June 11, 2018 / 8:10 AM / 10 days ago

〔マーケットアイ〕外為:あすは円/ウォン相場に注目、北朝鮮情勢に高い感応度

[東京 11日 ロイター] -

<17:04> あすは円/ウォン相場に注目、北朝鮮情勢に高い感応度

円/韓国ウォンは現在9.7ウォン付近。米朝首脳会談をあすに控え、年初来取引レンジのちょうど中間付近でもみあっている。

北朝鮮情勢に直接影響を受ける韓国のウォンと、市場のリスク選好姿勢に応じて上下する日本円の組み合わせは、北朝鮮問題に対する感応度が特に高いとされる通貨ペア。あすの会談で「もし非核化に向けた合意がなされれば、韓国経済には有意な影響がある。短期的にも成長加速の可能性や地政学リスクの後退が韓国資産にポジティブに働く」(外銀)見込みだという。

ただ市場では、今回の会談のみでは具体的な成果は期待しづらいと冷めた見方も多い。「会談を取引材料と見なしている印象は乏しい。初期反応は限定的では」(証券)との指摘もある。

<13:54> ブラジルレアル、10年ぶり急騰劇 週明け後も堅調

ブラジルレアル/円は29円半ば。前週末海外市場で急騰した後、週明け取引でも再び海外高値の奪回に迫るなど、堅調に推移している。

レアルは8日海外の取引で27円後半から29円半ばへ1.6円急伸した。ゴールドファイン中銀総裁が為替市場へ介入する考えを示したことがきっかけ。通貨スワップを用いた介入も大幅に拡充する。「ブラジルの外貨準備は3820億ドルと新興国有数の規模。中銀が通貨安抑制に本気で乗り出すことへの警戒感が高まった」(野村証券)という。

レアルは8日に対ドルでも5%超急騰。1日の上げ幅は08年以来10年ぶりの大きさに達した。

<12:25> 正午のドルは109円後半、にわかに円売り強まる 

正午のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時点に比べ、ドル高/円安の109.69/71円だった。あす以降に米朝首脳会談や米連邦公開市場委員会(FOMC)などを控え、積極的にポジションを傾ける動きはみられなかった。

ドルは早朝にきょうの安値109.23円を付けた後、じり高となり、午前9時過ぎに109.54円まで上昇した。その後、109.30─40台を中心に方向感なく推移していたが、正午前、全面的に円売りが強まり、一時109.74円まで強含んだ。

この時間、円売りにつながるようなニュースは確認できなかったものの、ユーロ/円は一時129.45円まで上昇。英ポンド/円は147円前半まで強含んだ。

米朝首脳会談については「初めは開催されるだけでいいと思われていたのが、いつの間にか非核化のステップが確認できれば及第点、そうでなければ不安要素という評価に変わってきている。G7首脳会議後のトランプ大統領の言動をみているだけに楽観できない」(外為アナリスト)との声が出ていた。

<11:36> ユーロじり高、ECB理事会までは下がりにくいか  

ユーロは朝方からじり高。ユーロ/ドルは一時1.18ドル台に、ユーロ/円は129円台にそれぞれ上昇している。特段のニュースは出ておらず、調整の範囲内で買い戻されているもよう。

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(6月5日までの週)によると、ユーロの買い越しは8万9236枚と、前週から約3800枚減少し、12月24日の週以来最も低い水準となった。「一時に比べるとロングは減っているが、このところ欧州中央銀行(ECB)の金融政策正常化期待が出てきており、今週後半の理事会までは減りにくい」(外為アナリスト)との指摘が出ていた。

ECBは14日の理事会で量的金融緩和(QE)の年内終了の是非を協議する。ECB当局者からは公式、非公式を問わず、年内のQE終了を見込む発言が相次いでいる。ただ、当局者は急激な中止には慎重な姿勢を示しており、10月から徐々に買い入れの量を減らし、3カ月かけて終了する見通しだという。

