March 18, 2020 / 3:10 AM / 4 months ago

〔マーケットアイ〕外為:正午のドルは107円前半、株高で下値リスクは限定的

[東京 18日 ロイター] -

<12:00> 正午のドルは107円前半、株高で下値リスクは限定的

正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点(107.67/70円)に比べ、ドル安/円高の107.26円付近。

「前日買われ過ぎた反動で小幅に反落した」(アナリスト)ものの、株高や根強いドル資金需要を支えに下げ渋った。

為替市場では、日本株の上昇が日銀によるETF(上場投資信託)の購入や公的年金の買いに支えられたものとの見方が多い。黒田東彦日銀総裁は18日の参議院財政金融委員会で、ETFの買い入れはリスクプレミアムの抑制効果を想定しており、日本株の安定推移に一定の効果を果たしているとの認識を示した。日銀が保有するETFの含み損は、おおよそ2兆円から3兆円と明らかにした。

一方、FRB(連邦準備理事会)が次々と流動性供給策を行っているにもかかわらず、ドルの短期金融市場ではドルの取り上がりが続いている。

ドル短期金利の指標となる3カ月LIBOR(ロンドン銀行間取引レート)は17日、1.0519%と、前営業日比16.3ベーシスポイント上昇した。上昇幅は2008年の金融危機以来の大きさで、金融セクターにもドルのクランチが押し寄せていることがわかる。

為替市場ではドルの現金需要がドル相場を下支えすると考えられ、最近「株価が乱高下しているわりに、(ドルの)下値リスクがそれほど意識されない」(邦銀)展開となっている。

<10:46> ドル107円前半、韓国がドル供給拡大のため外為規制を緩和

ドルは107.17円付近で軟調。対欧州通貨やオセアニア通貨での円高がドル/円相場の上値を抑えている。

ユーロは117.98円付近と朝方の高値118.37円から下落、英ポンドは129.95円付近と同130.32円から下落、豪ドル/円は64.32円付近で同64.83円から下落している。

韓国は18日、新型コロナウイルスの流行を背景にした質への逃避からドル資金の需要が世界的に高まっていることを受け、外国為替取引に関する規則を緩和し、銀行に国内市場へのドル供給拡大を促す方針を示した。

市場では、「韓国企業は通貨安と、ドルクランチによる調達コスト上昇のダブルパンチで(ドル建て借り入れの)債務負担が増加している。新興国の企業も似たような状況に陥っており、今後なんらかの救済策が必要となるだろう」(邦銀シンクタンク)との意見が出ていた。

韓国ウォンは目下1ドル=1239.50ウォン付近で、2016年2月以来の安値圏を推移している。

企画財政省と韓国銀行(中央銀行)の声明によると、国内銀行の外為先物取引高の上限を自己資本の50%に引き上げる。現行の規則では40%となっている。新たな上限は19日から適用される。外国銀行の上限は200%から250%に引き上げられる。 同省は、ドル資金の調達圧力緩和に向けた的を絞ったアプローチは、国内デリバティブ市場におけるドル流動性のミスマッチ解消につながる見込みだとした。

<09:35> ドル107円前半、FRBの流動性供給策は十分に奏功せず

ドルは107.40円付近。

前日海外市場で「ドルが上げ過ぎた反動で早朝に下落したが、(ドルは)底堅い」(アナリスト)という。

ドルは前日の海外時間に107.86円まで上昇し、前日日本時間早朝につけた105.75円から2円を超える上昇をみせている。

一方、ドルの短期金融市場は依然不安定な状態で、FRB(連邦準備理事会)が次々と繰り出す流動性供給策が十分に奏功していないことを示唆している。

リフィ二ティブのデータによると、翌日物のレポ金利は16日、一時2.0%まで跳ね上がり、昨年10月17日以来の高値を付けた。10月17日時点のFF金利の誘導目標は1.75―2.00%であり、現在の0.00―0.25%に比べ大幅に高い水準にあった。

米連邦準備理事会(FRB)は17日、レポオペ(米財務省証券または住宅ローン担保証券(MBS)を担保とした資金供給)を通じて、翌日物の流動性を1527.5億ドル、2週間物の流動性を450億ドル、合わせて1977.5億ドルと過去最大級の流動性を供給。レポ金利の急騰をとりあえず抑えた。

ドル短期金利の指標となる3カ月LIBOR(ロンドン銀行間取引レート)は17日、1.0519%と、前営業日比16.3ベーシスポイント上昇した。上昇幅は2008年の金融危機以来となり、金融セクターにもドルのクランチが押し寄せていることがわかる。

為替市場においては、ドルの現金需要がドル相場を下支えすると考えられ、「株が乱高下しているわりに、(ドルの)下値リスクがそれほど意識されない」(邦銀)展開となっている。

FRBは17日、2008年の金融危機時に導入したコマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)を再び導入すると発表したほか、プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)向けの貸出制度を3月20日から再導入すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、企業の資金繰りが困難になっている事態に対応する。

<07:40> ドル106.50─108.50円の見通し、前日のドル高の反動も

ドル/円は107.30円付近、ユーロ/ドルは1.1010ドル付近、ユーロ/円は118.23円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が106.50―108.50円、ユーロ/ドルが1.0950─1.1150ドル、ユーロ/円が117.00―119.50円とみられている。

前日のニューヨーク市場では、米連邦準備理事会(FRB)が新型コロナウイルス危機によるクレジット市場の緊張緩和に向け、2008年の金融危機時に導入したコマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)を再び導入すると発表したことや、トランプ米大統領が総額1兆円規模の景気刺激策を打ち出し、国民に小切手を支給する考えを示したことを受け、米国株が上昇し、米金利も急反発したことで、ドルが買い戻された。

また、新型コロナの感染拡大が収まらない中、ドルの現金需要が根強いこともドル高に寄与した。

きょうは「引き続き株価と米金利動向をにらんだ展開となりそうだ。ただ、このところドル高とドル安が一日おきに来ているので、きょうはドル安の日となる」(外為アナリスト)。

こうした循環は米経済指標などとは無関係に生じているという。

米商務省が17日発表した2月の小売売上高は前月比0.5%減と、市場予想の0.2%増に反して落ち込んだ。減少率は2018年12月以来最大で、幅広い項目の売り上げが減少。新型コロナの感染拡大で向こう数カ月は小売売上高が低迷するとみられる。

しかし、同指標を受けたドルの下落は限定的だった。

きょう早朝の取引では、米株先物が下落したことを受け、ドルが売られる展開となっている。「きのうドルが上げ過ぎたことの反動があるとみられる」(前出のアナリスト)という。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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