June 15, 2018 / 1:52 AM / 2 months ago

〔マーケットアイ〕外為:意外なドル急伸、新興国に再び暗雲

[東京 15日 ロイター] -

<10:45> 意外なドル急伸、新興国に再び暗雲

前日急落のユーロは午前の取引で一時1.1555ドルまで小幅下落。海外安値を再び下抜けてきた。

市場ではECB理事会をきっかけにユーロ安とともに進んだドル高が、新興国市場へどう影響を及ぼすかに関心を寄せる声が出ている。

FRBの利上げ後はドル高が進まなかったこともあり、新興国市場は大きな崩れを見せなかったが、前日は急速なユーロ安がドルを全面高に押し上げた。この勢いでドル高が続くと、新興国通貨の下落圧力が強まることになり「折から不安定な新興国市場の回復を妨げかねない」(シティグループ証券チーフFXストラテジストの高島修氏)という。

前日、下げが目立ったのはブラジルレアル。中銀の介入でここ数日は2年ぶり安値から切り返す動きを見せていたが、急速なドル高には抗しきれず2%超下落。アルゼンチンペソも最安値を再び更新した。

<08:40> 円ほぼ全面高、ドル急伸のあおり

ドル/円は前日夕方につけた109.92円を底にじりじりと切り返し、NY市場の終盤には110.70円と80銭近い上昇を見せた。しかし、主要通貨間で円が下落したのは対ドルのみ。対ユーロを筆頭に円はほぼ全面高の展開だった。

軒並み安となったクロス円の中で下げが大きかったのはもちろん、欧州中央銀行(ECB)のハト派姿勢で「来年の利上げ期待が大きく後退した」(トレーダー)ユーロ。理事会後の高値から2.4円下落し、127円後半と半月ぶり安値をつけた。豪ドル/円やスイスフラン/円なども、前日日中高値から1円前後の下げとなった。

前日海外の主要国株価は堅調だったにもかかわらず、円がほぼ全面高となった主因は米ドル高。タカ派的だったとされる米連邦準備理事会(FRB)の決定も背景に米欧金利差の拡大期待が一気に強まり、ユーロ/ドルは英EU離脱決定翌日の16年6月24日以来となる大幅安を記録。急速なドル高がポンドや豪ドル、スイスフランなど他通貨の売り圧力を強めた形となった。

<07:54> ドル110.10─111.10円の見通し、底堅い

きょうの予想レンジはドル/円が110.10―111.10円、ユーロ/ドルが1.1520─1.1650ドル、ユーロ/円が127.50―128.80円とみられている。

海外市場でドルが急伸した流れを引き継ぎ、日中は底堅い動きが続く見込み。海外株高を受けた日本株の堅調期待もサポート要因だ。ただ、次の心理的節目となる111円付近では「実需、短期筋ともに売りたい人が多い」(ブローカー)といい、一段の上昇は難しそうだとみられている。

ドルは海外市場で一時110.70円まで上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)後につけた3週間ぶり高値110.85円に迫った。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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