December 21, 2017 / 7:25 AM / 9 months ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル113円半ば、黒田総裁の発言で円売り優勢

[東京 21日 ロイター] -

<16:19> ドル113円半ば、黒田総裁の発言で円売り優勢

ドルは113.51円付近。黒田東彦日銀総裁の会見中、円売りが強まり、きょうの高値圏に上昇している。黒田総裁は、イールドカーブコントロール(YCC)政策について「導入1年3カ月の経験から、今のイールドカーブが最も適切な効果を発揮している」、「今のイールドカーブ変える必要あるとは思っていない」などと述べた。

現行の大規模緩和政策が当面維持されるとの見方から、円売りが優勢になっているという。

<14:43> ドル113円半ばで小動き、黒田日銀総裁の会見待ち

午後のドルは113.30─40円台で動意に乏しい。午後3時半から始まる黒田東彦日銀総裁の会見を見極めたいとする向きが多い。

日銀は正午前に金融政策の現状維持を発表したが、「世界的な引き締め路線への転換と株高の中、日銀が現在の大規模緩和政策をどこかで修正してくるのではないかという疑念がある」(国内証券)という。スイスでの講演で言及した『リバーサル・レート』の議論について、黒田総裁がどのような認識を示すのか注目されるという。「低すぎる金利の悪影響を強く主張するようであれば、市場が忖度して円買い方向に動き始める可能性がある」(同)という。

<13:02> スウェーデンクローナ13円半ば、中銀が米英加に次ぎタカ派転換 

海外市場で1カ月ぶり高値をつけたスウェーデンクローナは、引き続き1クローナ=13円半ばで底堅い動き。

スウェーデン中央銀行は20日、市場予想通り政策金利の据え置きを決めた一方、新規の債券買い入れは今後行わず、満期を迎える債券の償還分や利息の再投資にとどめることを決めた。

再投資で中銀の国債保有は今後一時的に増加するが、「再投資は従前から実施しており、新規の購入がなくなる点で、量的緩和(QE)政策は終了といえる」(野村証券)という。一部では債券購入を延長する可能性を指摘する声もあっただけに、今回の変更は「出口戦略の柔軟性を確保したいのではないか」(外銀)との見方もあった。

スウェーデン中銀は、15年からマイナス金利政策とQEを実施していた。米連邦準備理事会(FRB)に続き、今夏以降はカナダ中央銀行やイングランド銀行(英中央銀行)が相次ぎ利上げに踏み切るなど、各国中銀のタカ派シフトが次第に目立ってきた。

<12:23> 正午のドルは113円前半、日銀会合終了後わずかに円安

正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ同水準の113.41/43円付近。日銀が正午前に政策の現状維持を決めたことを受けてわずかに円が売られ、一時113.45円をつけた。

午前の取引では仲値公示にかけて、一時113.19円まで下落。海外市場で円が広範に売られた反動もあったとみられるが、どちらも大きな動きには至らなかった。

海外市場で急伸したユーロ/円は堅調地合いが持続。134円後半と海外高値を小幅に上抜け、15年10月以来2年2カ月ぶり高値をつけた。

<11:50> ドル113.41円まで上昇、日銀は政策変更なし

日銀はきょうの金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めた。反対は片岡剛士審議委員のみ。発表直後のドルは113.34円から113.41円まで7銭上昇したのみで、目立った反応はなかった。

<11:00> 米金利高、年末の売買抑制が動き増幅 一段高は期待薄

きょうの市場の話題は、ドル/円上昇の原動力となった前日の米金利急上昇。トランプ政権発足後、なかなか上昇しなかった10年債利回りは、年末の薄商いも手伝って最近のレンジ上限を突破。3月以来の2.5%台を一時回復した。

きっかけは上下両院の税制改革法案可決だが、その内容はすでに判明しているものから大きな変更はないこと、インフラ投資拡大など続く法案の成立が容易ではないことなどから、市場では米金利の「レンジ上方シフトの可能性は低い」(みずほ証券)との声が出ている。

それでもこれまで何度も止められてきた2.4%台を上抜けたのは、年末の持ち高調整的な売りが出たとみられることに加え、従来は金利上昇局面で入った買いが、収益確定に向けて手控えられているため。「いい局面なので買いたいと思っても、年末前に収益が振れるリスクを考慮すると、今はただ指をくわえて見ていることしかできない」(外銀)参加者が少なくないという。

ドルは現在113.30円付近。朝方からあまり値動きがない。

<10:00> 日銀総裁会見後の短期円安アノマリー、きょうは警戒必要

市場では、日銀総裁の記者会見終了後に円安が進むことが多い点に関心を寄せる声が出ている。

例えば4月以降、過去5回の記者会見終了後、数時間から半日後にドル/円が上昇したのは4回。唯一の例外となった9月21日はその前日の海外市場で、米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けてドルは112円半ばへ1円超急上昇しており、その反動が出やすかった面もある。

こうした動きは、会見で黒田東彦総裁が市場にくすぶる政策変更観測を打ち消すことが多いためとされるが、今回は9月と同様に直前の海外市場で円安が進んでいる。発言内容が無風なら「勢いに乗って円がさらに売られやすい」(国内金融機関)とされるが、短期筋が円売りに傾いているだけに、少しでもタカ派的と受け止められそうな発言があれば、そうした向きの利益確定を促す形で円が上昇しやすい状況ともいえる。

<08:30> 円再び全面安、金利差拡大で 持ち高調整も一因

円は前日も1日を通じて広範に軟化。19日に続いて主要通貨対比で下げが目立つ通貨となった。

ここ数日の円安の直接要因とされるのは各国の金利高。10年国債利回りは米が9カ月ぶり、イタリアやカナダが2カ月ぶり、ドイツやフランスが1カ月ぶり、英が2週間ぶり水準へ上昇しており、横ばいが続く円金利との金利差拡大がドル/円やクロス円の上昇につながっているという。

実際、ユーロ/円が134円半ばと2年2カ月ぶり高値を奪回したほか、NZドル/円は2カ月ぶり、豪ドル/円は1カ月ぶり高値を更新した。

ただ、欧米株は前日まで2日続落。株安環境下で進みづらいはずの円安が広がっているのは、やはり「実際は年末の持ち高調整が主導しているためではないか」(外銀)とする声が出ている。

<07:56> ドル112.80─113.80円の見通し、円安地合いの変化に注意

ドル/円は113.36円付近、ユーロ/ドルは1.1874ドル付近、ユーロ/円は134.55円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が112.80―113.80円、ユーロ/ドルが1.1820─1.1920ドル、ユーロ/円が134.10―135.10円とみられている。

ここ数日、円相場は弱含みが目立っている。明確な理由があるわけではなく、各市場で年末を控えた持ち高調整売買が活発化している結果としての動きとの受け止めが多い。きょうは円相場の変動がやや大きくなっている中で迎える日銀会合と総裁会見となり、その内容に敏感な反応を示す可能性もありそうだ。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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