[東京 23日 ロイター] -
<07:49> ドル110.20─111.20円の見通し、111円近辺では売りが出やすい
ドル/円は110.66円付近、ユーロ/ドルは1.1943ドル付近、ユーロ/円は132.11円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が110.20―111.20円、ユーロ/ドルが1.1890─1.1990ドル、ユーロ/円が131.60―132.60円とみられている。
前日のニューヨーク市場でドルは110.79円まで上昇したが、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が議会証言で物価懸念だけで利上げを急がないとの見解を示したことを受けて、110.60円付近まで軟化した。
きょうは「年初来高値が110.97円であることや、米長期金利の反発が一服したことから、111円に近づくといったんはドル売りが出やすいとみている」(外為アナリスト)という。
ただ、「2日連続で大幅高となったユーロ/円を中心に、クロス円での円売りが進めば、ドル/円でも111円方向に向けた上昇に弾みがつく可能性がある」(同)という。
パウエル議長は22日、下院特別小委員会の公聴会で証言を行い、FRBは労働市場の「広範で包摂的な」回復を促進するとし、インフレ懸念のみに基づいた性急な利上げは実施しないと改めて述べた。
また、このところの物価上昇は、利上げを必要とする「経済のタイト化を示すものではない」と指摘。こうした物価上昇圧力は、自然に和らぐとの見方を示した。
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