March 9, 2020 / 11:44 PM / 3 months ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル102円後半に反発、新テーマなければ100円割れはなしか

[東京 10日 ロイター] -

<08:38> ドル102円後半に反発、新テーマなければ100円割れはなしか

ドルは102.70円付近。午前7時過ぎにつけた102.02円から反発している。

前日の海外市場の安値は101.18円で、トランプ氏が2016年11月の大統領選を勝利した日に付けた安値101.19円と同水準となった。

同水準を起点したテクニカル分析では、ドルが105円を回復しない限り、ドル売りトレンドから抜け出せない。

しかし、FXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏によると、米国株はまだ下げ余地が残っているものの、ドル/円相場は既にかなり調整している。「コロナウイルスによる世界経済の減速懸念以外に新しいテーマが出てこない限り、当面は100円を下回ってドル安が進むような展開にはならない」という。

トランプ米大統領は9日ホワイトハウスで会見し、新型ウイルスの感染が拡大するなか、景気を下支えするため、給与税の引き下げなどの措置を議会と10日に協議すると明らかにした。また、同措置はかなりの規模になると強調した。

ムニューシン財務長官は、ホワイトハウスが銀行幹部と今週会合を持つ予定を明らかにしたうえで、新型ウイルスの経済への影響に対応するため「あらゆる手段を活用する」と述べた。

<07:40> ドル101.10─103.10円の見通し、株安にどれほど耐えられるか

ドル/円は102.19円付近、ユーロ/ドルは1.1452ドル付近、ユーロ/円は117.03円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が101.10―103.10円、ユーロ/ドルが1.1350─1.1520ドル、ユーロ/円が116.20―117.70円とみられている。

前日のニューヨーク市場では、原油価格や株価の急落が投資家の動揺につながり、円とスイスフランが上昇した。一方、米10年国債利回りは一時0.318%を過去最低を更新し、30年債まで全ての年限で利回りが初めて1%を下回った。

ドル/円は一時101.18円と3年超ぶりの安値。終盤では約3%安の102.23円となっている。

円の3日間の上昇率は08年の金融危機以降の大きさ。過去12日間の上昇率は約9%となった。

この日も世界的な株価の続落が見込まれる中「ドル/円相場が、株安にどれだけ持ちこたえられるかが焦点だ。東京時間には101円台では買いも流入するとみられるが、反発しても戻り売りで押し戻されるリスクも高い」(外為アナリスト)という。

米連邦準備理事会(FRB)の金融調節を担うニューヨーク連銀は9日、銀行システムに十分な資金を供給するために、国債などを担保に資金を供給するレポオペの上限を引き上げると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大に端を発した株価の動揺を受けて、FRBのレポオペを通して過去最大の資金供給を続けている。背景は株安が信用リスクを拡大させ、金融危機の引き金を引きかねないためだとみられる。

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード最高投資責任者(CIO)は9日、米10年債利回りが年内にマイナス0.5%に低下するとの見通しを示した。また、最大1兆ドル相当の高格付け社債がジャンク(投機的等級)債となる可能性があると予想した。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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