March 4, 2020 / 12:05 AM / a month ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル107円付近、「通貨安戦争」で米国が一歩リード

[東京 4日 ロイター] -

<09:00> ドル107円付近、「通貨安戦争」で米国が一歩リード

ドルは107円付近、一時106.85円付近まで下落し、昨年10月以来5カ月ぶりの安値をつけた。

米国の緊急利下げを受けて、米10年国債利回りは一時0.9059%と史上最低水準を更新したが、現在は0.9877/9845%の気配となっている。

米緊急利下げについて、FXプライムbyGMO、常務取締役・上田眞理人氏は「景気を支援する意図での『通貨安戦争』で、米国は一歩先に踏み出した。欧州や日本が利下げカードを切れない環境で、じわじわとドル安が進むことを予想する」と話す。

その上で、ドルは目先105円がレベル感からのサポートとなりそうだが、「あくまでのレベル感の話」であり、そこで踏みとどまる保証はないとみている。

<07:40> ドル106.50―107.80円の見通し、米緊急利下げでも株安止まらず

ドル/円は107.15円付近、ユーロ/ドルは1.1175ドル付近、ユーロ/円は119.70円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が106.50―107.80円、ユーロ/ドルが1.1120─1.1220ドル、ユーロ/円が119.00―120.30円とみられている。

前日の米国時間に米連邦準備理事会(FRB)がフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き下げ、1.00─1.25%にすると発表した。

しかし、緊急利下げは金融市場である程度は予想されていたため、米国株の下落には歯止めがかからなかった。米10年国債利回りは0.9059%付近まで急落し、過去最低水準を更新した。

これを受けて、ドルは106.94円まで下落し昨年10月9日以来の安値をつけた。

「これまでのパターンであれば、金融緩和で株高とドル高が実現していた。しかし、昨日は株安と長期金利の急低下が起きたことでリスク回避の円買いとなり、明らかにパターンが変わってきた」(外為アナリスト)という。

きょうの東京時間の取引については「106円台では実需の押し目買いが予想され、大幅に下値を切り下げるとはみていない」(同)といい、106.50円が下値めどになるとみられている。

FRBは声明で「米経済のファンダメンタルズは引き続き力強い。新型コロナウイルスは経済活動に対するリスクとして台頭しつつある。こうしたリスクを踏まえ、さらに、最大雇用と物価安定の目標を達成するために、連邦公開市場委員会(FOMC)はFF金利の誘導目標を引き下げることを決定した」とした。 緊急利下げは2008年以来。FRBが次回FOMCを待たずに利下げに踏み切ったことは、世界的なリセッションの回避に向けた迅速な対応の必要性を反映したものとみられる。

市場では、FRBが今月(17―18日)や4月のFOMCで再度利下げを実施するとの思惑が出ている。

こうした思惑で米長期金利が低水準に落ち込む中、ドル/円はしっかりした反発の手がかりをつかめない状況が続きそうだ。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below