February 23, 2018 / 4:25 AM / 6 months ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル106円後半、日本勢は過去3週間で外国中長期債を2.385兆円処分

[東京 23日 ロイター] -

<13:13> ドル106円後半、日本勢は過去3週間で外国中長期債を2.385兆円処分

ドルは106.89円付近で方向感に乏しい。

財務省の対外及び対内証券売買契約等の状況によると、日本勢は2月17日までの3週間に、累計で2.385兆円相当の外国中長期債を売り越している。

市場では、「3月期末が迫ってきているので、このところの米長期金利の上昇で被ったキャピタルロスに、外債の処分という形で対処している」(証券会社)という。

こうした動きが米長期金利上昇の背景にある要因となっている。

米10年国債利回りは現在2.9299%付近。前日ニューヨーク終盤の2.9207%から上昇している。

ただ、投機筋の一部は、利回り水準が上がった米長期債に買いを入れているとされる。

今後の長期金利の見通しについて、SMBC日興証券の為替外債ストラテジスト、野地慎氏は「先進国は全般に高齢化が進んでいるので、かつてのような高成長は望めない。とめどなくインフレが押し寄せるような環境ではないだろう」と述べ、米長期金利の一段の持続的な上昇について、懐疑的な見方を示した。

<12:02> 正午のドルは106円後半、上値限定的

正午のドルは前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらずの106円後半。実需と見られる向きの買いなどを背景に一時107.00円まで上昇したが、そうした動きが一巡した後は、再び106円後半へ反落した。

午前の値幅は上下わずか34銭。動意は乏しかった。

<11:33> オープン外債投資の下値抑制説、年度末控え懐疑の声も

米10年債利回りが4年ぶりに3%台乗せへ接近、ドルが1年3カ月ぶりに105円台へ下落したことを受けて、市場では国内大手投資家が為替リスクをヘッジしないオープン外債投資に踏み切るのではないかとの期待感が強まっている。

今週に入り、市場では複数回、ドルが上昇する場面で大手生保などがオープン外債投資に伴うドル買いに動いたとの観測が出回った。真偽は不明だが、短期筋が円の買い仕掛けに二の足を踏む一因にはなっているようだ。

ただ、こうした見方には懐疑的な声もある。ある信託銀行の担当者は「中期的観点で運用を行っている参加者は、年度末を1カ月後に控え、ここから無理をしてでもリスクを取ろうとする動きはあまりない」としている。

日本生命保険の大関洋取締役(有価証券運用担当、CIO)は22日、ロイターとのインタビューで、オープン外債投資について「105円割れでは買いたいし、100円割れもあり得ると思うので、そこで買える余力を残しながら買いたい」と発言した。

仲値公示を経て一時107.00円まで上昇したドルは106.85円付近へ反落。値動きが鈍ってきた。

<09:50> ECB、議事要旨でも「ユーロ相場注視」 指標相次ぎ下振れ

欧州中央銀行(ECB)が前日公表した1月理事会の議事要旨では「ユーロ相場のこのところのボラティリティーは、不確実性の源となっており、注視する必要があるとの認識が幅広く共有された」ことが明らかになった。

1月理事会ではその後の記者会見で、ドラギ総裁がムニューシン米財務長官のドル安発言について「合意を反映しない為替動向を巡る文言の利用」がユーロ高につながったと不快感を示していた。

一方、前日発表の独IFO経済研究所の2月業況指数は115.4と、予想を大きく下回って低下。依然として高水準ではあるものの、市場ではユーロ高の影響が表面化してきたとの指摘が複数出ている。21日発表の2月ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値も予想を下回っていた。

実際にユーロ高が実体経済に悪影響を与えることになれば、市場ではECBの政策引き締め期待が後ずれしかねない。ただユーロ相場はきょうにかけて大きな動きはなく、現在も1.23ドル前半を推移。今月16日につけた4年ぶり高値の1.2556ドルから小幅下落した水準でもみあっている。

<08:45> 円全面高、主役は投機筋 下値攻め2度失敗で戦略転換

前日からきょうにかけて、主要通貨の中で最も上昇したのは円。対ドルで前日安値からけさの高値106.60円まで1.3円の円高が進んだ。

円は同様に対カナダドルでも83円後半へ1円超、対NZドルで78円前半へ1円弱買われた。中国人民元や南アフリカランドなどの新興国通貨に対しても上昇している。

市場筋によると、特段の手掛かりのない中で、円の上昇をけん引したのは投機筋。16日に1年3カ月ぶり円高水準となる105円台をつけた後、心理的な節目へ到達したことでいったん売り戻された円は、目先のテクニカルポイントとされる108円半ばまで戻るかが注目を集めていた。

しかし、ドルの買い戻しが勢いづいていた21日は、日中高値107.90円で上昇が一巡。22日も米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表後につけた高値も同じ107.90円にとどまったことで「(ドルの)上値は重いことが確認できた」(トレーダー)ことが、再度の円買い仕掛けにつながったという。

<07:54> ドル106.30─107.30円の見通し、底堅いが上値は限定的

ドル/円は106.76円付近、ユーロ/ドルは1.2329ドル付近、ユーロ/円は131.64円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が106.30―107.30円、ユーロ/ドルが1.2280─1.2360ドル、ユーロ/円が131.00―132.00円。

週末を控えたきょうは、実質的に実需の売買が集中する5・10日となるため、仲値にかけては輸入企業などなどの買いで底堅く推移する見込み。ただ、前日海外時間は再び投機筋の円買い仕掛けが活発化しており、前日売買の攻防が目立った「107円前半が戻りのめど」(邦銀)になりそうだという。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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