[東京 28日 ロイター] -
<07:45> ドル110.40─111.20円の見通し、月末控えた実需のフローを注視
ドル/円は現在110.80円付近、ユーロ/ドルは1.1937ドル付近、ユーロ/円は132.25円付近で推移している。
きょうの予想レンジはドル/円が110.40―111.20円、ユーロ/ドルが1.1890─1.1990ドル、ユーロ/円が131.80―132.80円とみられている。
25日のニューヨーク市場では、注目された5月の個人消費支出(PCE)価格指数がほぼ市場予想に沿った内容となったことで米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の段階的縮小)を急がないとの思惑が広がり、ドルが110.48円まで売られる局面があった。その後は米国株や米長期金利が持ち直したことで、ドルも110.87円まで買い戻された。
5月の米PCEコア指数は前年同月比3.4%上昇とFRBの目標である2%を大幅に上回り、1992年4月以来29年ぶりの伸びを記録した。
きょうは「スポット応当日が6月30日と月末・四半期末に当たるため、仲値を挟んだ実需筋の動向が最も注目される」(外為アナリスト)という。
ドル/円は再度111円台に近づいているため、輸出勢のドル売りが活発化する可能性もあるという。
ドルは6月23日に111.10円、24日に111.11円と、昨年3月以来の高値を付けたが、その後はなかなか111円台に定着できずに現在に至っている。
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