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〔マーケットアイ〕外為:ドル105円後半、人民元高がもたらすドル安を警戒

[東京 12日 ロイター] -

<08:42> ドル105円後半、人民元高がもたらすドル安を警戒

ドルは105.65円付近。

早朝の市場でドルは105.82円と、9日ニューヨーク終盤から上方向に窓を開けて取引を開始したが、上昇は続かなかった。

市場では、米追加経済対策を巡る協議の行方に加え、9日の東京市場でのドル売りを誘発した人民元高の行方に関心が注がれている。

「人民元高がきょうも続くようであれば、ドルが対ユーロや円で売られるという9日のパターンを踏襲しそうだ」(外国銀)と警戒されている。

オフショア人民元は現在1ドル=6.73元後半。9日に付けた昨年4月以来の安値6.6877元から下落している。

オンショア人民元は9日、1ドル=6.7300元で取引を開始した後、昨年4月以来の高値となる6.6929元まで上昇した。

人民元高の直接の原因は、中国人民銀行(中央銀行)が同日、人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=6.7796元と人民元高に設定したこと。

9日の東京市場では、対ドル基準値が人民元高に設定された直後に、ユーロ/ドルは上昇、ドル/円は下げ幅を拡大するなど、幅広い通貨でドル安が進行した。

オンショア人民元はきょうはまだ取引されていない。

中国経済の回復継続を示す指標も市場心理を支えた。 財新/マークイットが発表した9月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は54.8で、前月から上昇した。

市場では「米大統領選でバイデン候補が優勢との報道を受けて、米中関係が改善するとの期待感もあり、人民元買いを支援している」(アナリスト)との声も聞かれた。

デーリーFXのストラテジスト、マーガレット・ヤン氏は9日、ロイターに対して「ただ、この上昇が持続するかどうかは分からない。米国の選挙が近づいており、今後は政治的不透明感がかなり強くなる可能性があるからだ」と述べている。

<07:56> ドル105.30─106.10円の見通し、リスク選好下のドル売り

ドル/円は105.63円付近、ユーロ/ドルは1.1816ドル付近、ユーロ/円は124.86円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が105.30―106.10円、ユーロ/ドルが1.1770─1.1850ドル、ユーロ/円が124.50―125.30円とみられている。

12日のアジア・オセアニア市場で、ドルは105.82円付近と、9日のニューヨーク市場終値(105.59/62円)から上方向に窓を開けて取引が始まった。

この背景について「米追加経済対策に対する期待感の継続や、週末にトランプ氏の不規則発言や体調悪化などの悪材料が出なかったことで、安ど感から買い戻した参加者がいるのではないか」(外為アナリスト)との見方が出ていた。

ただ、この日の米国は休日で、外為市場や一部の債券市場が休場となるため、「方向感が出にくく、105円台後半でのもみ合いとなる可能性が高い」(同)という。

9日の海外市場では、ドルが人民元高をきっかけに売られた流れを引き継ぎ、一時105.58円と3日ぶりの安値を付けた。

ホワイトハウスによると、ムニューシン米財務長官は9日、ペロシ米下院議長との電話協議で1兆8000億ドル規模の新たな対策案を提示した。ただ、同議長の報道官によると、新提案は包括性を欠く内容だったという。

ホワイトハウスの新たな対策案は従来の1兆6000億ドル規模を上回り、米下院が可決した2兆2000億ドルの経済対策に近づいている。

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