[東京 15日 ロイター] -
<09:45> 豪ドルは0.75ドル前半、豪中銀の議事要旨後に小幅高 オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)の理事会の議事要旨を経て、豪ドル/米ドルは0.7545ドル付近まで小幅に上昇した。現在は0.7540ドル付近と若干軟化している。
豪ドル/円は議事要旨後に78.47円まで上昇し、現在も高値圏での取引となっている。午前9時時点には78.32円付近だった。
午前9時半に公開されたRBA理事会議事要旨では、少なくとも3年間は利上げを見込まず、相当な政策支援がかなりの期間必要になるとの認識が明らかになった。
また、必要なら追加緩和の用意があるとし、債券買い入れにフォーカスするとの方針が示された。具体的には3年物の利回り目標を維持するため、必要な量の債券買い入れを行う用意があるという。
<08:02> ドル103.50─104.50円の見通し、豪ドルの値動きを注視
ドル/円は104円付近、ユーロ/ドルは1.2145ドル付近、ユーロ/円は126.34円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が103.50―104.50円、ユーロ/ドルが1.2090─1.2190ドル、ユーロ/円が125.80―126.80円とみられている。
きょうは午前9時半にオーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)の理事会の議事要旨の発表が予定されている。また市場筋によると午前中に中国鉱工業生産などの発表があるという。さらにきょうから2日間の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まる。
先週の外為市場では、鉄鉱石価格の上昇や機関投資家の買いなどで豪ドルが大幅高となり、豪ドル/円は11日に1年8カ月ぶりの高値78.76円をつけた。現在は78.34円付近。
豪ドル/米ドルは14日に0.7578ドルと2年半ぶり高値をつけた。現在は0.7531ドル付近。
豪ドル高について市場では「高値警戒感もあり、豪ドル買いは足元で小康状態となっているが、きょうはRBAの議事要旨や豪州と経済関係の深い中国の指標の発表もあるので、値動きが注目される」(外為アナリスト)という。
豪ドル高/ドル安となれば、資源国通貨に対するドル安がドル/円に波及する可能性もある。
ただ、前日のNY市場でドルは一時103.52円まで下落したあと、104.10円まで急速に買い戻された経緯もあり、「昨日は(ドルの)大きなショートカバーが入ったので、参加者はドル売りに慎重になるだろう」(前出のアナリスト)との意見も聞かれた。
RBAのロウ総裁は今月2日、国内経済について楽観的な見方を示した上で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による影響からの回復は不安定でまだら模様になると警告、長期的な政策支援の必要性を示唆した。
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