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〔マーケットアイ〕外為:ドル106円前半、英国とEUの交渉に暗雲で英ポンドに下げ余地

[東京 7日 ロイター] -

<09:23> ドル106円前半、英国とEUの交渉に暗雲で英ポンドに下げ余地

ドルは106.27円付近で小幅な値動き。ユーロは1.1836ドル付近で同じく小幅な値動き。

ドル/円では米長期金利の上昇が下支えになっているが、米国株の続落懸念がくすぶり上値も重い。

米10年国債利回りは現在0.7213/7197%の気配。同利回りは3日一時0.6040%と、3週間半ぶり低水準をつけた。

英ポンドは現在、対円で140.79円付近、対ドルでは1.3249ドル付近と弱含み。英ポンドは4日に140.09円と1週間ぶり安値、対ドルで1.3176ドルと8日ぶりの安値まで下落した。現在は反発しているが、地合いは悪いままだという。

ポンド安のきっかけは、英首相官邸が4日、欧州連合(EU)と通商協定を締結できる可能性が30─40%しかないとの見方を示したこと。国家補助金を巡る交渉が行き詰まっているとタイムズ紙が伝えた。

また、6日には、英国のフロスト首席交渉官が、EUとの通商交渉について、合意がないまま現状の経済関係が今年末に終了することは恐れていないと述べ、英側として譲歩しない姿勢を強調した。

英国は今年1月31日にEUを離脱し、現状維持の移行期間に入り、移行期間は今年末で切れるが、これまでのところEUとの通商交渉はほとんど進展していない。 英とEUの交渉は8日にロンドンで再開する予定。

市場では、「年末にかけて、ポンドがまた台風の目になる可能性がある」(外国銀)と警戒する声が上がっている。

<08:19> ドル106円前半、IMMでは円ロングが増加

ドルは106.26円付近で落ち着いた値動き。

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組によると、投機筋の円ロング(ネットの買い持ち)は1日時点で2万9604枚と、前週の2万3616枚から増加した。

一方、ユーロロングは19万6747枚と、過去最大を記録した前週の21万1752枚から減少した。

市場では、「過去最大級のユーロロングに関しては、ECB(欧州中央銀行)のユーロ高けん制もあり、さすがに少し外しておこうと考える向きがいたのだろう。ただ、市場では依然、ユーロが1.20ドル方向に向かうとみる向きもいる」(アナリスト)とされ、現時点ではユーロ高地合いが変わったとは言い切れない状況にあるという。

一方、米国ではドル安を意識させる米高官の発言が相次いでいる。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日、この日発表された8月の米雇用統計について「良好な内容」との認識を示した。また新型コロナウイルス禍で打撃を受けた景気の回復を後押しするため、向こう数年におよぶ低金利の継続を約束した。

8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比137万1000人増と、伸びは前月の173万4000人から鈍化したほか、予想の140万人を下回った。失業率は8.4%と、前月の10.2%から改善した。

カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は4日、ブルームバーグTVで、8月雇用統計で失業率が8.4%に改善したことなどに言及し、「追加対策が絶対に必要かと言われればノーだ。現時点で何らかの前提条件を付すつもりはない」と述べた。

カドロー氏の発言は、難航する米追加経済刺激策の着地点を見守る金融市場参加者の目には「投げやり」(国内銀)に映り、4日の米国株の下落局面で意識されたほか、外為市場でもドル売り材料となった。

<07:43> ドル105.80─106.80円の見通し、106円半ばから上値重い

ドル/円は106.22円付近、ユーロ/ドルは1.1840ドル付近、ユーロ/円は125.78円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が105.80―106.80円、ユーロ/ドルが1.1790─1.1890ドル、ユーロ/円が125.30―126.30円とみられている。

4日のニューヨーク市場では、米雇用統計で失業率が改善したことが好感され、ドルが一時106.50円まで強含む場面があったが、106円半ばから後半では、戻り待ちの売りに押された。

この日も「海外市場のレンジをなぞるような展開を予想する。106円半ばから後半では、低金利の長期化を想起させる米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の新機軸や米追加刺激策の難航、不安定化している米国株などドルを巡るマイナス材料が意識され、ドル売りが出やすいとみている」(外為アナリスト)という。

この日は米国がレーバーデーで休場となる。

経済指標では、中国の貿易統計、ドイツの鉱工業生産などが予定されている。

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