March 16, 2020 / 5:16 AM / 13 days ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル107円台へ急反発、日銀追加緩和で日経プラス転換

[東京 16日 ロイター] -

<14:12> ドル107円台へ急反発、日銀追加緩和で日経プラス転換

日銀がETFの買入額を12兆円へ増額するなどの追加緩和を発表、日経平均がプラス圏へ転じた。ドルは発表直後にいったん106.50円まで下落したが、株価上昇を受けて、107円台へ急速に切り返している。

<12:00> 正午のドルは107円前半、米緊急利下げでも不安定

正午のドル/円は、13日ニューヨーク市場午後5時時点(107.91/94円)に比べ、ドル安/円高の107.15/17円。

ドルは米連邦準備理事会(FRB)の緊急追加利下げの発表を受けていったん107円半ばまで上昇したが、パウエル議長の会見が始まると下げに転じ、一時105.74円まで下落した。午前11時過ぎまでに再び107円半ばまで反発したがその後はじり安となるなど、不安定な値動きを続けている。

市場参加者は今夜の米国株の動向に関心を向けており、「きょう米国株が下落すればリスク回避が再び強まり、円買いが強まるかもしれない」(国内銀)という。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータを基にロイターが算出したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(3月10日までの週)では、円が前週の4万2324枚の売り越しから8157枚の買い越しに転じた。

しかし「足元では円が再びショートになっている可能性が高い」(前出のアナリスト)とされ、円ショートの巻き戻しによる円高圧力を警戒する声も上がっていた。

FRBは15日、緊急の大幅利下げ、量的緩和、ドル・スワップ金利引き下げを発表し、必要があれば追加的な策を講じる用意があるとした。

「FRBの緊急大幅利下げは、少し前なら早め早めの措置として株式市場にも評価されたかもしれないが、今回は切羽詰まった印象が強く、早めの措置で安心したとも言えない」(FX会社)との意見や、「(3日に続く追加利下げで)事態の深刻さをかえって印象付けた」(外為アナリスト)との声が聞かれた。

量的緩和としては、FRBは米国債および住宅ローン担保証券(MBS)を最低計7000億ドル購入するとした。また、銀行に対しては「ディスカウント・ウィンドウ」から最長90日間資金を借りられるようにしたが、パウエル議長はFRBが家計や中小企業を直接支援する手段を持っていないと認めた。

<11:00> ドル107円前半、米緊急利下げ受け米長期金利は0.65%台に低下

ドルは107.32円付近で神経質な値動き。105円台ではドル買いニーズが強いとされる。

米連邦準備理事会(FRB)による緊急利下げと他の流動性措置を受け、米10年国債利回りは目下0.6542%付近で取引されている。

13日のニューヨーク終盤に同利回りは0.9829%付近だった。

市場では今日の米国株の動向が最も注目されている。

「FRBは早々と道具(金利引き下げ)を使い果たしてしまった。金融市場の不安定性は、根本的にコロナウイルスが終息するまでは収まらないだろう」(国内銀)との見方が出ている。

米連邦準備理事会(FRB)は15日、政策金利をゼロ付近に引き下げ、債券買い入れを再開するとしたほか、危機時の対応手段の活用に踏み切った。新型コロナウイルスの感染拡大封じ込めに向けた取り組みにより、急速に悪化する世界経済を支援するため、世界の主要中央銀行と協調した。

<09:43>ドル107円付近、米緊急利下げ「切羽詰まった印象」強い

ドルは107円付近で不安定な値動き。

米国の大幅な緊急利下げを受けて、ドルは朝方一時105.74円付近まで下落したが、現在は反発モードとなっている。しかし、ドル/円相場の方向感は定まっていない。

「米連邦準備理事会(FRB)の緊急大幅利下げは、少し前なら早め早めの措置として株式市場にも評価されたかもしれないが、今回は切羽詰まった印象が強く、早めの措置で安心したとも言えない」(FX会社)との意見が聞かれた。

ドル/円について、105円台では公的投資家も含めドル買い需要が強いとみられ、東京時間には大幅なドルの下押しは免れるとの見方が多い。

関係筋によると、日銀の16日正午からの会合は企業金融の円滑化と市場の安定確保に向けた施策を議論するもようだ。

「マイナス金利の深掘りを決定すれば円売りにつながりそうだが、それ以外の政策では円買いを招く可能性がある」(金融機関)との見方が出ていた。

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は16日に開いた臨時の政策決定会合で、75ベーシスポイントの緊急利下げを決定した。新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす経済への「著しい」打撃に備える狙いがある。

NZ中銀は声明で、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を過去最低の0.25%にするとともに、金融政策委員会がこの水準を少なくとも12カ月続けることを全会一致で決めたとした。

<07:30> ドル105.00─107.50円の見通し、FRBの緊急利下げ受けドル下落

ドル/円は106円付近、ユーロ/ドルは1.1165ドル付近、ユーロ/円は118.46円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が105.00―107.50円、ユーロ/ドルが1.1000─1.1300ドル、ユーロ/円が117.50―120.00円とみられている。

米連邦準備理事会(FRB)は15日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を100ベーシスポイント引き下げ、0―0.25%としたほか、債券買い入れを再開するとした。

FRBは声明で「新型コロナウイルスによる影響が短期的に経済活動を圧迫し、経済見通しにリスクをもたらすだろう」と指摘。「こうした状況を踏まえ、委員会は誘導目標の引き下げを決定した」と説明した。 また、FRBとカナダ銀行、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE)、日銀、スイス国民銀行は、米ドル・スワップ取極に適用される金利を25bp引き下げ、新しい金利を米ドル・オーバーナイト・インデックス・スワップ・レートに25bp上乗せしたものとすることに合意した。 FRBの緊急利下げを受けドルはいったん買われて107円台に乗せたが、パウエル議長の会見が始まるとドルは下げはじめ、一時105.76円まで下落した。

ドル下落の背景として、「米株価先物が大幅に下落していることや、緊急利下げの幅が大きく事態の深刻さをかえって印象付けたこと、先週末にドルが対円で大幅に買われた反動などがあるのだろう」(外為アナリスト)という。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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