February 16, 2018 / 7:02 AM / 4 months ago

〔マーケットアイ〕外為:日銀副総裁に若田部氏、狙いは早期利上げ期待のけん制か

<15:43> 日銀副総裁に若田部氏、狙いは早期利上げ期待のけん制か

政府はきょう、日銀副総裁に若田部昌澄・早稲田大学教授を充てる人事案を国会に提示した。「純粋で原理主義的なリフレ派学者と評する向きもある」(みずほ証券チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏)とされる同氏の起用は「海外勢に台頭していた早期利上げ期待を強く牽制する(政権の)意思表明」(ゴールドマン・サックス証券日本経済担当チーフ・エコノミストの馬場直彦氏)との指摘が出ている。

市場では同氏の過去の発言を基に、金融政策運営スタンスを占おうとする議論が活発に行われている。しかし「若田部氏も岩田(規久男)副総裁と同様、金融政策の実務家ではない。執行部に加われば、これまで主張してきたリフレ派的な主張はより現実的なものに変化せざるを得ない」(SMBC日興証券チーフ金利ストラテジストの森田長太郎氏)とする見方もあった。

ドルは105.74円付近。きょうは円高が進んだが、日銀人事との関連を指摘する声はほとんどない。

<14:05> 円、全面高には至らず 際立つドルの主導ぶり

対ドルで上昇が勢いづく円相場だが、対ドル以外の通貨に対しては、それほど上昇圧力がかかっていない。「円高ではなくドル安が現在の相場を主導している」(都銀)象徴といえそうだ。

例えば24時間の主要通貨対比の動きをみると、円の上昇が最も目立つのはカーニバル明けのポジション調整が激しいブラジルレアルで、続いて米ドル、中国人民元、メキシコペソなど。ユーロに対してはほぼ横ばいで、対英ポンドや南アフリカランドでは小幅に下落している。

一時105.54円まで売られたドルは105.73円付近で値動きが落ち着いてきた。心理的な節目ともされる105円台は多くの短期筋がターゲットとしてきただけに「いったん利益確定の動きが出やすい」(トレーダー)という。

<13:22> ドル再び全面安、対ユーロも3年2カ月ぶり安値

対円で105円へ下落したことをきっかけに、再びドルが広範に下落。対ユーロで一時1.2549ドルまで売られ1月安値を突破、3年2カ月ぶり安値をつけた。

対スイスフランでも直近安値を下抜けて2年8カ月ぶり安値を更新。主要6通貨に対するドルの値動きを示すドル指数も同様の動きで、3年2カ月ぶり低水準をつけた。

対円では105.57円まで下げ幅を広げている。

<13:09> ドル一時105.77円まで下落、1年3カ月ぶり安値

午後に入りドルは一時105.77円まで下げ幅を拡大。2016年11月10日以来1年3カ月ぶり円高水準をつけた。

前日から続くドル売りの流れに乗り、短期筋が106円割れに控える一段の円買いを誘発するストップロスを狙って売り仕掛けを続け、106.00円付近に控えていたオプションに絡む防戦買いを突破した。

<12:00>正午のドルは106円付近、日銀人事案に驚きはなし

正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の106.05/07円。

この日は、中国、香港、シンガポール、台湾、フィリピンなどアジアの多くの市場が休場で薄商いとなる中、ドルの地合いの弱さが目立った。

午前11時過ぎに、政府が黒田日銀総裁の再任を国会に提示するとともに、副総裁として、雨宮理事と若田部・早大教授を提示したとの報道が伝わり、ドルは106.16円から106.20円まで4銭ほど強含んだ。

しかし、その後間もなくドルは踵(きびす)を返して106.01円付近まで反落した。

市場では「日銀人事で同じような内容が既に報道され、前日のニューヨーク市場でドルが一時的に106.85円まで買われた経緯もあり、きょう改めて動く理由もない」(外銀)との声がでていた。

また、海外投機筋の間では、「105円台を試したい向きが多く、106円割れは時間の問題」(外資系ファンド)との見方も出ていた。

<11:48> ドル106円の攻防、日銀人事案「メーンシナリオ通り」驚きなし

ドルは106円ちょうどの攻防が続いている。

日銀人事案で黒田東彦総裁の再任と、雨宮・若田部両氏の副総裁就任が国会に提示されたが、この陣容は、メーンシナリオ通りで驚きはないとの声が出ている。雨宮氏はこれまでも金融政策を担当する理事として黒田総裁をサポートをしてきたこともあり、「基本的に黒田総裁と雨宮副総裁の二人のラインで大きな方向性は決まっていく」(JPモルガン証券の経済調査部長、鵜飼博史氏)とみられる。

一方、若田部氏はリフレ派と目され、2%の物価安定目標を引き上げるか、名目GDPターゲットへ移行するか、いずれかを考えるべきと主張している。「一段の緩和が必要という意味では片岡審議委員に近い。正常化の議論に入っていくかという時、タイミングに影響する可能性はあるが、若田部氏が執行部に入っても政策の大枠はこれまでと変わらない」(同)という。

