May 14, 2020 / 7:09 AM / 14 days ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル106円後半、11日の高値から1円安で金利動向警戒

[東京 14日 ロイター] -

<15:55> ドル106円後半、11日の高値から1円安で金利動向警戒

ドルは106.85円付近。欧州勢の参加で上値が一段と重くなり、一時106.78円まで下落した。

ドルは週明け11日に、米雇用統計後の短期筋によるショートカバーに先導され、107.76円と2週間半ぶり高値をつけたが、今日を含む過去3日間で、11日上昇分の3分の2以上を返上している。

「ショートカバーの威力を借りて、週明けにドルを買ってみたものの、周りを見渡すと、米国のマイナス金利導入の話や、米中対立の深刻化、米経済指標の悪化など、ドル売り材料ばかりが目立つ」(外国銀)との声が聞かれた。

さらに、このところのドル/円は、米長期金利に素直に反応するとされ、米長期金利の一段の低下も警戒されている。

米10年国債利回りは現在、0.6202/6185%の気配。前日ニューヨーク市場午後5時5分の0.6541%から低下している。

米2年国債利回りは現在、0.1570/1510%の気配。前日ニューヨーク市場午後5時5分時点の0.1649%から低下している。

<13:53> ユーロ115円半ばに下落、豪雇用統計とユーロ安のダブルパンチ

ユーロは115.52円付近で今日の安値圏。

午前10時半に発表された豪雇用統計を受けて、豪ドル/円が急落し、クロス円が全般に売られ、ユーロ/円も連れ安となった。

午後に入ると、ユーロ/ドルが軟調になってきたこともあり、ユーロ/円相場は豪ドル/円の下落とユーロ/ドル下落のダブルパンチを受けている格好だ。

日本時間午前10時半に発表された4月の豪雇用統計では、就業者数が前月比59万4300人減少し、過去最大の落ち込みを記録した。アナリストは57万5000人減少すると予想していた。新型コロナウイルスの感染を抑制するための封鎖措置が直撃した。

一方、失業率は前月の5.2%から6.2%に急上昇し、2015年9月以来の高水準となった。アナリスト予想(8.3%)ほどは悪化しなかったが、職探しをしている人が大幅に減ったことが主因だ。

豪ドル/円は同統計発表直後に一旦上昇し、69.11円を付けたが、すぐに踵を返して下落に転じ、68.59円をつけた。現在は68.73円付近。

「失業率は事前予想より低かったが、職探しをあきらめた労働者がカウントされてないことなど、内容が良くないことが注目された」(外為アナリスト)という。

ユーロ/ドルは一時1.0805ドル付近まで下落した。

背景には米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が前日、マイナス金利導入を現時点では考えていないと表明したことや、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁が13日、ユーロ圏の経済が完全に回復するまで最大2年かかるとの見通しを示したことなどがあるという。

<12:08> 正午のドルは106円後半 米とNZ、マイナス金利の思惑交錯

正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅円高の106円後半。アジア株の軟調展開で円が底堅い動きとなったものの、下値は前日海外安値にも至らず、狭いレンジ内でもみあいとなった。

市場では依然として、米国がマイナス金利政策を採用する可能性を指摘する声が出ていた。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長は前日の講演で、否定的な見解を表明したが「マイナス金利の副作用を警戒しつつ、極めて不透明な状況を考慮すると、完全否定もしがたいのではないか」(都銀)といい、米金利やドルは思惑が交錯しやすい状況だ。

前日に大きく下落したNZドルは64円台を回復したが、上値の重さは変わらなかった。政府がきょう示した2020年度予算案は、事前予想より景気刺激的との評が聞かれたが「政府が景気下振れを警戒しているときに、中銀が足を乱すことはない」(外銀)として、マイナス金利政策導入の思惑が上値を押さえたという。

<09:20> NZドル64円前半、感染拡大「第2波」警戒の売りも

NZドルは64円前半で下げ渋り。海外市場では1週間ぶりに63円台へ下落する場面もあった。63円台は3月以降続く取引レンジの下限にあたり、押し目買いを集めているようだ。

しかし市場では、先安見通しが優勢。前日に中銀が予想外の量的緩和拡大に踏み切り、オア総裁が「マイナス金利の活用を検討していく」と発言したことが手掛かりで、年内の導入を予想する声が出回っている。

さらに豪ドルと同様、市場心理の明暗に応じて上下に振れやすい観点でも、先行きが不透明な下では、売り圧力がかかりやすくなるという。

ソシエテジェネラル証券は、米国株の市場心理を示すとされるボラティリティー・インデックス(VIX指数)と、対ユーロのNZドル相場の相関性が強いとして、1ユーロ=1.87NZドル台への下落を予想している。現在は1.80NZドル半ば。

「欧州は都市封鎖を段階的に解除しているが、不透明感は非常に強い。残念ながらテールリスクとは言えない感染拡大の第2波来襲による経済への打撃が、過小評価されている」といい、今後のVIX上昇時にユーロ/NZドルが買われやすいとしている。

ドルは106円後半でやや上値が重い。

<08:01> ドル106.50─107.50円の見通し、上下に振れやすい

きょうの予想レンジはドル/円が106.60―107.50円、ユーロ/ドルが1.0770─1.0880ドル、ユーロ/円が115.30―116.30円付近。

海外市場はNZドルの独歩安を除くと、総じて売買が交錯。 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は講演で、マイナス金利導入は「検討していない」と明言したが、景気が長期低迷する可能性にも言及し、米金利とドルは上下に振れる場面があった。

日中も売買は交錯しそうだが、アジア株安が勢いづけば、一段とリスクオフムードに傾く可能性もある。「市場心理が振れやすい状況」(外銀)が続きそうだ。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below