[東京 17日 ロイター] - <07:57>ドル103.00─104.00円の見通し、1カ月超ぶり安値圏から抜け出せるか
ドル/円は103.44円付近、ユーロ/ドルは1.2196ドル付近、ユーロ/円は126.16円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が103.00―104.00円、ユーロ/ドルが1.2140─1.2240ドル、ユーロ/円が125.70―126.70円とみられている。
米連邦準備理事会(FRB)は15─16日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0─0.25%に据え置いた。月額1200億ドル規模の国債購入プログラムについては「最大雇用と物価安定の目標達成に向けてさらに著しい進展がみられるまで」継続すると表明した。
FOMCの結果に先立つ欧州市場では、独仏およびユーロ圏で購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回る上昇をみせたことで、ユーロが1.2212ドルまで上昇し、2018年4月以来の高値を付けた。
ユーロ/ドルでのドル安は、ドル/円にも波及し、ドルは一時103.26円と11月9日以来の安値を付けた。
その後に伝わったFOMCの決定内容で、FRBが長期債の購入拡大に動かなかったことが判明すると、米長期金利が上昇した。
ドルは一時103.91円まで上昇したが、長期金利の上昇が続かなかったことや、FRBのパウエル議長がFOMC後の会見でハト派姿勢を堅持したことで、ドルは103.40円付近まで押し戻された。
きょうは、「年末の2大イベントの一つ、FOMCが終わったことで、英ポンドの動向に関心が移りそうだ。足元では英国と欧州連合(EU)の通商合意期待で英ポンドが上昇しているが、合意が厳しいとの認識が広がれば、英ポンドが急落する余地もある」(外為アナリスト)という。
「英ポンドが崩れれば、ドルは反発するチャンスを得ることになり、1カ月ぶり安値圏から脱出できるだろう」(同)。
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