August 10, 2018 / 1:36 AM / 2 months ago

〔マーケットアイ〕外為:新興国通貨、相次ぐ受難 円高の一因

[東京 10日 ロイター] -

<10:25> 新興国通貨、相次ぐ受難 円高の一因

いくつかの新興国で通貨安が目立ってきた。MSCI新興国通貨指数は7月につけた1年ぶり安値圏に到達した。

新興国通貨安は売り圧力が直接、主要通貨である円の上昇圧力となり得ることに加え、市場のリスクオフムードが高まることを通じて、円高圧力へ転化しやすくなる側面もある。

前日に動きが目立ったのはトルコ。リラは5%安と1日の下げ幅としては08年以降で最大を記録した。米国との関係改善を目指してワシントンで行われていた交渉に進展がなく、トルコ政府代表団が9日に帰国したことが手掛かり。

日本の個人投資家に人気のトルコリラ/円は節目とされる20円台を割り込み、19円後半と過去最安値圏を推移している。

8日に3%下落したロシアルーブルも下げ止まらず、1%超続落。16年8月以来2年ぶり安値を更新した。米国が輸出制限など新たな制裁を発動すると発表した。英国で3月に起きた元ロシア情報機関員らの毒殺未遂事件で、ロシア政府が神経剤を使用したと米政府が断定した。

南アフリカランドも2%安。バンクホリデーで休場だったにもかかわらず、ドルや円の堅調さが売りにつながったもようで、1カ月ぶり安値まで売られた。

仲値公示を経てドルは110.93円付近へ小幅に持ち直した。ユーロも127.89円付近で下げ渋り。

<09:39> ユーロ128円割れ、ドルも110円後半へ反落

ユーロが127.80円まで下落。128円割れにあった円高を誘発するストップロスを巻き込んだもようで、ドルも110円後半へ小幅下落した。

ユーロは対ドルで5月以降の下値抵抗線となっている1.1500ドルを割り込むかが大きな焦点。短期筋の間では「オプション的にも心理的にも重要な水準で、下抜ければ一段安が見込める」(トレーダー)と売り仕掛けが活発化している。

<08:19> 日米貿易協議、あすも継続 ドル111.15円付近

訪米中の茂木敏充経済再生担当相は現地時間9日夜、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表との会談終了後に会見し、あす10日も協議を継続することを明らかにした。ドルは111.15円付近でほとんど反応がなかった。

<07:52> ドル110.60─111.50円の見通し、クロス円の上値重い

きょうの予想レンジはドル/円が110.60―111.50円、ユーロ/ドルが1.1500─1.1550ドル、ユーロ/円が127.50―128.30円とみられている。

東京市場も海外で円が買われた流れが続きそうだ。さえない各国株価、日米貿易協議への警戒感、新興国通貨安などが複合的に円高圧力となっているうえ、「夏季休暇前に売り越しぎみだった円を買い戻す動き」(証券)も加わっている。

リスクオフムードが漂う中でドルも堅調に推移しているため、円高は対ユーロなどクロス円で進行しやすい情勢だ。

ユーロ/円はけさまでに128.03円まで下落。6月29日以来1カ月半ぶり円高水準をつけた。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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