<10:07> ドル/円小動き、通貨オプション市場は円高進行を警戒

ドルは109.49円付近。

今週前半は米朝首脳会談と米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容を見極めたいとの思惑から、ドル/円は売買交錯の展開が予想されている。

一方、通貨オプション市場では、当面の円高進行を警戒する動きが観測される。ロイターデータによると、ドル/円のリスク・リバーサル(RR、1カ月物)はイタリア政局不安が広がった5月末の水準までドル・プット・オーバーが拡大してきた。市場では、株式市場に調整が入れば108円台の攻防にシフトする可能性があるとの見方も出ている。

IG証券の石川順一シニアFXストラテジストは「一度破談しかけた米朝首脳会談が予定通り行われることになった経緯を考えれば、これまでに懸案事項の解決に向けたプロセスが米朝間で相当話し合われただろう」と指摘。注目は米朝首脳会談より、米連邦準備理事会(FRB)の動向になるという。

6月のFOMCでの利上げはほぼ織り込まれており、注目はFOMCメンバーの金利予想を示すドットチャートとなっている。利上げペースの加速が示唆され、それが株安圧力を高めれば「FRBの政策自体がリスク要因として米株市場で意識されるシナリオが浮上する」(IG証券の石川氏)とみている。

<08:50> ドル109円半ば、新潟県知事選は与党系当選 相場は消化できず    

ドルは109.42円付近で小動き。

10日に投開票した新潟県知事選では、自民、公明両党が支持した花角英世氏が初当選した。共同通信によると、自民党の二階俊博幹事長が「総裁選に追い風、良い風が吹いてきたと判断して間違いない」と述べ、安倍晋三首相が目指す9月の党総裁選での3選へ前進したとの認識を示した、と伝えている。

市場では「与党系候補の花角氏が負けたら安倍首相以外の人の動きが積極的になるとみていたが、来年の参院選も安倍首相でいけるというムードが出てくるだろう。野党は森友・加計問題を追及しても選挙では勝てないとなって戦略転換を迫られそうだ」(国内金融機関)との見方が出ていた。

為替市場では、新潟県知事選の結果について「現時点で消化できない」(同)というものの、安倍首相の3選と日銀の緩和的な金融政策継続が想起されるため、少なくとも円高要因にはならないという。

<07:54> ドル109.00─110.00円の見通し、調整主体で方向感欠く

ドル/円は109.44円付近、ユーロ/ドルは1.1772ドル付近、ユーロ/円は128.88円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が109.00―110.00円、ユーロ/ドルが1.1720─1.1820ドル、ユーロ/円が128.30―129.50円とみられている。

今週は米朝首脳会談や日米欧中銀による金融政策発表など重要イベントが続く予定だが、きょうに関しては米財務省の3・10年債入札程度で、ほかに目立った材料が見られない。突発的なニュースがあれば動く可能性はあるが、基本的に模様眺めの一日になりそうだ。

東京時間のドルは109円半ばを中心にもみあうとみられる。109円後半では調整や戻り待ちのドル売り、109円前半では押し目買いがそれぞれ出そうだという。

カナダで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、通商政策を巡り米国と6カ国の意見対立が解消されないまま、かろうじて首脳宣言が採択されたが、その後、トランプ米大統領が、米朝首脳会談が行われるシンガポールに向かう途中、首脳宣言を受け入れないとツイッターで急きょ発表。G7の他の加盟国は対応に追われた。

トランプ大統領は、カナダ、日本、ドイツに打撃を与える可能性のある自動車輸入関税の導入も示唆しており、通商面で先行き不透明感を強めた。朝方は「トランプ大統領は中間選挙に向けて手を緩めることはなさそう。自動車への輸入関税引き上げは日本メーカーの業績に影響が出てくるのは必至のため注意が必要だ」(市場筋)との声が出ていた。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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