[東京 14日 ロイター] -
<08:03> ドル108.50─109.30円の見通し、豪中指標や香港株が鍵
きょうの予想レンジはドル/円が108.50―109.30円、ユーロ/ドルが1.0950─1.1050ドル、ユーロ/円が119.30―120.20円付近。
前日日中から上値の重かったドル/円は、海外市場で一段安。108.66円と7日以来1週間ぶり安値をつけた。
手掛かりは、米中通商交渉が農産物購入で「暗礁に乗り上げた」と米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じたこと。円が強含むとともに、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が議会証言で「見通しが著しく再評価」されない限り、利下げする可能性は低いとの認識を示したことで、ドルがやや売られた。
しかし、米国株は引けにかけて日中の下げ幅を埋める切り返しを見せるなど、リスクオフムードは限定的。FRB議長証言も「おおむね予想の範囲内」(外銀)といい、一段の値動きは期待しづらい。日中は豪や中国の指標、香港株動向などに注目が集まりそうだ。
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