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〔マーケットアイ〕外為:英ポンドは小動き 英中銀理事の発言で一時上昇

[東京 10日 ロイター] -

<09:13> 英ポンドは小動き 英中銀理事の発言で一時上昇

現在、ドル/円は109.62円付近。朝方からほぼ横ばい圏で推移している。きょうは商業決済が集中する五・十日で、仲値公示にかけては実需のドル買いフローが活発になるとみられている。

イングランド銀行(英中央銀行)のハルデーン理事は9日、英国経済について「かなり強力な物価圧力」がすでに存在しており、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて導入した大規模な金融政策をある段階で縮小する時期に来ているかもしれないとの認識を示した。

この発言を受けて英ポンドは対ドルで上昇したが、その後は利益確定売りに押された。市場からは、新型コロナのワクチン普及率が材料視されてきた年前半と異なり、「今後は各国中銀のスタンスや金融政策の方向性に、より敏感に市場が反応する展開が続きそうだ」(国内銀行)との指摘が聞かれた。

現在、英ポンド/ドルは1.4111ドル付近、英ポンド/円は154.73円付近で推移し、いずれももみあいとなっている。

<07:48> ドル109.10─110.00円の見通し、米CPIとECB理事会控え様子見

きょうの予想レンジはドル/円が109.10―110.00円、ユーロ/ドルが1.2130─1.2230ドル、ユーロ/円が133.00―134.00円付近。

前日のNY市場で、ドルはほぼ横ばい圏で推移した。欧州中央銀行(ECB)理事会と米消費者物価指数(CPI)の発表を10日に控えて様子見気分が強く、主要通貨は最近のレンジ内で推移した。

一方、米10年債利回りは5月7日以来の1.5%割れとなった。CPIの発表を翌日に控えポジション調整の動きが出た。

現在、ドル/円は109.61円付近、ユーロ/ドルは1.2178ドル付近、ユーロ/円は133.48円付近で推移している。

きょうは、商業決済が集中しやすい五・十日に当たり、仲値公示にかけては実需のドル買いフローが活発になるとみられている。ただ、米CPIとECBの政策理事会を控え、午後からは様子見姿勢が強まる見通し。

米長期金利は1.5%を下回ったものの、ドル/円相場は底堅さを維持している。上田東短フォレックス・営業推進室長、阪井勇蔵氏は「米CPIやECB理事会の結果を確認するまではポジションを傾けにくい状況」と指摘した。

前回の米CPIは市場予想を上回る内容となり、ドルは急伸した。ただ、今回のCPIが仮に市場予想を上回る結果となった場合でも、「市場は前回のCPIで強い結果が出ることに慣れてしまい、為替相場の反応は以前ほど大きくならないのではないか」(国内銀行)との見方も聞かれる。

主なスケジュールでは、国内では5月企業物価指数(日銀)が公表される予定。海外では、米国で新規失業保険申請件数(労働省)、5月財政収支(財務省)が発表される。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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