November 4, 2018 / 11:32 PM / 9 days ago

〔マーケットアイ〕外為:ユーロ1.13ドル後半、ECB「必要なら何でもする」発言が痛手

[東京 5日 ロイター] -

<08:23> ユーロ1.13ドル後半、ECB「必要なら何でもする」発言が痛手

ドルは113.15円付近で小動き。

ユーロは1.1395ドル付近。

ユーロは2日に1.1456ドルの高値をつけた後、予想通り堅調だった10月の米雇用統計を受けて下落。その後は、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの発言で、再度下落した。

ECB理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は2日、ECBは必要なら貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)を含めあらゆる政策手段を活用するとの認識を示した。

ドラギECB総裁とビルロワドガロー仏中銀総裁は前週、新たなTLTROは将来的に検討され得る選択肢の一つと指摘している。

市場では「ECBが資産買い入れプログラムを年末までに終了することは織り込み済みだが、最近、ユーロ圏では弱い経済指標が目白押しななか、『何でもする』発言は、ファンダメンタルズの弱さをかえって強調するものだ」(国内銀)との声が聞かれた。

ECBの資産買い入れ(量的緩和)は10月以降、月間150億ユーロに既に縮小されており、12月末まで同金額を続けたあと終了する計画となっている。

<07:43> ドル112.70─113.70円の見通し、113円前半でもみ合いか

ドル/円は113.20円付近、ユーロ/ドルは1.1390ドル付近、ユーロ/円は129円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が112.70―113.70円、ユーロ/ドルが1.1350─1.1450ドル、ユーロ/円が128.30―129.50円とみられている。

前週末の2日の海外市場では、同日のアジア時間からドル買い材料として話題となっていた一部通信社の記事が否定された。

カドロー米国家経済会議委員長は、CNBCとのインタビューで、トランプ政権が当局に対中貿易協定案の策定を指示した事実はないと明言し、ブルームバーグの報道内容を否定した。また、米中間の交渉の行方について、以前ほど楽観していないとの考えを示した。

カドロー氏の発言に加え、米国株が失速したことで、ドルには下押し圧力がかかった。

一方、米長期金利の上昇、10月の米雇用統計が予想通り堅調だったこと、トランプ氏が米中両国は非常に良好な通商協定をできるとの見通しを示したことなどで、ドルはサポートされ、113円台を回復した。

この日は五・十日で実需のフローが多めに流入すると予想される。

上値では直近の高値である113.30/40円のゾーンが意識されやすいといい、「これを上抜ければストップがついて上げが加速する場面もあるかもしれないが、113.50円にはあらたなレジスタンスがある」(外為アナリスト)との指摘も聞かれる。

現在のドルの地合いについて市場では「米雇用統計後のドルの上昇が限定的だったことが気になる。ある程度良い結果が予想されていたとはいえ、以前であればもっと強く反応し大幅に買われてもいい局面だった」(同)との声が出ている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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