November 12, 2019 / 1:51 AM / a month ago

〔マーケットアイ〕外為:人民元は7元付近、香港の混乱は天安門以上との意見も

[東京 12日 ロイター] -

<10:45> 人民元は7元付近、香港の混乱は天安門以上との意見も

スポット人民元は1ドル=7.0043元付近で、前日の終値7.0105元に比べ、若干元高水準。

人民元は11月5日に3カ月ぶりに1ドル=7元を割り込んで強含んでいたが、香港で週末からデモ隊と警官の衝突が激化していることを受け、週明け11日には7.0125元まで下落し、再び7元台にのせている。

人民元の対ドル基準値は1ドル=6.9988元。前日は6.9933元だった。

香港では11日、警官がデモ隊に実弾を発砲し、負傷者が出た。香港で続く抗議デモは24週間目に突入したが、平日の勤務時間帯に暴力行為が起きるのはまれ。

週末の抗議活動では一部のデモ参加者が暴徒化し、新界地区や九竜地区で道路を封鎖したり飲食店を破壊したりしたため、警察隊が催涙弾を発射して強制排除に乗り出した。

「(香港の)今回の混乱はある意味で天安門事件をしのいでいる。5カ月間に及ぶデモは現在、あらゆるものを破壊する方向に転換してきており、デモというよりは、戦争に近づいているとみるべきだろう」(中国担当エコノミスト)。

米国の政治家の間では、中国による香港への干渉について、人権擁護の観点から深刻な問題と捉える向きが多く、大統領選を来年に控えたトランプ大統領は、「中国と通商合意にこぎ着けることが、自らの将来にプラスなのかマイナスなのか熟考する必要があるだろう」(同)という。

米ドルは109.13円付近。仲値公示にかけて109.18円までじり高となったが、実需の買い一巡後は伸び悩んでいる。実需筋の間では108.80円を買いのターゲットとしている向きが多いという。

<08:50> 英ポンド140円前半に上昇、保守党の支持率上昇などで

英ポンド/円は140.16円付近。

前日の取引では、英保守党の支持率上昇やブレグジット党の対抗馬擁立見送りの報道を受け、英ポンドは139円前半から140円半ばまで上昇し、現在も強さを維持している。

英ポンドは対ドルでも強さを示し、11日には1.2786ドルから1.2896ドルに上昇した。現在は1.2853ドル付近。

英ブレグジット党のファラージ党首は11日、来月12日投開票の総選挙(下院定数650)で、ジョンソン首相率いる与党保守党が2年前の選挙で勝利した317の選挙区に候補を擁立しないと表明した。 ブレグジット党と保守党は支持層が重なるが、ファラージ氏はこれまで保守党への対決姿勢をあらわにし、対抗馬擁立も辞さないとしてきた。

市場では「保守党が安定多数をとったからといって、全ての保守党員がEUとの合意案に賛成するわけではなく、離反する議員もでてくるだろう。前日の反応(英ポンド買い)は、あくまで目先の反応と捉えるべきだ」(FX会社)という。

一方、英調査会社ICMがロイターの委託で実施した最新の世論調査(11月8―11日の期間、調査対象2035人)によると、12月12日投開票の総選挙に向け、ジョンソン首相率いる与党保守党の支持率が1%ポイント上昇し39%となった。 一方、野党労働党は31%と変わらず。その他、欧州連合(EU)残留派の自由民主党は15%と横ばい。ブレグジット党は1%ポイント低下し8%だった。

英国経済は低迷している。前日発表された第3・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は、景気後退(リセッション)を示す2期連続のマイナス成長は逃れたが、前年比伸び率はプラス1.0%にとどまり、2010年第1・四半期以降で最低となった。世界経済の低迷や英国のEU離脱に対する懸念で設備投資や製造業が打撃を受けた。

<07:46> ドル108.50─109.50円の見通し、香港情勢や中国株の動向を警戒

ドル/円は109.05円付近、ユーロ/ドルは1.1032ドル付近、ユーロ/円は120.28円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が108.50―109.50円、ユーロ/ドルが1.0980─1.1080ドル、ユーロ/円が119.80―120.80円とみられている。

この日は引き続き香港情勢や中国株の動向が警戒されている。

「前日ドルが109円を割り込んだ背景には香港での混乱拡大と中国株の下落があったので、きょうもそれらのリスク要因に注意したい」(外為アナリスト)という。リスク回避のセンチメントが広がれば円が買われやすくなるとみられる。

香港で11日、警官がデモ隊に実弾を発砲し、負傷者が出た。病院関係者によると1人の負傷者は重体。香港で続く抗議デモは24週間目に突入したが、平日の勤務時間帯に暴力行為が起きるのはまれ。抗議デモは先週末にも各地で行われ、警官とデモ隊が激しく衝突し、混乱が広がっている。 林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は声明で、「暴力のエスカレートによって香港政府がいわゆる政治的要求を受け入れる圧力に屈するという希望的観測をまだ持っているなら、この声明ではっきりさせる。そうしたことは起こらない」と強調した。

前日の上海総合指数終値は54.2103ポイント(1.83%)安の2909.9746。7月8日以来の大幅な下落となった。

米中対立関連では、トランプ米大統領が9日、米国にとって適切な内容である場合しか合意を受け入れないという考えを示した。また、協議は望んでいたよりもゆっくりとしたペースで進んできたとし、米国よりも中国側の方が合意を望んでいると指摘。さらに、関税撤廃に関して誤った報道があるとも述べた。 これら一連の報道は前日からドルの上値を抑えている。

金融政策関連では、米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁が11日、米経済は依然良好だとして、連邦準備理事会(FRB)による利下げは不要という考えを強調した。 12月のFOMCで金利据え置きが提案されれば支持するかという質問には「会合以前に判断しない」とした。FRBが日銀や欧州中央銀行(ECB)に追従してマイナス金利を導入するとは考えにくいとも述べた。

市場の反応は限定的だった。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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