November 27, 2019 / 2:34 AM / 9 days ago

〔マーケットアイ〕外為:人民元は7.02元半ば、政治分野まで広がる米中対立を警戒

[東京 27日 ロイター] -

<11:19> 人民元は7.02元半ば、政治分野まで広がる米中対立を警戒

スポット市場の人民元は1ドル=7.0256元付近。7.0220元で取引を開始した直後に7.0277元まで弱含んだ。

人民元は10月中は上昇基調を維持したが、今月8日に6.9650元の高値をつけたあと、緩やかな下落基調に転じた。米中対立が通商問題にとどまらず、政治問題にまで広がりをみせていることが人民元安の根本要因だ。

ポンペオ米国務長官は26日、イスラム教徒のウイグル族への弾圧の詳細を示した中国当局の内部文書について、少数民族に対する「非常に重大な」人権侵害を裏付けているとして、中国を非難した。 文書は国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が17日に公表。新疆ウイグル自治区で多数のウイグル族が拘束され、収容施設で虐待を受けている様子が明らかになった。ポンペオ氏は記者会見で、内部文書の内容は、中国共産党が市民を大量に拘束して人権を侵害し虐待しているとの見方を裏付けていると述べ、拘束されている人々を解放するよう求めた。

一方で、中国外務省は25日、米議会が香港人権法案を可決したことを巡り、米国のテリー・ブランスタッド駐中国大使を呼んで内政干渉だと抗議した。

米議会上下両院は先週、中国が香港に高度の自治を保障する「一国二制度」を守っているかどうか米政府に毎年検証を求める「香港人権・民主主義法案」を可決。法案はトランプ氏が署名すれば成立する。

市場では「トランプ氏が12月2日までに署名しなかったとしても、議会に差し戻された法案が3分の2以上の賛成を得れば成立するものだ。その公算は大きいと見ている。中国は米国のみならず、改めて国際世論を敵に回すことになるだろう」(国内アナリスト)との意見が出ていた。

<10:00>ドル109円前半、年末越え資金にらみ為替スワップは嵐の前の静けさ

ドルは109.12円付近で底堅い。ただ、109円半ばに近づくと実需の売り需要や投機筋の戻り売りニーズもあるため、上値が重くなるとみられている。海外市場では感謝祭休暇を控えて取引量が細るとみられる。

為替スワップ市場では、ドル調達コストは足元、安定的な動きをみせている。ただ、1カ月物の期日が年末を越えとなる29日からは調達コストの上昇が予想され、今は「嵐の前の静けさ」(外国銀)である可能性が高い。

米短期金融市場(マネーマーケット)では、9月半ばに米レポ金利が10%まで高騰したことも記憶に新しく、今年の年末越えのドル調達には特に緊張感が漂う。

ニューヨーク連銀は25日、年末越え資金を金融機関に供給するオペ(期日2020年1月6日)を実施したが、予定額の250億ドルに対し、490億ドルの応札があった。

ドル/円スワップ1カ月物物(期日12月30日)のベーシス(上乗せ金利)は現在8.94ベーシスポイント(bp)と前日の8.58bpから若干広がった。ベーシス込みのドル調達コストは179.10bpと前日の178.74bpから小幅に上昇した。

昨年の11月29日には、それまで10bp台を推移していたベーシスが145bp台に跳ね上がるなど、年末特有の荒っぽい動きがみられ、結果的にドル調達コストも直前の220bp台から380bpー430bp台まで急伸した。

<08:52> ドル109円付近、ヴィトンのティファニー買収はユーロに影響なしか

ドルは109.10円付近でじり高。

この日のドルは目先109.25円付近の前回高値を目指し、その後は強力な壁とみなされている109.50円をトライする方向になりそうだ。

これまでは109円台での滞空時間が極めて短かったが、最近は108円台での滞空時間が短くなる傾向もあり、ドルの下値リスクは限定的との予想が多い。

ただ、米長期金利が低水準で推移していることや、感謝祭休暇を控えて欧米の参加者が細っているため、実需の売りをこなすほどの投機的な買いフローが見込めないため、ドルの上昇は「あくまでスローなペースにとどまるだろう」(FX会社)という。

ユーロは1.1022ドル付近で小動き。

為替市場では、仏高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)による米宝飾品大手ティファニーの買収(162億ドル)は潜在的なユーロ売り/ドル買い材料として話題に上っている。

だが「ルイ・ヴィトンは世界展開しているため、相当程度のキャッシュ(ドル)を既に保有しているはずだ。不足分は社債発行などで調達すると考えられ、ユーロ/ドル相場に直接的な影響を与えるとは思えない」(同)との意見も聞かれた。

<07:33> ドル108.50─109.50円の見通し、株高と米長期金利低下の板挟み

ドル/円は109.05円付近、ユーロ/ドルは1.1022ドル付近、ユーロ/円は120.24円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が108.50―109.50円、ユーロ/ドルが1.0970─1.1070ドル、ユーロ/円が119.70―120.70円とみられている。

ドルはじり高地合いが続いているが、109.50円に接近する場面ではオプション関連の売りや実需の売りが出るとみられ、同水準が当面の壁となりそうだ。

ドル高に弾みがつきにくい原因は「(ドルが)株高によるリスクオンと米長期金利の低下によるリスク回避の板挟みになっている」(外為アナリスト)ためという。

米10年国債利回りは26日のニューヨーク市場終盤で1.7414/7397%の気配と25日の終値1.764%を下回っている。

前日のニューヨーク市場では、英国債利回りの低下に歩調を合わせるように米国債利回りも低下。また、米連邦準備理事会(FRB)が金利を当面据え置くとの観測が高まっていることが短期債の支援要因となり、長短利回り格差は約1カ月ぶりの低水準近辺にとどまった。

パウエルFRB議長は25日、金融政策は力強い労働市場を支援するのに適した状態にあるとし、堅調な労働市場と所得の増加、力強い個人消費を背景にFRBは米経済に関して明るい見通しを持ってていると語った。

一方、来月12日に総選挙を控える英国では、確実な欧州連合(EU)離脱を掲げるジョンソン首相の与党・保守党が勝利するとの予想が各種世論調査で示されている。 米中通商協議を巡っては、トランプ米大統領が米中は第1段階の合意に近づいていると表明。中国商務省は、劉鶴副首相、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表、ムニューシン米財務長官が26日に第1段階合意に関する課題を電話で協議したことを明らかにした。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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