June 2, 2020 / 1:29 AM / a month ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル指数97後半で2カ月半ぶり安値、「内憂外患」の米国映す

[東京 2日 ロイター] -

<10:23> ドル指数97後半で2カ月半ぶり安値、「内憂外患」の米国映す

主要6通貨に対するドルの強さを示すドル指数は97.81付近。一時97.74付近まで下落し、3月16日以来2カ月半ぶりの安値をつけた。

対外政策では中国との対立激化、国内では抗議デモの全米各地への広がりと「内憂外患」を抱えるドル指数は5月26日からほぼ一本調子の下げをみせている。

一方で、ドル指数の構成通貨のうち最もシェアの高いユーロや、英ポンドの健闘が目立つ。

4日には欧州中央銀行(ECB)理事会が開催される予定で、先に導入されたパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)に関して規模の拡充や構成内容の調整などが検討されるかに関心が集まる。「いずれにせよ、日銀やFRBと異なり、ECBはまだまだ政策余地があるとの認識がユーロの底力になっている」(国内銀)という。

ユーロは現在1.11ドル前半で2カ月ぶり高値圏。ユーロ/円は119円後半で同じく2カ月ぶり高値圏で推移してる。

英ポンドは1.25ドル前半、英ポンド/円は134円半ばで、それぞれ1カ月ぶり高値圏にある。

米ホワイトハウスの近くで1日、平和的なデモ隊に警察が催涙ガスとゴム弾を発射した。ほぼ同じ頃にはトランプ大統領がホワイトハウスのローズガーデンで演説していた。

<09:28> ドル107円半ば、中国が第1段階通商合意を破棄するリスク

ドルは107.57円付近。トランプ米大統領の発言後の安値107.51円から107.62円まで小幅に反発した。

しかし、中国が第1段階の米中通商合意を破棄するリスクなどが意識されクロス円が伸び悩んでいることで、ドル/円も上値を追いにくい状況となっている。ユーロ/円は119.76円付近で足踏み状態。朝方の安値は119.65円だった。

中国政府は1日、トランプ大統領が香港に対する優遇措置を撤廃する方針を示したことを受け、国有企業に対し米国から大豆と豚肉の輸入を停止するよう指示した。

関係筋によれば、トランプ政権が中国に対し強硬路線を取り続ければ、最悪の場合、第1段階の米中通商合意が破棄される恐れがあり、「大統領が絶え間なく中国を攻撃している時に、中国政府が米国から物品を輸入できるわけはない」と指摘。米中間の緊張の高まりを反映し「貿易はある程度、停止される」との見方を示した。

この報道を受けて、前日120円に迫っていたユーロ/円ではリスク回避の円買いが広がり、一時119.40円まで急落した。

今後も「米中対立の激化はまずクロス円の腰を折り、結果的にドル/円が下落するという回路が続きそうだ」(外国銀)という。

<08:26> ドル107円半ば、トランプ大統領のデモ沈静化発言受け小幅安

ドルは107.53円付近、一時107.51円まで下落した。

トランプ米大統領は先ほど、全米で激化している黒人男性暴行死を巡る抗議デモを沈静化する意図で一連の発言を行った。

ドルは発言が伝わる直前の107.63円付近からじわじわと売られているが、今のところドルの下落に勢いはない。

トランプ米大統領は1日、全米で激化している黒人男性暴行死を巡る抗議デモに対する各州知事の対応を批判し、より強硬な姿勢で臨むべきとの考えを示した。一方、複数の都市では略奪や暴力行為を抑えるため夜間外出禁止令が延長された。

一方、ユーロは119.73円付近で底堅い。前日には119.98円付近まで上昇して120円の大台に迫った。

「欧州のコロナ救済基金に対する期待が根強いほか、ユーロ圏経済の立ち直りが他地域より早いとの認識も手伝って、ユーロは引き続き堅調だ」(外為アナリスト)という。

前日IHSマークイットが発表した5月のイタリア製造業購買担当者景気指数(PMI)は45.4と、1997年の統計開始以来、最低だった4月(31.1)から上昇し、ロイターがまとめたアナリストの予想中央値(37.0)も大幅に上回った。

<07:57> ドル107.10─108.10円の見通し、米大統領がデモ沈静化で発言

ドル/円は107.55円付近、ユーロ/ドルは1.1132ドル付近、ユーロ/円は119.75円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が107.10―108.10円、ユーロ/ドルが1.1090─1.1190ドル、ユーロ/円が119.30―120.30円とみられている。 トランプ米大統領は先ほど、多くの州が地域の治安維持に失敗していると指摘したほか、デモ隊による警察への攻撃はテロ行為に等しいとの認識を示した。また、暴動や略奪を阻止するため、民生・軍隊を含む連邦政府のあらゆる資源を活用するとした。

トランプ大統領の発言を挟んでドル/円は若干下落しているが、今のところ下げに勢いはない。

このところの外為市場ではドル/円が107円台で一進一退を繰り返す一方で、ユーロが2カ月ぶり、英ポンドが1カ月ぶりの高値圏まで上昇している。

きょうも「ユーロや英ポンドなど欧州通貨の値動きが最も注目される」(外為アナリスト)とされ、ユーロ/円が120円の壁を突破できるか、ユーロ/ドルが3月末の高値を超えて続伸できるかがポイントだという。

前日には、中国政府が国有企業に対し米国から大豆と豚肉の輸入を停止するように指示したことが伝わり、リスク回避からドルが107.38円まで下落する場面があったが、下落は比較的短時間で収束し、その後ショートカバーによって107.70円まで持ち直した。

黒人男性が白人警官に首を圧迫され死亡した事件への抗議活動は全米数十の都市に広がり、各地で暴徒化したデモ隊と警察が衝突。主要都市では週末、夜間外出禁止令が出された。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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