[東京 12日 ロイター] -
<07:45> ドル103.70─104.70円の見通し、米長期金利とユーロ安を注視
ドル/円は104.24円付近、ユーロ/ドルは1.2153ドル付近、ユーロ/円は126.60円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が103.70―104.70円、ユーロ/ドルが1.2110─1.2210ドル、ユーロ/円が126.20―127.20円とみられている。
東京市場が休場だった11日の海外市場で、ドルは米追加経済対策への期待を背景とする米国債利回りの上昇を受けて小幅高となった。
リフィニティブによると、米10年債利回り利回りは1.1480%と、昨年3月20日以来の水準に上昇した。現在は1.1443%付近の気配。
米金融市場では、米連邦準備理事会(FRB)が2023年後半までに利上げに踏み切るとの見方が強まっており、ユーロドル金利先物は23年9月限が1回以上の利上げを織り込んでいる。
一方、米労働省が8日に発表した2020年12月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比14万人減少し、8カ月ぶりに悪化に転じた。国内でなお猛威を振るう新型コロナウイルスにより、パンデミック(世界的大流行)禍からの回復が一時的に失速する可能性を示唆した。
「米雇用統計がこれほど悪くても、ドルが買われてしまう時間帯になっている。きょうも米国債利回りとそれを受けたユーロの動向、および株価の動向が注目される」(外為アナリスト)
米国株式市場では、このところの米金利急騰を受けて、高値警戒感が出ており、11日には主要株価3指数が下落して取引を終えた。
米長期金利の上昇を背景とするドル高/ユーロ安を受けて、ユーロは11日に1.2132ドルまで下落し、昨年12月21日以来の安値を付けた。
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