[東京 28日 ロイター] -
<09:05> ドル109.34円まで下落、中国の反応に注目
ドルは109.34円までさらに下落した後、109.40円付近でもみあっている。市場では「(香港デモ支援法案への)トランプ大統領の署名は想定されていたこと。中国の反応度合いによって、さらにリスクオフムードが強まるかもしれない」(トレーダー)との声が出ていた。
<08:09> ドル109.36円まで下落、米大統領が香港デモ支援法案に署名
米ホワイトハウスによると、トランプ大統領は現地時間27日夜、香港のデモ隊を支援する法案に署名した。ドルは109.36円まで小幅に下落した。
<08:00> ドル109.10─109.90円の見通し、上値に売り
きょうの予想レンジはドル/円が109.10―109.90円、ユーロ/ドルが1.0960─1.1040ドル、ユーロ/円が120.20―120.80円付近。
予想を上回る米経済指標が相次いだことなどから、海外市場は株高や金利上昇が目立った。為替市場ではドル高と円安が同時に進み、ドルはNY市場終盤に109.61円まで上昇。5月31日以来半年ぶり高値をつけた。
久々の円安水準に達したことで、東京市場では実需や短期筋のドル売りが、上値を抑える可能性がある。現在のフォワードレートなら輸出企業の決済は108円台となるうえ、テクニカル的にも今年の上値めどとして有効な200日移動平均線を超えたことで、短期筋の売りも強まりやすい。
市場では、海外の値動きについて「米感謝祭前に持ち高調整が入った側面もある」(トレーダー)とする見方もある。参加者が少なくなる中、一段の上値追いには新たな手掛かりが必要となりそうだ。
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