<11:34> ドル106.02円まで下落、日銀総裁人事報道に対する反応は限定的

ドルは日銀人事報道を挟んで、106.16円から106.20円までいったん強含んだが、その後、106.02円まで反落した。

きょうは中国の春節で海外勢の参加が少ないため、「106.02円でいまのところ踏みとどまっているが、投機筋は105円台を試したいようだ」(外資系ファンド)との声が出ていた。

<11:12> ドル106円前半、政府が黒田日銀総裁の再任を提示

ドルは106.15円付近。

政府は黒田日銀総裁の再任を国会に示すとともに、副総裁として、雨宮理事と若田部・早大教授を提示した。

ドル/円はこの報道を挟んで、106.16円付近から106.20円付近まで若干強含んだ。

市場では「前日のニューヨーク市場で日銀人事について同じような内容が報道され、ドルが106.85円まで一時的に買われた経緯もあり、きょう改めて動く理由もない」(外国銀)との声が聞かれた。

<10:50> ドル106円前半、ユーロは1.25ドル付近で底堅い

ドルは106.23円付近。投機筋の売りに先導され一時106.02円まで下落したが、106円割れを免れたことで、106.35円付近まで買い戻された。

ただ、ドル全面安の地合いに変化はなく、ユーロは1.25ドル付近で底堅い値動きとなっている。

「かつてに比べてユーロ上昇のモメンタムはないが、ドルから流出した資金のメインな行き先がユーロだという構図は変わらないので、ユーロは基本的に堅調な値動きになるとみている」(FX会社)との意見が聞かれた。

<09:51> ドル106円前半、一時106.02円まで下落

ドルは106.18円付近。一時106.02円まで下落し、前日の海外市場の安値を下回ったが、その後106.26円まで反発した。

朝方下値を試した投機筋は、ドルが106円を下回らなかったことで、いったん買い戻しに転じているもようだ。

きょうは旧正月で中国をはじめアジア各地の市場が休場であり、薄商いのため、ボラティリティーが上昇しやすいという。

<08:55> ドルは106円付近、麻生財務相「為替市場の動向を緊張感もって対応」  

ドルは106円付近。まだ106円ちょうどを割り込んではいないが、薄商いの中、下値リスクが高まっている。

麻生財務相は16日、特定の為替水準を念頭において為替政策を行っているわけではないとしながらも、為替の無秩序な動きは金融市場に影響を与えるとの見解を示した。

その上で、「引き続き為替市場の動向を緊張感もって対応する」と述べた。さらに、為替の安定は重要で必要な場合に対応するという政府方針に変わりはないとした。

市場の反応は限定的だった。

<08:08> ドル106円前半、一時106.03円まで下落

ドルは106.18円付近。夜間の取引で一時106.03円まで下落し、2016年11月11日の安値と面合わせした。

この日は、旧正月の連休の始まりで、中国、シンガポール、香港、台湾、韓国、フィリピンなどの市場が休場となっており、薄商いが予想され、週末を控えた調整売りなどが、ボラティリティーが上昇する可能性がある。

豪中銀総裁の発言が伝わったが、豪ドルは現在0.7940ドル付近で、目立った反応を示していない。

豪中銀総裁は、ある時点で金融緩和を縮小することが適切となるとの見解を示したほか、今年と来年でGDP成長率は3%をやや上回る水準になると予想した。さらに、短期的な金融政策の調整が必要とはみていないとした。

今後の株価安定との関連で注目されているVIX指数は、前日19.13まで下落して取引を終えた。

<07:35> ドル105.70─106.90円の見通し、アジア市場休場多くボラティリティー上昇も

ドル/円は106.10円付近、ユーロ/ドルは1.2502ドル付近、ユーロ/円は132.69円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が105.70―106.90円、ユーロ/ドルが1.2450─1.2550ドル、ユーロ/円が132.10―133.30円とみられている。

きょうは旧正月で中国市場が休場の他、シンガポール、香港、台湾、韓国、フィリピンなどの市場も休場となり、東京時間は豪州、ニュージーランドのオセアニア勢と東京勢のみの参加となる。

「取引が薄く、ボラティリティーが拡大する可能性もある」(外為アナリスト)とみている。

前日のニューヨーク市場では、日銀の黒田総裁続投との報道を受けてドルが一時106.85円まで上昇したものの、107円を回復できなかったことや、米長期金利が2.94%と4年ぶりの高水準に上昇したことが嫌気され、上昇分をほぼ吐き出して、106.10円付近で取引を終えた。

目先の相場動向について、「106円ちょうどは通過点とみられている。105円ちょうどが維持できるかどうかが重要なポイントだ」(同上)という。

この日はまた、週末を控えた利益確定売りや調整売りが出やすいとみられる。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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