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〔マーケットアイ〕外為:ドル111円前半、先行きの米利回り曲線に不透明感

[東京 1日 ロイター] -

<15:38> ドル111円前半、先行きの米利回り曲線に不透明感

ドルは111.19円まで上昇し、昨年3月以来の高値を更新した。

ただ、これまでドル/円の先導役を果たしてきた米10年国債利回りが1.46%台で低迷中で、「米長期金利の水準を無視した(昨日からの)ドルの上昇には無理がある」(金融機関)との意見も聞かれた。

米国では力強い回復を示す良好な経済指標も出てきているが、利回り曲線(イールドカーブ)の方向性はまだ不透明で、先が見通せない状況だ。

米国債の5年物と30年物の利回り格差は、前回の米連邦公開市場委員会(FOMC )の結果が判明する直前の高値142.70ベーシスポイント(bp)から6日後には107.80bpと、一気に34.9bp縮小し、イールドカーブが急激にフラットニングした。

現在の同格差は119.80bpと、FOMCショックでフラットニングした分の約3分の1を取り戻した格好だが、「これからまた力強いスティープニングがはじまるようにはとてもみえない」(外国銀)という。

主要通貨に対するドルの強さを示すドル指数は、スティープニングの過程で下落し、フラットニングで上昇する傾向が観察されており、足元のドル高は6月下旬の急激なフラットニングを反映しているとみられる。

<13:54> 豪ドルは83円前半で軟調、対中関係の悪化も売り材料に

豪ドル/円は83.16円。前日は82.77円まで下落し、8日ぶりの安値を付けたが、その後も戻りが弱く、軟調な地合いが続く。

豪ドル安の背景には、「対中関係の悪化や、新型コロナウイルスの感染再拡大によるロックダウン(都市封鎖)のほか、豪中銀がしばらくはハト派姿勢を堅持しそうなことがある」(外為アナリスト)という。

オーストラリアが新型コロナの起源を巡る国際調査の実施を呼び掛けたことで、豪中関係は悪化している。 オーストラリア当局は6月30日、インドで確認された新型コロナの変異株(デルタ株)の拡大を封じ込めるため、ロックダウンおよび行動規制の対象地域を拡大した。

ロイター調査によると、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7月6日の次回理事会で政策金利を過去最低の0.1%に据え置くとみられる。

<12:02> 正午のドルは111円近辺、上値追う動きは限定的

正午のドルは前日のNY市場午後5時時点(111.10/12円)に比べて小幅にドル安/円高の111.06円付近。一時111.16円付近まで上昇し、2020年3月以来の高値となる場面もあったが、上値を追う動きは限定的だった。米国で明日に雇用統計の発表を控えていることから様子見ムードが広がり、ドルは伸び悩んだ。

ただ、ドルは下値も底堅く、111円台をキープした。

昨日米国で公表された6月ADP雇用統計が市場予想を上回ったことを受け、市場では「マーケット参加者の間では、明日発表の雇用統計でも良好な内容が確認できるのではないかという期待が高まっている」(トレイダーズ証券・市場部長、井口喜雄氏)との声が聞かれた。

また、仮に雇用統計が市場予想を下回る結果になった場合も、ドルの下落が続く可能性は低いという。

「米国の経済回復や労働市場の改善が進んでいることは事実で、FRB(米連邦準備理事会)がテーパリング(量的緩和の段階的縮小)に着手していくというシナリオは変わらない」(井口氏)といい、長期的にドルが上向くのではないかとの見方が示されている。

<10:55> ドル111円近辺で伸び悩み、一時は20年3月以来の高値

ドルは111.04円付近で推移。一時、111.16円付近まで上昇し、2020年3月以来の高水準となったが、その後は伸び悩んでいる。

昨日の海外時間にドルが111円台まで上昇したことを受け、市場では「想定外に上げている印象もあり、きょうの東京時間では調整ムードになりやすい」(国内証券)との声が聞かれた。

ユーロ/ドルは1.1846ドル付近、英ポンド/ドルは1.3812ドル付近で推移。感染力の強い新型コロナウイルス変異株「デルタ」の感染拡大が懸念され、欧州通貨は弱い地合いとなっている。

ただ、欧州ではワクチン接種が進展していることから、「欧州通貨の下落は単発的な動きにとどまるのではないか」(同)との見方が出ていた。

<09:19> ドル111円前半で小動き、米労働市場の動向に関心

ドルは朝方からほぼ横ばいの111.10円付近で推移。現時点では、上値を追う雰囲気はみられていないが、111円台を維持し下値も底堅い。

今朝発表された6月日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)はプラス14、非製造業がプラス1となり、ともに4期連続の改善だった。事業計画の前提となっている想定為替レート(2021年度)は、ドル/円が106.71円、ユーロ/円が125.27円。

市場からは、今晩米国で公表される新規失業保険申請件数に関心を寄せる声が聞かれた。昨日発表された6月ADP雇用統計が市場予想を上回る内容だったことから、新規失業保険申請件数や明日公表の雇用統計への期待感が高まっているという。

「新規失業保険申請件数が市場予想よりも改善していれば、ドル買いが進む可能性が高い」(FX会社関係者)との意見が聞かれたが、明日の雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から、111円台後半に向けて大きく上昇するのは難しいとの見方が出ていた。

<07:49> ドル110.70─111.50円の見通し、111円台維持か注目

きょうの予想レンジはドル/円が110.70―111.50円、ユーロ/ドルが1.1810─1.1910ドル、ユーロ/円が131.20―132.20円付近。

現在、ドル/円は111.10円付近、ユーロ/ドルは1.1855ドル付近、ユーロ/円は131.72円付近で推移している。

前日のNY市場では、ドルが2カ月半ぶりの高値を付けた。月間では約3%高と2016年11月以来の大幅な上昇を記録。米連邦準備理事会(FRB)の予想外のタカ派シフトと新型コロナウイルス変異株「デルタ」の感染拡大を巡る懸念が材料視された。

30日は雇用指標が予想を上回ったこともドル上昇を支援した。企業向け給与計算サ ービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリテ ィクスが30日に発表した6月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が69万2000人 増と、市場予想の60万人増を上回った。

きょうの為替相場では、ドル/円が111円台を維持し、上値を試す動きが活発になるかが注目される。

上田東短フォレックスの営業推進室長・阪井勇蔵氏は、昨日の海外時間では月末・四半期末のドル買いフローなど実需の動きがドル高を支えたと指摘し、「月末で特殊な動きだったため、米市場の流れを引き継いで、東京時間でドル買いがどこまで進むかが焦点になりそうだ」と話した。

ただ、米10年債利回りは1.46%台で推移し、節目の1.5%を下回っていることから、「金利の水準からみるとドルはやや割高感も意識されそうだ」(阪井氏)といい、短期筋などのドル売りが出る可能性もある。

一方、新型コロナウイルス変異株「デルタ」の感染拡大が懸念され、ユーロなど欧州通貨はやや軟調に推移する見通し。

欧州などに比べると米国はまだ変異株の感染が抑えられているため、相対的にドルが買われているという。

主なスケジュールでは、国内では6月日銀短観が公表される予定。海外では、オーストラリアで5月貿易収支(連邦統計局)、米国で新規失業保険申請件数(労働省)、6月ISM製造業景気指数(ISM) が発表予定となっている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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