[東京 5日 ロイター] -
<07:54>ドル102.70─103.50円の見通し、10カ月ぶり安値から反発でも戻り鈍い
ドル/円は103.14円付近、ユーロ/ドルは1.2250ドル付近、ユーロ/円は126.28円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が102.70―103.50円、ユーロ/ドルが1.2210─1.2310ドル、ユーロ/円が125.80―126.80円とみられている。
前日の欧州市場ではユーロや英ポンドなどの欧州通貨やオセアニア通貨に対してドルが下落し、その波及効果でドル/円も一時102.72円まで売られて、3月10日以来10カ月ぶり安値を付けた。
その後のニューヨーク市場では、上昇していた英ポンドが急激に失速したことや、米国株が大幅安となったことで、ドルのショートカバーが広がり、ドルは103.25円まで持ち直したものの、反発力は弱かった。
市場では「前日のドルの反発は欧州通貨の急失速と、米国株の大幅安によるリスク選好の巻き戻しという他律的な要因が背景となっている」(外為アナリスト)という。
また「ドルの戻りが鈍いのは、年末からドルを売っておけばもうかるという地合いが続いているからだ。どこかで潮目の変化があるかもしれないが、当面はないだろう」(同)という。
今日の東京市場は五・十日に当るため国内実需勢の売買が注目される。また、まもなく発令される緊急事態宣言を巡る報道も注目されている。
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