーランドはカナダに続き、金融政策の正常化に向けた動きも進んでいる。この点も、NZドル買いにつながっているのではないか」(外国銀行)との声も聞かれた。

世界的なエネルギー需要の回復期待で、前日の米国時間に原油先物価格が上昇。米国産標準油種WTIの7月物清算値(終値に相当)は前週末比1.40ドル(2.11%)高の1バレル=67.72ドルと、中心限月としては2018年10月下旬以来約2年7カ月ぶりの高値を更新した。8月物は1.42ドル高の67.52ドルだった。

<09:17> ドル109円半ばで横ばい、FRB関係者はハト派姿勢崩さず

ドルは現在、朝方からほぼ横ばいの109.53円付近。日経平均は寄り付きから軟調となっているが、為替市場への影響は限定的となっている。米長期金利は1.61%台で安定。

市場からは、米長期金利の停滞の背景に、米連邦準備理事会(FRB)高官メンバーのハト派姿勢を指摘する声が聞かれる。

FRBのブレイナード理事は1日、米国はFRBが掲げる完全雇用と2%の物価目標に向けて進展しているが、依然として根深い問題があり、FRBは早まって金融引き締めを開始すべきではないとの考えを示した。

市場参加者からは「米国の経済回復期待は根強いものの、FRB関係者は依然としてテーパリング(量的緩和の段階的縮小)に対し慎重で、ハト派姿勢を崩さない」(FX会社関係者)との声が聞かれ、このことが米長期金利の上昇を抑える要因になっているとの見方が出ていた。

<07:51> ドル109.20─110.00円の見通し、米金利上昇一服で上値重い

きょうの予想レンジはドル/円が109.20―110.00円、ユーロ/ドルが1.2170─1.2270ドル、ユーロ/円が133.30―134.30円付近。

前日のNY市場では、米ISM製造業景気指数の上昇を受け、ドル指数が上向いた。

主要6通貨に対するドル指数は0.35%高の89.822。ただ5月28日に付け た高値の90.447からは低い水準にある。

米供給管理協会(ISM)が1日に発表した5月の製造業景気指数は61.2と、前月の60.7から上昇した。経済再開に伴うペントアップデマンド(繰越需要)が追い風となった。一方、原材料や労働力不足が影響し、供給が追いついていない構図も顕著となった。

内訳では、雇用が前月の55.1から50.9に低下し、昨年11月以来の水準にとどまった。

現在、ドル/円は109.47円付近、ユーロ/ドルは1.2214ドル付近、ユーロ/円は133.71円付近で推移している。

きょうは、経済指標など手掛かり材料が乏しい中、ドル/円相場は株式市場や米長期金利の動向をにらみながらの展開になる見通し。

ただ、市場関係者からは「米長期金利の上昇一服感からドルは上値を追いづらく、109円台後半まで上昇しても伸び悩みそうで、110円台を維持するのは難しい」(上田東短フォレックス・営業推進室長、阪井勇蔵氏)との声が聞かれた。

米10年債利回りは足元、1.6%台付近で推移している。

一方、世界的なエネルギー需要の回復期待を受けて米原油先物が大きく上昇したことから、豪ドルやカナダドルなど資源国通貨は堅調に推移するとみられている。上田東短フォレックスの阪井氏は「原油高を受けて資源国通貨買いが進む裏で、米ドルは売られやすく、そのこともドルの上値を抑える要因となりそうだ」と指摘した。

主なスケジュールでは、国内では安達日銀審議委員が静岡県金融経済懇談会であいさつ、記者会見を行う予定となっている。海外では、オーストラリアで2021年1―3月期GDP(連邦統計局)、ドイツで4月小売売上高(連邦統計庁)などが発表される予定。

全スポットレート(ロイターデータ)

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