February 8, 2018 / 7:49 AM / 3 months ago

〔マーケットアイ〕外為:円高に身構えるオプション市場、「ロシアゲート懸念」以来の警戒度

[東京 8日 ロイター] -

<16:42> 円高に身構えるオプション市場、「ロシアゲート懸念」以来の警戒度

通貨オプション市場では、一段の円高進行に対する警戒度が衰えていない。ドル/円のプットオプションとコールオプションの売買の傾きを示すリスクリバーサルは、1カ月物の円コールオーバー幅が昨年5月以来の水準へ到達。当面の円高進行の可能性をヘッジしようとする取引が活発化している。

昨年5月は「ロシアゲート」問題でトランプ大統領の弾劾懸念が浮上していた時期。ドルは110円台だったが、1週間で5円弱円高に振れるなど激しい値動きだった。

ドル/円の予想変動率を示すインプライド・ボラティリティーも、ロイターデータによると1カ月物が同年4月以来の水準まで上昇。現在も9%付近で高止まりしている。

きょうの欧州主要株価指数先物は小幅安で取引が始まった。ドルは109.52円付近。

<14:10> 米金利再上昇、市場に強い警戒ムード 恐怖指数も高止まり

市場では米金利が再び上昇し始めたことに、強い警戒感を示す声が上がっている。10年債利回りはダウ平均が史上最大の下げとなった5日こそ大きく低下したが、その後は株価の切り返しとともにじりじりと反発。前日は一時2.86%台と、急低下前の水準へ早々に値を戻した。5日につけた4年ぶり高水準となる2.88%にも再び接近しており、株価の重しとなるリスクが懸念されている。

前日の米市場では、一時400ドル近く上昇した株価が引けにかけて急失速する乱高下だったにもかかわらず、10年債利回りは一貫してじり高展開が続いた。

その背景となったのは、ややハト派とされる米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁が年内に「3回もしくは4回」の利上げを支持すると表明したこと、米議会が今後2年間の予算協議で合意し財政赤字への懸念が強まったこと、10年債入札で最高落札利回りが4年ぶり高水準、応札倍率が昨年9月以来の低水準を記録したことなどとされる。

きょうの日経平均は300円近く上昇、ドルも109円半ば、アジア株もまちまちと市場は比較的落ち着いた動きだが、金利上昇に比較的感応度が高いとされる米ナスダック総合は前日、1%近い下げとなった。S&P総合500種を対象とするオプション取引を基に算出する「恐怖指数」のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は21付近で高止まり。「市場のボラティリティーは当面高止まりが続く」(外銀)見通しだ。

<12:21> 正午のドルは109円前半、株安警戒し「手を出しづらい」  

正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の109.36/38円だった。株安への警戒感もあり、積極的な売り買いは手控えられた。

ドルは午前9時過ぎに109.12円まで下落した後、109.20─30円台でもみ合った。投資家の不安心理の度合いを示すボラティリティー・インデックス(VIX)は27台に低下したものの、依然として高水準。午前の日経平均はプラス圏で推移したが「株安に対する警戒もあり、手が出しづらい」(国内金融機関)との声が出ていた。

きょうは国内実需筋の動きも乏しかったという。「輸入企業は108円台半ば、輸出企業は110円台くらいにならないと出てこないだろう」(同)との見方も出ていた。

ドル/円については「ユーロや英ポンドなどの高ボラティリティー通貨と比較して、投資妙味に欠ける通貨ペアであると投機筋には見なされている。日銀総裁人事でヘリマネを推進するような人物が現れない限り、108―110円のレンジ内での推移となりそうだ」(SMBC日興証券の野地慎チーフ為替・外債ストラテジスト)との指摘もある。

<11:00> BOEで英ポンドに動意か 5月利上げ期待の変動に関心 

英ポンド/ドルは1.38ドル後半、英ポンド/円は151円後半でそれぞれ小動き。

きょうはイングランド銀行(英中銀、BOE)の金融政策委員会(MPC)に関心が集まっている。政策金利、議事要旨、四半期インフレ報告を一挙に発表する。

政策金利は据え置きがコンセンサスだが、成長率やインフレの見通しが上方修正される可能性が指摘されている。市場では5月の追加利上げ観測が高まり、金融先物が織り込む利上げの確率は47.6%となっている。今回、利上げ期待をさらに高める結果となればポンド高圧力となり、相場変動の材料になりそうだ。

「米金利上昇によって市場が不安定化した以上、金利上昇を誘発する恐れのあるイベントには注意が必要だ」(第一生命経済研究所の主任エコノミスト、藤代 宏一氏)との指摘もあった。

<09:50> ドル109円前半でもみ合い、米SF連銀総裁は利上げ方針維持

ドルは109.36円付近。一時109.12円まで下落したものの、下げは強まらず、109.30円台に持ち直している。76円高で寄り付いた日経平均が上げ幅を一時200円超に拡大。ウィリアム米サンフランシスコ連銀総裁の発言もドルの支えになったもよう。

ウィリアム総裁は「米経済は緩やかな金利上昇に明らかに対応できる」との見方を示し、「景気が過度に減速するという下振れリスクはそれほど懸念していない」と述べた。最近の市場の動揺を受けても自身の政策・経済見通しは根本的に変わっていないという。

ドル/円はテクニカル的に、日足一目均衡表の転換線が109.45円付近にあり「上昇か下落か、どちらに転ぶか見極めているところ」(国内証券)という。しっかり上抜ければ111円台程度まで戻してもおかしくはない一方、力尽きれば再び108円前半への下落もある得るという。

<07:59> ドル108.80─110.10円の見通し、底堅い 株価や欧州通貨を見極め

ドル/円は109.38円付近、ユーロ/ドルは1.2254ドル付近、ユーロ/円は133.95円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が108.80―110.10円、ユーロ/ドルが1.2210─1.2330ドル、ユーロ/円が133.60―134.80円。

ドルは底堅いながらも109円台で方向感が定まりにくい展開になりそうだ。米長期金利が2.8%台に上昇。米予算審議の前向きな話題もあり、ドル売り圧力はやや緩和している。株価が大崩れすれば108円後半への下落もありそうだが、下がったところでは押し目買いに支えられるとみられる。

株価が堅調に推移すればドルは上昇しそうだが、前日高値109.72円より上ではドル売りも出やすいとみられる。

前日はユーロやポンドなど欧州通貨が弱い展開となっており、クロス円で一段と円買いが強まった場合は、ドル/円も連れ安となる可能性もあるという。

主な経済指標・イベントでは、イングランド銀行(英中央銀行)の政策金利、米新規失業保険申請件数などの発表がある。カプラン米ダラス地区連銀総裁やハーカー米フィラデルフィア地区連銀総裁の講演、カシュカリ米ミネアポリス地区連銀総裁の発言機会なども予定されている。

早朝、ニュージーランド(NZ)準備銀行(中銀)は、政策金利を予想通り過去最低の1.75%に据え置き、2020年にかけてのインフレ見通しを引き下げた。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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