[東京 15日 ロイター] -
<08:47> ドル108.51円まで上昇、カドロー氏「中国との合意近い」
カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は日本時間15日朝、「中国との通商合意は近づいている。これまでの協議は極めて建設的」などと発言した。ドルは108.51円まで上昇した。
<08:00> ドル108.00─108.80円の見通し、米議会報告書にも懸念の声
きょうの予想レンジはドル/円が108.00―108.80円、ユーロ/ドルが1.0950─1.1050ドル、ユーロ/円が119.00―119.80円付近。
海外市場では円が広範に上昇。前日日中から売り込まれていた豪ドルが一段安となった。豪ドルは73円前半と1カ月ぶり安値を更新。つれてNZドルも売られた。
クロス円に円高圧力がかかったことで、ドル/円も下げ幅を拡大。108.23円と4日以来2週間ぶり安値をつけた。
手がかりは英紙フィナンシャル・タイムズが、米中が第1段階の通商合意に手間取っており、米国が対中関税を発動する12月15日までに合意できない可能性があると報じたこと。
米議会超党派の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」が14日に公表した年次報告で、中国政府が香港の抗議デモ抑圧に軍を投入すれば、香港に対する経済優遇措置を停止する法律を制定するよう提言したことも、市場心理を冷やしたという。
報告書は、米国は「最善を尽くしつつ、最悪シナリオに備える必要がある」とも指摘している。
前日に豪中経済指標が予想を下回ったことも「引き続きリスクオフムードを助長する」(証券)ことになりそうだ。日中も円は底堅い展開となる公算が高いという。
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