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〔マーケットアイ〕外為:バノン氏退任のドル/円影響、目先は限定的か
2017年8月21日 / 04:14 / 3ヶ月後

〔マーケットアイ〕外為:バノン氏退任のドル/円影響、目先は限定的か

[東京 21日 ロイター] -

<13:07> バノン氏退任のドル/円影響、目先は限定的か

ドル/円は109.24円付近で小動き。先週末にバノン米首席戦略官の退任が発表されて一時的にドル買いが強まったものの勢いは続かず、109円前半でのもみ合いに移行している。

みずほ証券のチーフ為替ストラテジスト、山本雅文氏は、バノン氏の退任にはドル高の側面がある一方、ドル安の側面もあるとして「現時点では、全体としてドル/円に対する影響は限定的」と指摘する。

ドル高につながり得る側面としては、1)政権の意思決定がスムーズになり、減税など景気刺激策の議論が進展する可能性、2)バノン氏を差別主義のスケープゴートとすることで、トランプ大統領への批判が和らぐ可能性、3)保護主義者でもあるバノン氏退任で、政権の保護主義姿勢が弱まる可能性──の3点があると山本氏は話す。

一方、1)保護主義政策の残存、2)内政停滞の挽回をねらって外交面で強硬化するおそれ──の2点が、ドル安要因になりえるという。「バノン氏解任で支持者が離れるリスクを、保護主義の強化で補おうとトランプ氏が考える可能性も残る」と山本氏はみている。

<12:13> 正午のドルは109円前半、トランプ政権への不信でじり安

正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場終盤とほぼ変わらずの109.21/23円。

ドルは午前8時過ぎに午前の高値109.42円をつけたが、それ以降は小幅な反発を繰り返すも、じり安の流れとなり、109.18円まで下落した。

ドル安地合いの背景には、引き続きトランプ政権内の人事の混乱や政策履行能力に対する信頼感の失墜などがある。

ただ、目先は、前週末のニューヨーク市場で108.60円でドルが踏みとどまったことで、「一気に、年初来安値の108.13円を試す雰囲気ではない」(FX会社)とされ、北朝鮮関連で不測の事態が起きなければ、下値リスクはそれほど大きくないと見られている。 きょうから31日までの日程で行われる米韓合同軍事演習に対して、北朝鮮が何らかの軍事的な反応をみせるか、外為市場は警戒している。

<11:10> ドル109円前半で軟調、株安と米金利低下で

ドルは109.20円付近。朝方の高値109.42円から一時109.19円まで下落した。

株安に加え、米10年債利回りが再び2.2%割れとなっていることも背景。

トランプ米大統領が18日にバノン首席戦略官兼上級顧問を解任したことについて、東京市場では「混乱の目はバノン氏にあったのではなく、トランプ氏自身にあると考えられるので、大勢に影響はないだろう。つまり、米政権の混乱は続くとみている」(国内エコノミスト)との意見が出ていた。

<09:15> ドル109円前半、バノン氏解任後もトランプ氏の政策遂行能力に不安感

ドルは109.26円付近で弱含み。

トランプ大統領が18日にバノン首席戦略官兼上級顧問を解任したことで、相場が落ち着きを取り戻す場面がみられたが、今後については不安が残る。

「バノン氏更迭は共和党全体にとって良かったかもしれないが、トランプ氏の政策遂行能力に関する市場の信頼感はゼロだ」とFXプライムbyGMOの常務取締役、上田眞理人氏は指摘する。

 ドル/円相場については、18日のニューヨーク市場の安値108.60円付近から、年初来安値(108.13円)を試す可能性もあったが、そうならずに反発した。同氏は、北朝鮮絡みなどで「よほどのことがない限り、108円台を下抜けするようなモメンタムはないだろう」との見方を示した。

<08:41> ドル109円前半、米韓合同演習を巡るリスク回避も

ドルは109.32円付近。ユーロは1.1752ドル付近。

18日のニューヨーク市場の取引でドルは一時108.61円まで下落し、4カ月ぶりの安値をつけた。しかし、同市場終盤までには109円前半まで反発した。

この日の注目は、8月21日―31日の日程で行われる米韓合同軍事演習に対して、北朝鮮が何らかの軍事行動を取るか否か。

マティス米国防長官は20日、同演習に参加する米軍の規模が昨年を下回ることについて、単に必要な人員が少なくなった為であり、北朝鮮との緊張が理由ではないと説明している。

  市場では「北朝鮮がなにも反応しなければ、リスク回避が若干後退し、ドル買い/円売りにつながる余地もある」(国内銀)との見方が出ている。

しかし、2.2%割れの水準で低迷する米10年債利回りや、24日からのジャクソンホール・シンポジウムを控え、ドル買いの動きは「盛り上がりにくい」(別の国内銀)とみられる。

<07:30> ドルは108.70―109.70円の見通し、米韓合同演習を注視

ドルは109.30円付近。ユーロは1.1760ドル付近、ユーロ/円は128.54円付近。

きょうの予想レンジはドルが108.70―109.70円、ユーロが1.1710―1.1810ドル、ユーロ/円が128.00―129.00円。

この日から月末まで、米国と韓国による定例の合同軍事演習が予定されているが、北朝鮮は演習に反発する姿勢を強調しており、北朝鮮による反応が懸念されている。

「不測の事態が起きなければ、北朝鮮を巡る過度な懸念が後退し、円売りが進む可能性もある。ただ、今週はジャクソンホールのシンポジウムを控え、ポジションを傾けにくい」(外為アナリスト)という。

前週末18日の外為市場では、トランプ米大統領の政権運営能力を巡る根強い懸念から、ドルが一時108.61円と4月19日以来4カ月ぶりの安値をつけた。

ただ、バノン主席戦略官の辞任に関するうわさが流れると、下げ渋る展開となった。その後、ホワイトハウスが正式にバノン氏辞任を発表し、ドルはこれを好感して109円前半まで値を戻した。

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