March 1, 2018 / 5:14 AM / 5 months ago

〔マーケットアイ〕外為:午前1時の円全面高、月末フローが誘発か

[東京 1日 ロイター] -

<14:00> 午前1時の円全面高、月末フローが誘発か

前日、主要通貨の中で最も強かったのは円。最も売られた英ポンドに対しては、きょう午前までに146円半ばと、前日日中安値から3円超上昇し、昨年9月以来半年ぶりの高値をつけた。

円は他通貨に対しても広範に買われ、対スイスフランで112円半ばと7カ月ぶり、対カナダドルで82円後半、対豪ドルで82円前半とともに9カ月ぶり高値を奪回した。

円高の主因とされるのは世界的な株式市場の崩れ。日銀の国債買い入れオペ減額が一因とする見方もあったが、前日に限っては世界の投資家が持ち高を調整するための売買を執行する「月末取引」が影響した可能性があるという。

実際、円が大きく買われたのは、そうした売買が集中するロンドン市場の仲値にあたる日本時間午前1時前後。直接的な手がかりが特段なかった中で、円が突然軒並み高となった。

前日海外では月末取引とみられる「ユーロ売りが目立っていた」(都銀)といい、午前1時前にユーロは対ドル、対円でともに下落。特に対円では最近の取引レンジ下限となっていた昨年9月安値の130円半ばを割り込んだことで、一段の円買いを誘発するストップロスを巻き込み、円高圧力が一気に増したという。

<12:34> 正午のドルは106円後半、国内企業の財務担当者も一段の円高警戒 

正午のドルは、前日ニューヨーク市場の午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の106.73/75円だった。日経平均が300円を超える下げとなり、ドル/円は上値の重さが意識された。

午前はユーロ/円や英ポンド円も下落し、ドルは一時106.55円まで下押しされた。一方、ユーロ/ドルではドル買いとなっており、ドル/円の下げを軽減している部分もある。

例年2、3月は、3月期決算の国内企業が2018年度の計画を固める時期にあたり、財務担当者からは一段の円高進行を警戒する声も出ている。「北米(子会社)は12月決算で会見年度がすでに締まっている。連結では2月中旬以降のドル安/円高が2017年度の業績に与える影響はないが、18年度の想定レートは保守的にならざるを得ない」という。

<11:33> ドル106円半ば、片岡審議委員「一段の追加緩和必要」 相場は反応薄 

ドルは106.68円付近。片岡剛士審議委員の発言が伝わったが、相場の反応は限定的。

片岡審議委員は、岡山市で行った講演で、家計や企業の抱く先行きの物価である予想インフレ率も明確に上昇はしていないため「もう一段の追加緩和が必要」と強調。追加緩和手段としては「さまざまあるが、効果と副作用のバランスを考えると、10年以上の幅広い国債金利の引下げが現時点で最適」と述べた。

一方、黒田総裁は、実体経済が好調な中で、依然として賃金・物価は弱目。デフレマインドは払拭されておらず、企業の価格設定はなお慎重との認識を示した。

あるエコノミストは「日銀はこの円高は頭痛の種のはずだが、やれることはほとんどない。ドル安局面が終了するまでクリンチでしのぐだけだ」と述べ、その上で3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースの加速が意識されれば、徐々にドル高に回帰するとの見方を示した。

<10:08> ドル106円後半、クロス円の下落で上値重い

ドルは106.72円付近。一時106.55円まで下落したが、仲値を通過して小幅に持ち直している。

167円安で始まった日経平均が下げ幅を一時300円超に拡大。対ユーロ、対英ポンドなどで円が買われた。一方、ユーロ/ドルではドル買いとなっており、ドル/円の下げを軽減している部分もある。

ドル/円はチャート的に2月26日安値106.38円付近が次の下値めどとされる。この水準を割り込めば、再び105円台を試す展開も予想されている。

<08:35> ユーロ130円割れ、2017年9月以来の安値

ユーロは130.02円付近。一時129.96円まで下落した。

前日、ユーロ圏の経済指標が弱く、ユーロ売り地合いになったことに加え、欧米株安でリスク回避の円買いが優勢となっていた。

政治イベントも警戒されているもよう。4日にはイタリアで総選挙が実施されるほか、ドイツでは社会民主党(SPD)による大連立合意の承認を巡る結果が判明する。

英ポンドの下げも目立っている。前日のアジア時間は149円半ばだったが、現在146円半ばに下落している。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉の難航が警戒された。

<07:58> ドル106.00─107.30円の見通し、株価にらみ上値重い

ドル/円は106.66円付近、ユーロ/ドルは1.2192ドル付近、ユーロ/円は130.10円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が106.00―107.30円、ユーロ/ドルが1.2150─1.2250ドル、ユーロ/円が129.50―130.80円とみられている。

株価が大きく下げた場合はリスク回避ムードから円が買われそうで、クロス円の下落とともにドルも106円付近まで下押しされる可能性がある。

米株式市場が大幅に続落して終えている。日経平均は月初に上昇するというアノマリーがあるが、投資家心理が悪化する中、株価がどこまで持ちこたえられるか注目される。

株価がそれほど下げなければドルは107円台の回復もあり得るが、海外時間の戻りが鈍かったこともあり107円前半では上値が重くなりそうだ。

海外時間は、米国で新規失業保険申請件数、個人所得・消費支出、ISM製造業景気指数、パウエル米FRB議長の上院での証言などがある。パウエル議長の証言は下院での証言と大きく変わらないとみられている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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