June 4, 2020 / 6:45 AM / a month ago

〔マーケットアイ〕外為:ドル指数は97半ば、3カ月ぶり安値圏 米国内外のリスクが重し

[東京 4日 ロイター] -

<15:40> ドル指数は97半ば、3カ月ぶり安値圏 米国内外のリスクが重し

ドルは109.13円付近、対ユーロでのドル高がドル/円にも波及し、2カ月ぶりに109円台に乗せている。

一方で、主要6カ通貨に対するドルの強さを示すドル指数は97.533と、前日の安値97.185からは反発したが、依然3カ月ぶりの安値圏から脱していない。

弱いドル指数の背景には、ユーロ圏が他の地域に先行して景気回復するとの見方や、米国が抱える内外の政治・経済リスクがある。

金融市場では、トランプ米政権発足当初に国防長官を務めたジム・マティス氏の発言が話題を呼んでいる。

マティス氏は3日、米誌アトランティック(電子版)に掲載された声明で「ドナルド・トランプは私の人生において、米国民の結束に尽力しない初めての大統領だ。尽力しているふりさえもしない」と断じ、市民の暴動への対応に軍を動員すべきではないと訴えた。

米国では先月25日に黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官に膝で首を押さえられて死亡したことをきっかけに、各地で抗議行動が続いており、一部で暴動化している。

「コロナによる経済の停滞に加えて人種差別に対する抗議行動の広がりも加わり、トランプ氏の再選は事実上困難になってきている」(アナリスト)との見方も出始め、気の早い市場参加者はポスト・トランプの市場の姿を描き始めているという。

米中対立の深刻化もドル指数の足かせになっている。

トランプ米政権は3日、中国航空会社による米国への旅客便乗り入れを16日から禁止すると発表した。新型コロナウイルス流行で運航を休止していた米航空会社の中国路線再開に向け、中国政府に圧力をかける。

<13:42> ドル一時109.06円へ上昇、対ユーロでのドル反発が支援

ドルは109.02円付近。午後に入って一時109.06円まで上昇し、4月9日の高値と面合わせした。ドルが対ユーロで若干反発したことが、ドルと対円でも押し上げたという。次の上値めどは4月6日に付けた高値109.38円。

「今夜に開かれる欧州中央銀行(ECB)理事会や、あすの米雇用統計を控えて、ユーロ・ロングに若干の巻き戻し(ユーロ売り)が入っているもようだ。ドルが対ユーロで強含みになっていることで、対円でもドル高気味になっている」(外為アナリスト)という。

今回のECB理事会では、債券買い入れ枠が5000億ユーロ拡大されると予想されている。また、ECBがキャピタルキー(加盟国の出資比率に応じた買入割り当て)に関して、どのような見解を示すかも注目されている。

ECBが2日に公表したデータによると、ECBは4─5月に511億ユーロのイタリア国債を購入。ECBがキャピタルキーを超えてイタリア国債を購入した可能性が示唆されている。 さらに、「欧州圏の経済指標では、底打ち感がでているものが多い。ラガルド総裁は以前より景気に対して強きな見方を示す可能性がある」(前出のアナリスト)という。

<12:05> 正午のドルは108円後半、2カ月ぶり高値から小幅反落

正午のドルは前日NY市場終盤の水準とほぼ変わらずの108円後半。一時2カ月ぶりに109円台に乗せたが、上値は伸びなかった。

海外市場のじり高地合いを引き継ぎ、ドルは午前9時前に109.04円まで上昇。4月9日以来2カ月ぶり高値を更新した。朝方は短期筋の買いが主導したという。

しかし久々の円安水準とあって、東京市場では輸出企業などがドル売りに動き、108円後半へすぐ反落した。

大和証券チーフ為替ストラテジストの今泉光雄氏は「現状は反対売買が主導しているだけで、経済活動再開シナリオに賭ける買い持ちポジションの構築には至っていない。ドル/円の上昇はそろそろ終盤と言え、108円付近へいったん調整する可能性もあるだろう」と話している。

<09:25>  ユーロが上昇、対円で年初来高値に迫る

ユーロが続伸し122円台で底堅い動き。1月16日につけた年初来高値に迫ってきた。対ドルでも1.12ドル半ばと年初来プラス圏へ浮上した。

独政府は3日、付加価値税の引き下げを含む1300億ユーロの景気刺激策をまとめた。現在19%の付加価値税は7月1日から半年間16%となる。「矢継ぎ早の対策が好感されている」(外銀)という。

ドルは108円後半へ小幅下落。アジア株はプラス圏で取引が始まった。

<08:36> ドル2カ月ぶり109円台、ドル指数は3カ月ぶり安値

朝方の取引でドルは109.04円まで上昇。4月9日以来2カ月ぶり高値を更新した。対ドルで円の下落が目立っているが「ドル指数も3カ月ぶり安値まで下落している。世界的なリスクセンチメントの改善傾向が続いている」(外銀)という。

<08:02> ドル108.30─109.40円の見通し、リスクオン継続

きょうの予想レンジはドル/円が108.30―109.40円、ユーロ/ドルが1.1200─1.1300ドル、ユーロ/円が122.00―123.00円付近。

5月米民間部門雇用者数が276万人減と事前予想の900万人減を大きく減少幅で下回ったこと、独が1300億ユーロの景気刺激策をまとめたことなどを受け、外為市場ではリスクオン型の値動きが加速。ドルと円がともに売られた。

ドルは朝方の取引で108.99円まで上昇、ユーロも122円半ばと年初来高値目前に迫った。市場では「これまでに積み上がった円買いポジションの解消が進んでいる」(外銀)との声が出ている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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