November 18, 2018 / 11:28 PM / 22 days ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル112円後半、米イールドカーブは再び平たん化

[東京 19日 ロイター] -

<08:19> ドル112円後半、米イールドカーブは再び平たん化

ドルは112.69円付近。

早朝の取引で112.71円まで下落した後、いったん112.85円まで反発したが、現在は再び安値圏に下落している。

ドル安の背景には、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が米金利はFRBが中立金利とみなす水準に近づいているとの見方を示し、現在の引き締めサイクルが近く終了する可能性を示唆したことを受けた米長期金利の低下がある。

中立金利とは、経済を過熱も減速もさせない金利水準。

クラリダ副議長は「経済の現状、およびFRBの景気見通しを踏まえると、中立的であることは理にかなう」とも述べた。

なお、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明から、「金融政策のスタンスは緩和的」との文言が削除された。

それまでの声明には、利上げ後も政策スタンスは「緩和的」との文言があった。しかし、9月まで8回のFF金利の引き上げにより、金利水準が中立に近づいたことをFRBが認めた格好となった。

一方、米国債市場では2年債と10年債の利回り格差(長短スプレッド)が再び縮小傾向を示し、イールドカーブが平たん化している。クラリダ氏の発言を受け、長期金利の低下が促された。

長短スプレッドは25.66ベーシスポイント(bp)で前週末の26.2bpから若干縮小。同スプレッドは11月2日に30.2bpで頭打ちとなり、その後は緩やかな低下を見せている。

<07:32> ドル112.30─113.30円の見通し、FRB高官の発言を消化へ

ドル/円は112.84円付近、ユーロ/ドルは1.1413ドル付近、ユーロ/円は128.48円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が112.30―113.30円、ユーロ/ドルが1.1360─1.1460ドル、ユーロ/円が128.10―129.30円とみられている。

ドルは早朝の取引で一時112.71円まで下落した。

これは「米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長の発言をきっかけとした米金利先高感の後退によるドル売りが関係している可能性がある」(外為アナリスト)とされ、アジア時間にも引き続きクラリダ氏の発言を消化する動きがでそうだ。

クラリダ副議長は16日、CNBCのインタビューで、金利がFRBが中立的な水準とみなす2.5―3.5%に近づくにつれ、政策担当者は労働市場とインフレ動向を緊密に注視する必要があると指摘。

「現在は特にデータに依存する必要がある時点に差し掛かっている」とし、「経済の現状、及びFRBの景気見通しを踏まえると、中立的であることは理にかなう」と述べた。

また、米国の生産性が上昇していることは楽観視していると指摘。経済や賃金の伸び加速が必ずしもインフレ高進を招き、さらなる利上げが必要とされるとはみていないと示唆した。

さらに「世界的な減速を示唆する証拠はある」とし、貿易や資本市場を通じて経済に大きな影響を与えることから、米経済の見通しを考える上で関連する問題だと述べた。

またダラス地区連銀のカプラン総裁もフォックス・ビジネスのインタビューで、欧州と中国で成長減速がみられるとし、「世界経済の成長がやや向かい風を受け、米国に波及するかもしれないという見解を持っている」と述べた。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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