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〔マーケットアイ〕外為:ドルは110円近辺で上値重い、米金利1.49%台で一進一退

[東京 16日 ロイター] -

<11:01> ドルは110円近辺で上値重い、米金利1.49%台で一進一退

現在、ドル/円は110.09円付近で推移。仲値公示にかけては国内輸入企業のドル買いなど実需フローもあり110.14円まで上昇した。

米10年債利回りは1.49%台で一進一退の動きとなっている。依然として米長期金利は低位で安定しているが、一方でドル指数は90.54と足元は緩やかな上昇基調にある。

米金利について市場からは「インフレ懸念で急ピッチで上昇した分、調整が行われているのではないか」(トレーダーズ証券・市場部長、井口喜雄氏)との指摘が聞かれ、米10年債利回りは1.5%付近で上値の重さが意識されているという。

<09:15> ユーロは1.21ドル台で小動き、米欧の航空機巡る報復関税停止が話題

ユーロ/ドルは1.2123ドル付近で推移。ユーロは前日の海外時間に1.21ドル台半ばから1.20ドル台後半まで下落する場面があったが、下げ一巡後は持ち直した。東京時間に入ってからはもみあいとなっている。

米国と欧州連合(EU)は15日、ブリュッセルで首脳会議を開き、航空機補助金問題を巡りそれぞれが発動させた報復関税を5年間停止することで合意した。

市場では、この報復関税の停止がユーロの支えとなり、買い戻しにつながった可能性があるとの見方が出ていた。

現在、ドル/円は110.09円付近。朝方からほぼ横ばいで推移している。

<07:48> ドル109.60─110.60円の見通し、FOMC結果待ちで様子見

きょうの予想レンジはドル/円が109.60―110.60円、ユーロ/ドルが1.2070─1.2170ドル、ユーロ/円が132.90―133.90円付近。

現在、ドル/円は110.04円付近、ユーロ/ドルは1.2127ドル付近、ユーロ/円は133.46円付近で推移している。

前日のNY市場では、ドル指数が上昇。インフレ加速を示唆する米指標を受け、1カ月ぶり高値を付けた。しかし、15─16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和縮小(テーパリング)の開始に向けた議論が行われるかどうかが注目される中、上値は重かった。

きょうの為替市場はFOMCの結果発表を控え、様子見姿勢から膠着感の強い相場となりそうだ。

今回のFOMCでは、テーパリングのヒントが確認できるかが注目される。また、市場ではFRB(米連邦準備理事会)メンバーによる政策金利の先行き予測(ドットチャート)に関心を寄せる声が多い。

上田東短フォレックス・営業推進室長、阪井勇蔵氏は「ドットチャートからタカ派的な姿勢が強まっていることが確認できれば、米金利が上昇しドル買いが進む可能性があるだろう」と話す。

一方、クロス円では円安基調が続いている。国内でもワクチン接種が進展しているが、「欧米に比べればワクチン普及が遅い上、日銀の金融政策は主要国の中で最も出口に遠い。円が積極的に買われる地合いではない」(阪井氏)との見方が出ていた。

主なスケジュールでは、国内では5月貿易統計(財務省)、4月機械受注(内閣府)が公表予定となっている。海外では、米国では5月輸出入物価(労働省)が発表されるほか、FOMCの声明発表とパウエルFRB議長の記者会見が予定されている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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