[東京 7日 ロイター] -
<08:12> ドル109円半ば、IMMでは加ドルとユーロのロング増加 ドルは109.59円付近。米雇用統計を経た早朝の東京市場では、ドルが緩やかに買い戻されている。ドルは4日の米雇用統計後に109.37円まで下落した。
商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組では、カナダドルとユーロのロングの増加が目立った。円ショートは若干減少した。
カナダドルのロングは1日時点で4万8772枚と2017年10月以来の高水準となった。前週は4万4811枚だった。
ユーロのロングは1日時点で10万9322枚と3月2日以来の高水準となった。前週は10万4000枚だった。
円ショートは1日時点で4万7115枚と、前週の5万0156枚から減少した。
市場では「先週はドル高気味だったが、週末の米雇用統計を受けてドル高の勢いが急失速したので、円ショートは1日以降に相当縮小した公算が大きい」(外国銀)との意見が聞かれた。
<07:42> ドル109.20─110.00円の見通し、米雇用統計後のドル売り続くか
ドル/円は109.57円付近、ユーロ/ドルは1.2164ドル付近、ユーロ/円は133.25円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が109.20―110.00円、ユーロ/ドルが1.2110─1.2210ドル、ユーロ/円が132.80―133.80円。
4日のニューヨーク市場では、米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想に届かなかったことで、連邦準備理事会(FRB)が早期に金融引き締めに着手するとの観測が後退し、米長期金利が急低下、ドルは109.37円まで急落した。 5月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比55万9000人増と底堅い伸びを示したものの、市場予想の65万人に届かなかった。
「雇用統計の内容が格別に悪かったわけではないが、3日に発表された雇用関連指標がかなり良かったため、(雇用統計に対する)期待値が上がり過ぎていた」(外為アナリスト)ことが、米長期金利の急低下やドル安の原因だという。
米国債市場では、長期債を中心に利回りが大きく低下し、利回り曲線が平坦化した。 リフィニティブによると、米10年債利回りは一時1.5550%付近と、5月26日以来の水準に低下した。
きょうは「雇用統計後のドル安の流れが続くかが注目されるが、鍵を握るのは引き続き米長期金利の動向」(前出のアナリスト)とみられる。
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