March 30, 2020 / 1:51 AM / 2 months ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル107.30円に下落、株安嫌気し12日ぶり安値

[東京 30日 ロイター] -

<10:45> ドル107.30円に下落、株安嫌気し12日ぶり安値

ドルは一時107.30円に下落し、12日ぶりの安値を付けた。

株安を嫌気したリスク回避の円買いに加え、月末・期末を控えた実需の売買が交錯する中で、この日はドル売りが優勢となっているため。

シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は30日、市場の予想通り、金融政策を緩和した。新型コロナウイルスの世界的大流行で同国経済は大幅なリセッション(景気後退)に陥ると予想されている。 MASは、シンガポールドルの名目実効為替レート(NEER)の許容変動幅について、同変動幅の中間点をやや下回る現行水準を起点に、年間の上昇率をゼロ%とする政策を採用するとした。

シンガポールドルは1ドル=1.4269シンガポールドル付近。MASの緩和決定を受けて、一時1.4209シンガポールドルまで強含んだ。

シンガポールドルは23日に一時1.4646ドルまで下落し、2009年5月以来の安値を付けたが、現在は反発傾向にある。

<09:30> ドル107円後半、南ア格下げで懸念される新興国リスク

ドルは107.63円付近。前週末の海外市場でのドル安の流れを引き継いで、朝方の高値107.97円から下落し、一時107.38円を付けた。

格付け会社ムーディーズが27日に南アフリカの格下げを発表したことを受け、南アランド/円は朝方一時6円を割り込んだ。

リフィ二ティブが算出したデータによると、南アランド/円は目下6.0210/0310円の気配。一時5.9509円付近まで下落し過去最安値をつけた。 格下げはほぼ織り込み済みだったが、今後、メキシコなど他の新興国通貨にも影響が及ぶとみられ、為替市場はグローバルなリスク回避のセンチメントが強まることを警戒している。リスク回避が強まれば、円高圧力につながりかねない。

格付け会社ムーディーズは27日、南アフリカのソブリン信用格付けを「Baa3」からジャンク級に当たる「Ba1」に引き下げた。見通しは「ネガティブ」で、さらに格下げとなる可能性が示唆された。

ムーディーズは格下げの主な理由として、財政的な堅固さが引き続き弱まっていることや成長が構造的に非常に弱いことを挙げた。 同国のジャンク級への格下けは、すでにS&Pグローバルとフィッチが2017年に実施しており、3大格付会社ではムーディーズが最後となる。 ジャンク級となったことで、南ア国債は世界国債インデックス(WGBI)から除外される。アナリストはこれにより最大で110億ドルの投げ売りがあると予想している。 ただ、WGBIの構成見直しは4月末に延期されている。

<08:45> ドル107円半ば、利下げ余地無しで円高圧力継続か

ドルは107.57円付近で上値が重い。早朝の高値は107.97円だった。

27日の米国市場では、株安と長期金利低下という典型的なリスク回避の流れとなり、ドル売りが先行した。

きょうは株価動向が最も注目されるが、「年度末を意識して日銀や公的資金が株を下支えするのではないか」(金融機関)との見方もでている。

政府は新型コロナウィルスの感染拡大を受けた「緊急事態宣言」を今のところ保留しており、患者数の状況と海外での感染状況、海外からの輸入症例を見て判断したいとの考えを示しているが、宣言留保も「年度末の株価水準を押し下げないように配慮したもの」(同上)との指摘が聞かれる。

東京など大都市の都市封鎖(ロックダウン)の可能性と為替相場への影響について、FXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は「手続き的にはまず緊急事態宣言をしてから、ロックダウンという流れになるが、日本の場合は罰則規定があるわけではなく、今と実質的にそれほど変わらない状況になるのではないか」とみている。

こうした状況に鑑みて、新年度入り以降も不安感から株安が進む可能性があるが、「ドル/円相場がどのように反応するのか、わからない」(同)という。

ただ、各国が利下げを進める中で、利下げ余地のない円との金利差はどんどん縮小する見込みであるため、潜在的に円高圧力は続くと同氏はみている。

<07:35> ドル107.30─108.80円の見通し、株価不安定で下値リスク

ドル/円は107.76円付近、ユーロ/ドルは1.1108ドル付近、ユーロ/円は119.78円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が107.30―108.80円、ユーロ/ドルが1.1040─1.1190ドル、ユーロ/円が119.20―120.70円とみられている。

きょうは月末・期末を控えた五・十日に当たるため、実需のフローが東京市場の地合いを決めそうだ。27日は輸出の売りや日本企業の海外収益の自国送金(レパトリ)に伴うドル売り/円買いが目立っていた。

27日のニューヨーク市場では、米ミシガン大学が27日公表した3月の消費者信頼感指数(確報値)が89.1と、2016年10月以来の低水準に沈んだことや、米国株が下落したことが嫌気され、ドル売りが先行した。

これまでは、株高/ドル安という逆相関が成立していたが、前週末は「有事のドル買いは出ず、悪い景気指標や株安に素直に反応してドル安となった。きょうも不安定な株価が予想され、ドルへの目線は下がりやすい」(外為アナリスト)という。

また、米国での新型コロナウィルスの感染者の増加に歯止めがかからないなか、ユーロや英ポンドなど欧州通貨の反発が目立った。

米国で確認された新型コロナの感染者は27日に10万人を突破し、死者数は1600人以上に達した。各地の医療現場では人工呼吸器などの医療機器や医療用マスクなどの装備品の不足が一段と深刻化。ニューヨーク、ニューオーリンズ、デトロイトなど患者急増地域の病院からは経験豊富な医療スタッフの不足を訴える声も上がっている。 米議会下院は27日、2兆2000億ドル規模の新型コロナウイルス関連経済対策法案をほぼ全会一致で可決。トランプ大統領が直ちに署名し、法案は成立したが、「市場では織り込み済みであり、ドルの反応は鈍かった」(前出のアナリスト)という。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below