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〔マーケットアイ〕外為:ドル107円半ば、ドル先物ショートの蓄積で買い戻されやすい

[東京 30日 ロイター] -

<09:03> ドル107円半ば、ドル先物ショートの蓄積で買い戻されやすい

ドルは107.57円付近で一時107.62円まで上昇した。

「ファンド勢の間では(先物の)ドルショートが相当程度まで積みあがっているので、なにか手掛かりがあれば、ショートが巻き戻されやすい地合いだ」(FX会社)との指摘が聞かれた。株高でも新型コロナウイルス感染者数の頭打ちでもなんでも手掛かりになるという。

前日のニューヨーク市場では、月末の実需のフローに加え、株価の反発や米中古住宅販売仮契約指数の上昇を手掛かりとして、ドルが107円半ばを超えた。

その後はショートカバーを巻き込んで107.88円まで一気に上昇し、約3週間ぶり高値を付けた。

IMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組を基にロイターが算出したドルの主要6通貨に対する売り越し額は23日時点で、168億3000万ドルと、前週の156億9000万ドルから増加し、2018年4月以来の高水準となった。

先ほど総務省が発表した5月の完全失業率(季節調整値)は2.9%で、前月(2.6%)から0.3ポイント上昇した。 厚生労働省が発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.2倍で、前月から低下し、2015年7月以来の低水準となった。

為替市場は両データに反応薄だった。

米10年国債利回りは0.6299/6266%の気配で前日ニューヨーク終盤とほぼ同水準。

米連邦準備理事会(FRB)は29日、プライマリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティー(PMCCF)の運用を開始した。新型コロナウイルス危機によって変動が高まった金融市場の安定化を図ることが狙いで、パンデミック(世界的大流行)前に高格付けを取得していた企業の新発社債の直接購入が可能となる。

<07:48> ドル107.10─108.10円の見通し、株価の動向や実需の動きを注視

ドル/円は107.59円付近、ユーロ/ドルは1.1248ドル付近、ユーロ/円は121.00円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が107.10―108.10円、ユーロ/ドルが1.1190─1.1290ドル、ユーロ/円が120.50―121.50円とみられている。

前日の米国市場では、航空機大手ボーイングに買いが入ったことがダウ平均株価の押し上げ要因となった。ボーイングは相次ぐ墜落事故を受け運航停止となっている737MAXの運航再開に向け、29日に試験飛行を開始した。

米国株の急反発でリスクオンの地合いとなる中、ドルは買い進まれた。

市場では、「このところ、リスクオンでもリスクオフでもドルが買われている。月末・半期末の実需のフローもドル相場の変動に関係しているようだ。この日も実需のフローや株価動向を注視したい」(外為アナリスト)という。

一方、新型コロナの感染拡大第2波の懸念で米長期金利が引き続き低下傾向にあることから、この日はドルが上昇したとしても、控えめなペースとなる公算が大きい。

米国市場では、中古住宅販売仮契約指数という通常は注目されないマイナーな指標の好転を受け、ドルが買われる場面もみられた。

全米リアルター協会(NAR)が29日に発表した5月の中古住宅販売仮契約指数は、前月比44.3%上昇の99.6と、統計を開始した2001年以来の大幅な伸びを記録した。 ただ依然として、新型コロナの感染拡大を抑えるための封鎖措置により経済がほぼ停止状態となった前の2月に付けた111.4は大幅に下回っている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

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スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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